あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

中台協定批准前、牛歩戦術まだ有効

2014年03月24日 23時33分48秒 | 水資源
【拙】中台協定批准前、牛歩戦術なう
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/e4b391573396ad53560b91f212087bb3

 先日、ウチでも取り上げた「中台協定」のデモ。
 まだ混乱が継続している。この事件先週木曜日だったと思うが…。俺のあるマイミクさんAが、「あと5時間粘れば、この条約は批准できなくなる」とか言ってたり、また別のマイミクさんBは、中台協定反対派の弁からモロに影響を受けてて、さんざっぱら台湾人に同情した上で「台湾加油!」とか言ってたり。

 …俺は、所謂外省人ではない「台湾人」寄りの人が、日本のネットには多いと思う。まあ俺も人のことは言えたものではないのだけどな。

 ただ、どうも情報がはっきりしないので、今回の件については、あまり台湾人寄りに考えない方がいいように思っている。

 ちなみに。上のウチの対中協定のエントリにしても、主な主張はこうだ。

このデモの主張について真偽は不明だが、この馬英九の拙速ぶりから考えても、やらない方がいい政策である事は確実であろう

 台湾人達が言うような「著しく台湾に不利な条約」だとは言及していないのだ。
 もう少し冷静に考えた方がいいと思う。そして、その上で台湾人を応援するべきだと思うね。

 違う視点として、1つTogetterでまとめられたツイッターを紹介しておこうかな。

【Togetter】台湾デモ「対中協定」と台湾の国籍取得の現状に関する会話
http://togetter.com/li/646267

 今回の台湾のデモは、日本ではあまりマスコミが取り上げてくれない。だから要するに「叩き台」がないわけで。こーゆーネットソースもそこそこ重宝はするんだけどな。でも確定ソースじゃないんだよなぁ。マスコミじゃないし、発言者もべつに著名人ってわけでもないし。

 ちなみにこのツイッターまとめをさらに俺が要約すると、中台協定ってのは、

中台は元々台湾有利の不平等な状態だったので、中国人の台湾への流入を促進する為、中国人の立場を他の外国人と同じぐらいにまでしよう

 ってな話らしい。
 中国ってのは国策で、基本的に一般庶民は外国へ行けない。例えば有名な「中国嫁日記」の中国人嫁のユエさんは、作者の井上(中国読みで「ジンサン」)氏と結婚するようになって初めて、日本へのビザが親族におりるようになったそうだ。
 そういう意味で、このツイッターまとめは実にありそうな話。

 で、どう思う?
 これがもし事実であるならば、台湾人の物言いはものすごい大げさだと思うよ。
 しかし、台湾人の気持ちはわかるんだよね。今ですら、台湾は外省人の流入によって歪められていっている。中国は近いし無尽蔵に中国人があの暗黒大陸にひしめいている。中国からの流入規制を他の外国人並にして政策的に後退するとすると…。

 特に相手は世界一の人海戦術の国である。そんなのが近すぎる程に近い隣国なのである。台湾ってのは。

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いつまでもアメリカをアテにするな!


日本の森を守れ3

2011年01月18日 22時21分33秒 | 水資源
 俺は古くから水関連のエントリを、思い出したかのように、ポツリポツリとアップしているので、ちょっとカテゴリ化してみた。

 【拙】水資源
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/c/0e74c7855749cb22c993f6c370aa8c52

 ここ最近も、水源地の外国人買収記事があったので紹介。

 【河北新報】米沢の山林を外国人が買収 山形県、実態調査へ
 http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t53023.htm

 【朝鮮日報】中国が買収した日本の水資源、今や東京ドーム130個分に
 http://hato.2ch.net/test/read.cgi/news/1294802294/

 俺がいつもチェックしてる「MHK魔王放送協会」というブログなんだが、海外サイトの翻訳を紹介している。
 ここで、2008年の中国語サイトにおける「日本の土地、上海で大売出し」というエントリの紹介をアップしていた。
 まあ、2008年と言えば、中国にとって北京五輪があったオリンピックイヤーなわけで。掛け値なしの中国バブル絶頂期である。

 【MHK】中国サイトより「日本の土地、上海で大売り出し」
 http://blog.livedoor.jp/fairypot2/archives/1780054.html

