自力でチェックしようとして、面倒なので断念したことを、三橋氏がエントリしていた。(もしかしたら簡単だったかもしれん…調べるの)
何を調べたかったかと言うと。
橋本政権下での消費者物価指数が知りたかったのだ。
橋本政権下では消費税を増税し、それを切掛として経済が長期のデフレ不況に陥るわけだけど。
現在は橋本政権が消費税を上げた時の状況に酷似しているはずなのだ。少なくとも政治的状況は似ている。
この当時、バブル崩壊で景気が悪くなってきている状況で、財政出動によって景気を下支えする必要があったわけだ。
そして、財政出動の副作用によってインフレ化する前に、消費税の増税によってインフレにブレーキをかけようとしたのだ。
この前例に基づけば、橋本政権が消費税を増税した時より悪い状況であるならば、現状の消費税増税論は問題だらけである事が証明できる。
【三橋オフィシャル】デフレ脱却、道遠し
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11603519409.html
三橋氏のエントリを参考にすると。
これが、現在の消費者物価指数である。
『総合(CPI) 0.7%
生鮮食品を除く総合(コアCPI) 0.7%
食料及びエネルギーを除く総合(コアコアCPI)-0.1%』
そして。これが橋本政権の時。
『ところで、CPIの状況だけでいえば、橋本政権期は2%を超えていました。確かにあの時は、瞬間的にデフレから脱却していたのですが、消費税増税を始めとする緊縮財政により、日本の長期デフレの引き金を引くことになりました。』
橋本政権の時より悪いのである。橋本内閣時、CPIは2%オーバー。現在は0.7%オーバーである。
ちなみに、このエントリにて、三橋氏は相変わらずコアコアCPIをベースに議論を進めている。それは実に正しいと思うのだけど。既に政府や日銀はコアコアCPIを否定している事を前提とすべきだと思う。
(参考)【拙】日本政府とコアコア
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/45ee9a16759c00e94da3f9b0c5cda8f8
なので、コアコアCPIを論拠に「安倍政権は消費税増税できないだろう」は、俺は確実性に欠ける推論だと思う。
どっちかと言えば、「デフレ脱出しかかってた橋本政権の時ですら、消費税増税は時期尚早だった。この前例に学ばず、消費税を上げるのは愚の骨頂である。」と現政権を叩くのが正解であろう。そう。「叩くのが正解」。
だってあげちゃいそうだよ消費税。マジで。
そして、橋本政権の時の話を出せば、「あの時は消費税増税に対し、無策だったからだ。法人税減税等、きちんと対策を打てば景気回復は消費税増税に負けない」という論理が出てくる。アホか?
橋本政権だって、法人税と所得税の減税を対策として行ったんだよ。
これは、消費税をアップさせる時に絶対に行われるバーターなのだ。日本共産党が長年指摘し続けている話だが、これは嘘ではない。消費税増税は法人税減税の為に行うのだ。だからこそ、そう思われないように消費税の目的税化の話が常にチラつくのである。
もし、本当に消費税が上がってしまえば、何から何まで橋本政権を踏襲する事となる。安倍総理や麻生副総理がそれをわかっていないはずはない。
これで、消費税が今回上がるような事があれば。
俺は安倍政権を非難せざるを得ないだろう。
これは、3割ぐらいの議席占有率を持たねばならんかもしれんぞ。共産党。
人気ブログランキングへ ※最近、ブログランキング下降気味です!1票よろしく願いします。
デフレーション―“日本の慢性病"の全貌を解明する
何を調べたかったかと言うと。
橋本政権下での消費者物価指数が知りたかったのだ。
橋本政権下では消費税を増税し、それを切掛として経済が長期のデフレ不況に陥るわけだけど。
現在は橋本政権が消費税を上げた時の状況に酷似しているはずなのだ。少なくとも政治的状況は似ている。
この当時、バブル崩壊で景気が悪くなってきている状況で、財政出動によって景気を下支えする必要があったわけだ。
そして、財政出動の副作用によってインフレ化する前に、消費税の増税によってインフレにブレーキをかけようとしたのだ。
この前例に基づけば、橋本政権が消費税を増税した時より悪い状況であるならば、現状の消費税増税論は問題だらけである事が証明できる。
【三橋オフィシャル】デフレ脱却、道遠し
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11603519409.html
三橋氏のエントリを参考にすると。
これが、現在の消費者物価指数である。
『総合(CPI) 0.7%
生鮮食品を除く総合(コアCPI) 0.7%
食料及びエネルギーを除く総合(コアコアCPI)-0.1%』
そして。これが橋本政権の時。
『ところで、CPIの状況だけでいえば、橋本政権期は2%を超えていました。確かにあの時は、瞬間的にデフレから脱却していたのですが、消費税増税を始めとする緊縮財政により、日本の長期デフレの引き金を引くことになりました。』
橋本政権の時より悪いのである。橋本内閣時、CPIは2%オーバー。現在は0.7%オーバーである。
ちなみに、このエントリにて、三橋氏は相変わらずコアコアCPIをベースに議論を進めている。それは実に正しいと思うのだけど。既に政府や日銀はコアコアCPIを否定している事を前提とすべきだと思う。
(参考)【拙】日本政府とコアコア
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/45ee9a16759c00e94da3f9b0c5cda8f8
なので、コアコアCPIを論拠に「安倍政権は消費税増税できないだろう」は、俺は確実性に欠ける推論だと思う。
どっちかと言えば、「デフレ脱出しかかってた橋本政権の時ですら、消費税増税は時期尚早だった。この前例に学ばず、消費税を上げるのは愚の骨頂である。」と現政権を叩くのが正解であろう。そう。「叩くのが正解」。
だってあげちゃいそうだよ消費税。マジで。
そして、橋本政権の時の話を出せば、「あの時は消費税増税に対し、無策だったからだ。法人税減税等、きちんと対策を打てば景気回復は消費税増税に負けない」という論理が出てくる。アホか?
橋本政権だって、法人税と所得税の減税を対策として行ったんだよ。
これは、消費税をアップさせる時に絶対に行われるバーターなのだ。日本共産党が長年指摘し続けている話だが、これは嘘ではない。消費税増税は法人税減税の為に行うのだ。だからこそ、そう思われないように消費税の目的税化の話が常にチラつくのである。
もし、本当に消費税が上がってしまえば、何から何まで橋本政権を踏襲する事となる。安倍総理や麻生副総理がそれをわかっていないはずはない。
これで、消費税が今回上がるような事があれば。
俺は安倍政権を非難せざるを得ないだろう。
これは、3割ぐらいの議席占有率を持たねばならんかもしれんぞ。共産党。
人気ブログランキングへ ※最近、ブログランキング下降気味です!1票よろしく願いします。
デフレーション―“日本の慢性病"の全貌を解明する