 このエントリでは、たいていの中国人が(日本人を含む)外国の不動産屋は、中国人から金を吸い上げる事ばかり考えているという、怨嗟のコメントを残している。

 実際、ここでコメントしている中国人の予想はほとんど当たりだろうと、俺は思っている。

 どう考えても、日本人不動産屋による原野商法だよなぁ…。少なくとも、その可能性が一番濃厚くさい。韓国人による対馬の土地買収とはワケが違う。

 中国の土地は国家の共有財産であるが故、国内には永遠に土地を所有できず、租借権だけなのだ。中国人は、ある程度の「土地の永続取得」に憧れを持っているのではないか?という心理につけこんだ、原野商法。
 実際、中国人が購入するまで誰も手をださない土地なんてのは、固定資産税とかばかりかかる価値のない土地なのではないだろうか。

 正直、逆に嫌な気持ちになるんだがな…。

 ちなみに、最初に紹介した記事の、米沢の森林を購入した話は、別ソースにあるが、10年以上毎年小野川温泉に訪れる…まあ華僑かもしれんがシンガポール人で、

関係者によると、購入したのは同市にある小野川温泉を10年以上毎年訪れているシンガポール国籍の個人。「こういう自然豊かな場所に別荘を建て、子供の養育をしたい」と温泉関係者に相談したところ、対象の森林を紹介され、購入したという


 …だそうだ。
 まあだからと言って、何故森林を買うのかという疑問は、当然ながら残っちゃうんだけどな。別荘買うならもっとよい物件は近所にあっただろうに。なんで…?
 温泉関係者がシンガポール人を騙しているのではないかという方向性にすら考える事が可能だ。上記の記事ではそれ以上読み取れん。

 何度も繰り返すが、俺は別にこの、「外国人が日本の土地、特に水源地を買い漁る」件を注視すんのはやめろと言っている訳ではない。
 単に、この水利権関連を注視してた結果、どうも普通に原野商法臭いなぁと思っているだけである。

 日本がバブル絶頂の時、やっぱりアメリカの原野を投資目的で大量に買ったりして、その後危機感を抱いたアメリカが、外国人の非住居不動産に高率の固定資産税を導入するに至り、二束三文で手放さざるを得なかった事があった。

 今の日本政府の方針だと、なんか外国人から高値でもいいから土地を買取る…みたいな方向のような気がするんだよねぇ。
 普通に、日本の不動産屋に騙された中国人達の損失補填を、日本政府が請け負おうとしているように思える。

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水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書)


国益に叶うか?森林取得の法規制強化

2011年01月06日 22時20分50秒 | 水資源
【政治】民主党「安全保障上の規制は必要」外国による森林取得の法規制強化へ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1294204731/

 うん。これはまあ、方向性はいいんでないの?と思うかもしれないけど。

【産経】森林の公有地化へ 自民が議員立法提出へ (2010/11/26 23:58)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101126/stt1011262359011-n1.htm

 また自民党の政策のパクリなんだよね。

 以前ウチのブログでも紹介したけど、

鳩山が、エコポイント・エコカー減税を自分の手柄みたいに言ってみたり
原口が、経済成長効果を鳩山政権の成果であると言ってみたり
長妻が、不正競争防止法で中国に技術流出しないようにする法律を整備したと言ってみたり
菅が、硫黄島の遺骨集めを自分の手柄みたいに言ってみたり


 またまた、成果横取り。

 これは、ちょっとうがち過ぎな意見なのかもしれないけど、ウチで以前紹介した事のあるエントリを見てもらうと…。

 【拙】鳩山、実は4年毎に贈与税脱税がバレて謝罪していた。抜け道がある政治資金規正法を制定したのは、鳩山・小澤
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/1de87c83e71801e79153bdcea75245e8

 自分で穴のある法案を作って、合法的に脱税していたんだよね。鳩山とか。

 今回の件も、元々捨て値の森林だけに、錬金術の可能性を疑っておかねばならないような…そんな気がする。

 国益になりそうな事も、どうも国益になんぞならずに、どっかの既得権所持者を守る為だけに使われるような気がしてならない。

【拙】日本の森を守れ2
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/55e4865934d0a032580e5f0684742497

 で、最近のこの危機感を煽る「森を守れキャンペーン」は、日本人に、自分達が二束三文で投資した森林を、ぶっちゃけ高値で売り払う為の工作の可能性すらあるんじゃないかなぁと、それぐらいしか思いつかないのだ。アホなのか?俺はアホなのか?


 俺は以前、こんな事を言っているのだけど。
 なんかその疑いを色濃くしているんだよね。例えば、外国人が既に持っている森林はどうするんだろうね?国が高く買取るとか…な。

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日本の森を守れ2

2010年12月14日 22時26分54秒 | 水資源
 前回の水資源を守れの続き。

 【拙】日本の森を守れ
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/8030ed59de1097419c6f74234914bca4

 うーん。
 この水利権の話をすると、必ずこういう人がコメントをくれる。


甘くないですか? (sun) 2010-12-14 06:39:27
平和ボケ思考ですね(苦笑)

>また、このような毒混入は無差別的攻撃であり、極めて非人道的です。
>このような攻撃した国はされた国からの無差別的報復を覚悟しなければなりません。

いや、実際にやらなくても暗に脅すことで大きな外交カードにできると思いますが・・・
つい、こないだもフジタの中国駐在社員が事実上、人質にとられて外交カードに使われています。
たった、3人でも。
表沙汰にするだけで殺すと脅されれば中国は傷つくこともないですし。

 マジレスカコワルイと言われようと、自身のエントリに、おそらくは好意でもってコメントしてくれた人をネタにしたエントリだ。
 今回はマジレスする。

 まず最初に言わせてもらうと、「日本の法律の及ばない中国国内」で拘束された3名と、日本国内で河の源泉に大量の毒を流す行為を一緒にするなと言いたい。
 国内の源泉に毒を流した人は「日本国内にいる犯罪者」であり、「日本の国内法で裁ける人」である。これが、「大きな外交カード」と言うのであれば、日本国内にいる在日外国人は全員外交カードで、日本国内で犯罪を犯した外国人は全員国家の差し金という意味になってしまう。
 この点は、非常にばかばかしい。まあ、無論そういう要員が日本国内に存在する可能性は否定してはいけないとは思うけどな。

 それと、俺は別に、外国人による日本の森林の買収を制限するなとは言っていない。主張しているのは、ぶっちゃけ言ってしまえば、

「『外国人が森林を自由に売買するのを制限せよ』という主張に説得力のある説明を付与せよ」

 である。
 残念ながら、外国人がテロしようとしているとか、外国人が所有する森林付近の河川の水利用料を日本人に支払わせようとしているとか、日本の水を中国に輸出して、日本の水を枯渇させようとしているとか、そーゆーのでは説明にならんと言っているのだ。

 結局「こーゆー人達が主張する水利権」については、明確な危険性が俺にはわからない。まあ俺の知識不足は否定しない。できたらちゃんと教えて欲しいぐらいだ。

 テロ目的とかで、実際に、水源に対して何かやるなんて予告すれば、防御するのは簡単だし、何もそんな手間なんぞかけなくても、どっかの地下鉄でサリンをまくと脅す方がよほど安上がりだ。

 水資源の利用料を森林所有者に支払わねばならないのなら、なんで外国人が購入する前の日本人の誰かにはその支払が発生していないのか、俺にはわからない。この発言の根拠も、俺は知らない。その支払額は、固定資産税を上回っているのか?

 日本国内から水を輸送して中国に運び、中国の水不足を解決するとか、普通に海水の淡水化プラントの方が安上がりだ。

 俺には、どーーも「中国人が気持ち悪い」って言っているようにしか聞こえない。そりゃ単なる人種差別だろう。

 実際、中国人をはじめとする外国人が森林買ってるのは確かで、なんかしようと思っているのであれば、「もちょっとその狙いを考えようよ」と言いたいのだ。

 で、最近のこの危機感を煽る「森を守れキャンペーン」は、日本人に、自分達が二束三文で投資した森林を、ぶっちゃけ高値で売り払う為の工作の可能性すらあるんじゃないかなぁと、それぐらいしか思いつかないのだ。アホなのか?俺はアホなのか?


 まあ、結論としてはだ。
 俺を「お花畑(ルビはアホ)」だと言うくらいだ。普通に驚異的な日本沈没計画を、日本の森林を二束三文で購入した人々は画策しているのであろう事に、みなさんお気づきに違いない。

 その根拠を語って欲しいんだよ。だってわかんないんだもん俺。

 もしそんなのが実在するのであれば、俺は猛省し、次回エントリではきっちりそれを調べてエントリしようと思う。
 誰も、そんなエントリしてなさそうなんで、俺はブロガーとして、一歩先んずる事ができるであろう。ふひひ。

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水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書)


日本の森を守れ

2010年12月13日 21時58分50秒 | 水資源
 なんだかマネージンが、凄い確信を込めて、「日本の水源地を守れ」みたいなコラムを書いている。

【MONEYZine】なぜ人気? 中国人、日本の森林を相次いで買収
http://moneyzine.jp/article/detail/190245

「背景には、2025年には世界で55億人の人間が水不足に陥るとの予測があるからだ」
「発展途上国では人口増加や経済発展によって、生活用水が不足する事態が起きている」

 論調はこんな感じだ。
 前にもウチで取り上げたように、俺はこの、「水問題」については大変懐疑的だ。
 詳しくは、以前産経が、同じように水の特集を組んでいた時の俺のエントリを参照して欲しい。

 【拙】日本の水源を守れ!と煽る人々
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/1da1c5f7b4f16f928239e3b891976186

 で。この時コメントを下さった名無しさんが、非常に機知に富んだ方で、ほぼ俺の「コメントとして返信したかった事」を代弁して下さっていたので、いい機会だから紹介しておこうと思う。と同時に、今更だがお礼を言いたかったり。

 エントリ当時、「水源地に毒とか流すテロ目的」という、所謂「超限戦」の話題になっていて、その点は今回のマネージンのエントリとは直接関係ないんだけど、そっちに対してもかなり鋭いツッコミを入れておられるので、あえて省略はせず、全文引用する。

Unknown (Unknown) 2010-08-01 12:11:43
「中国が水に毒を入れてテロを起こすかもしれない」と考えると非常に不安になりますが、しかし検討してみると、その可能性にはいろいろと疑問がわいてきます。

まず水源近くで下流の人が死ぬほど大量の毒を入れると、流域の生物が死滅することもあり、浄水場ですぐにばれるのではないか、ということです。
当然どこで毒が混入したか調査がされるわけですが、怪しい場所を中国が買い占めてたとなれば、中国自身が自分がやったと白状してるようなものです。

また、このような毒混入は無差別的攻撃であり、極めて非人道的です。このような攻撃した国はされた国からの無差別的報復を覚悟しなければなりません。
テロ組織が無差別的な攻撃を実行できるのは、自分たちの手で守れなければならないもの(例えばインフラや治安など)が無いので、報復的な無差別攻撃を恐れる必要がないからです。
かつてアメリカが大日本帝国に対して原爆投下や都市への大規模爆撃といった無差別攻撃ができたのも、日本にはアメリカ本土への攻撃能力がなく、報復を恐れる必要がなかったからです。

現在、中国には守らねばならないものがあり、日本には報復能力があるのですから、上記二つのどちらの場合にも当てはまりません。
毒混入という極めて非人道的な攻撃に激高した日本人が「三峡ダムにミサイルをぶち込んで、下流域を全滅させてしまえ!」と叫び出すことなど、中国にとっては想像もしたくない悪夢でしょう。あ、そういえば日本には憲法九条があるから、敵地攻撃はできませんでしたね。でももしかしたら偶然、原因不明の爆発が起きて三峡ダムが決壊するかもしれません。
こう考えると、水源をテロに利用するというのは、ちょっと考えにくいです。

話をテロから水に戻して、
中国やオーストラリアで心配される慢性的な水不足という問題に対する解は「高品質な水の供給」ではなく「大量の水の供給」なんですよね。(それ以外だと、産業・生活形態の変更)
7月6日の朝日新聞電子版に「処理下水、豪へ輸出実験 千葉、川崎から水不足の鉱山へ」というニュースがありましたが、この試みがその一例でしょう。
ほとんどが捨てられている処理下水を、バラスト水のかわりに船に積み、鉱業用に使うというわけですが、ポイントは取得・輸送コストを抑えることにより大量の水の供給が可能というところです。

ところが中国が買っている水源地の水はおそらく高品質です。高品質の水を高品質のまま採取し輸送するには莫大なコストがかかります。大量供給には向きません。
高コストを値段に上乗せしても売れる水ということですから、中国のやろうとしていることは、ご指摘の通り、高品質天然水の販売でしょうね。
中国国内で高所得者層に販売するなら、メイド・イン・ジャパンのブランドと日本と中国の距離の近さをコスト抑制に生かせれば、ヨーロッパブランドの水とも競争できそうです。

 うん。パーフェクツなコメントだと思う。ありがとうございました。
 マネージンは、今回の記事の提言として、

諸外国のように、外国人や外国法人の土地所有について地域を限定したり、事前許可制をとるなどの制限を設ける必要性がありそうだ。

 と述べている。この件の最終的な結論としては同意見なんだけど、どうも煽る方向性が間違っているような気がする。故中川昭一氏も、日本の水源を守るために動かれていた政治家であったが、こんな方向性だったんだろうか?どちらかと言えば、油田で例えるなら、「日本で油田が放置されているから、土地所有しちゃうと勝手に掘り放題になっている。なんとかせねば。日本人は油田の大切さを判っていない」みたいな感じではないかと思う。

 なんか、プロパガンダ臭いなぁと思うのだ。
 時にはプロパガンダが必要だとは思うのだけど、せめて立脚点に嘘は置きたくない。俺は日本の左派が、例え自分とポリティカルコンパス的に近かろうとも嫌いな理由は、主張の立脚点が嘘ってのがやたらと多いからなのだ。同類になりたくない。

 だから、できたらもっと、現実的な視点で語って欲しいの。水問題。

 以前、麻生さんが「TVタックル」で、

31 :名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 17:38:23 ID:Mj7Rb/b5
>>2
別に大丈夫だよ。一時期アメリカの土地を日本人が買いあさったけど
結局もって帰ることはできなかった。不動産とはそう言うもんだよ。
万が一、資源をあさろうとしても日本には日本の法律がある。
各市町村・省庁の許可無く開発することは出来ないよ。
売国者が不当に許認可を出さない限りは。


 とか言ってたんだけど。ここまで楽天的なのはどうかなぁと思う。嘘で煽るよりずっとマシだと思うけど、故中川昭一氏の盟友じゃなかったかよ。
 要は、ちゃんとしたメリット・デメリットを語って欲しいのだよ。
 そのへん、分析して一般人に解説すんのが、報道の役割じゃないのか。

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日本の水源を守れ!と煽る人々

2010年07月30日 22時00分31秒 | 水資源
【国内】狙われる日本の水源地 「聖地」に伸びる中国の触手 日本も水紛争の戦場となるのか[07/28]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1280279843/l50

 最近、産経新聞がキャンペーンを張って、中国が狙っている日本の水について、特集を続けている。
 先日から三峡ダム関連で洪水が心配される中国だが、北部では渇水が問題になっており、北京近郊辺りにまで、砂漠化の魔の手が広がりつつあったりする。


【北京東京趣聞博客】北京は砂に埋まる?
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/1946/

 故・中川昭一氏が、日本の水資源を護る為に精力的に取り組んでいた事もあって、微妙に注目されはじめ、日本の人の住めないような山間部を中国人が何故か購入している事もあって、不気味さが熟成されてきているのだが…。

 うーん。

 この件についてはなぁ…。どうもしっくりこない。何がって、産経新聞の言いたいことが。

 だいたい、どうやって日本から中国に水を運ぶのだ。中国人が買っていると言われている部分は、人が住むことができない日本列島の8割にあたる部分だろう。水を汲み上げて、人里まで運搬するのも一苦労だ。
 だとすると、パイプラインとかを作って人里まで水を供給し、そこから運送するとか?そこまでするぐらいなら、日本の水道水を使ったほうが、安上がりじゃないのか。ものすげーめんどくさいような。
 パイプラインを中国大陸までつなぐとか?日本海の下を海底パイプラインとかか。
 どのみち、恐ろしくコストがかかるような気がするぞ。

 中国にとって、水不足は死活問題であるのは理解できるのだが…。進行した砂漠化を止める程の水を供給するのであれば、日本から水を輸入とか、ばかばかしいにも程があるだろう。

 すると、狙いはやはり、ボルビックやらクリスタルカイザーみたいな天然水販売なわけで。こうなってくると、この産経の記事にあるように

今年春に中国を訪れた水ジャーナリスト、橋本淳司氏は「長江は臭くてたまらなかった。北京の地下水は汚染 物質に侵されており、自然界にありえない物質が入っている」と話す。

 とか、

昨年は、中国の小麦地帯で干魃(かんばつ)が深刻化し、数百万人分の飲料水不足が伝えられた。黄河や長江の流域に約4千あった湖も半減している。


 そっちと同列に語っていいのかという気がする。
 多分、煽りたい方向性としては、中国がガス田の問題のように、日本の領土内で水を吸い上げ、肝心要の日本人に水が不足する事態に陥る…とかそんなところではないかと思うのだが…。違うと思うんだよなぁ。俺間違ってるかな?


【産経】汚染警戒、水求め住民殺到 中国・松花江に化学物質
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100729/chn1007292208003-n1.htm

 ま、中国はこの間も引火性化学物質の入ったドラム缶が大量に川に流れ込んだとか、水質汚染の事件が絶えない。本来、海水の淡水化プラントとかが一番の解決策なんだろうけど、中国近海の汚染度を考えるとなぁ。

 そんな訳で。最近の日本の井戸掘り工事関係者の中国売り込みとか、大阪の水道水をペットボトルにつめて上海万博で配布している橋下府知事のパフォーマンスとかは、わりと俺、好意的な目を向けている。
※橋下府知事は、「日本の水」ではなく「日本の浄水技術」のアピールをしている。

 自国の水問題は、基本的に自国内で解決するべきだよ。
 大量に農業や酪農で食品を作って海外に販売するのも、自国内の水で出来たものを世界に販売しているようなものだし。オーストラリアなんかは近いうちに渇水で酪農なんてできなくなるだろう。

 それに比べりゃ、今日本国内で起こっている、産経新聞の言う「水争奪戦」ってのは、かわいいもんだと思う。
 どっちかと言えば、産経新聞の煽り記事に煽られて、中国人が二束三文で買った山間部の土地を、高額で転売させられる方が恐ろしいような気がする。
 すると、産経新聞は中国人の片棒を担いでいる事になるわけだ。


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最も実現しそうな核戦争

2008年05月16日 12時00分17秒 | 水資源
■中印が「水めぐって」軍事衝突の危機―米メディア
http://www.recordchina.co.jp/group/g19087.html

>2008年5月15日、環球時報によれば、アメリカ「ユナイテッド
>プレスインターナショナル」紙が5月13日、「中国とインドが
>水をめぐって戦争勃発の危機、中国はプラマプトラ川(中国名
>ヤルンツァンポ川)を堰き止め中国東北部に引き込もうとして
>いる」という記事を掲載した。 (中略)
>プラマプトラ川を堰き止めようとする、この“無謀”な計画
>は、「中国人の唯我独尊的な態度」を明確に反映したものだ
>という。しかし中国人にとって、三峡ダムに水を引き込み、
>旱ばつに苦しむ東北地方の水源とすることは必要不可欠なも
>のとなっている。
>一方、インドにとって、この計画は“人為的災害”でしかな
>い。プラマプトラ川はインド北東部のアッサム州を流れてい
>るが、もし水の半分でも中国人に奪われてしまえば、乾期に
>は川は完全に干上がってしまい、インドとバングラデシュで
>1億人もの人々が路頭に迷うことになってしまう。(後略)

 ソースはレコードチャイナ。
 陸続きの国ではこういう事がある。
 地図で確認したが、一目でわかる。

 このプラマプトラ川はインド東側最大の川だ。日本で例えると、青森県から関東平野まで流れてきているような感じの川。その源流辺りにダムを作って、青森県が勝手に取水制限をしようとしている模様。これはえげつない。
 ところで、水不足の中国は、人工雨の実験も頻繁に行っているが、アレは日本の気候にも影響を及ぼす。日本の雨が極端に減少するのだ。
 これで、少なくともインド・バングラディシュ・日本は、水資源を中国に取られる格好になる。どれもまだ未遂なのだが、近い将来そうなる可能性は高い。

 中国の風下たる日本もいろいろ大変だが、陸続きの比ではない。これは冗談抜きで戦争になるかもしれない。中国もインドも核を持っているのだ。
 ふと、人口が増えすぎた両国に対する、見えざる何かの調整が入ったような気がした。
 あるいは、裏で操っている強大な力が存在するのかもしれないが。共産国陣営の中国には無理でも、インドには武器が売れるし…(ぼそり)

 インドは、以前中国に戦争で敗れている。UPIのこのインド人記者は、『長期戦になればインドが勝つ』と言っているが。はたしてそれはどうかな。
 もし中国の北京とか上海あたりにインドの核が落ちたら、風下たる韓国・日本にも死の灰が降る。中国の人工雨ミサイルは、韓国・日本に襲い掛かる「死の灰」を止めてはくれないだろう。

 この戦争がもし始まったら、日本はどちらにつくだろうか。
 自民党は現在左派寄りで、民主党はそれよりさらに左側に寄っている。暗い未来を想像してしまった。