昨日、フジテレビがクソであるというエントリを投下したところ。
…というコメントをしてくださった方がおり、ソフトバンクも大株主である事を知る。こういう有益なコメントをくださる方は、非常にありがたい。大切にしていかねばならない読者さんだと思う。ありがとうございます。
で。裏をとるべく調べてみた。
せっかくなので、調査方法も書いておこう。
「株主プロ」というサイトを使った。
そこで、銘柄コード4676、フジメディアホールディングスの株主保有割合を確認してみた。
株式プロ
http://www.kabupro.jp/
【株式プロ】フジメディアホールディングス
http://www.kabupro.jp/code/4676.htm
ソフトバンクは、確かに一時期、筆頭株主だった時期があった。
2005年3月末である。13.5%。その翌年、ニッポン放送が19.5%を取得して筆頭株主となり、2007年からは東宝が7.8%で筆頭株主となっている。
ソフトバンクが現れるまでは、ニッポン放送(フジテレビの経営主体)がずっと筆頭株主で、34.1%だった。
つまり現在、ソフトバンクは下手をすると株主ですらないかもしれない。
結果的に、コメントをくださった方のおっしゃっている事は間違っていたのだけれども。持ち株比率の調べ方を知り、フジテレビの最近の傾向が、株主の影響であるのなら、持ち株比率はどのような変遷をたどっているのかという、実に興味深い調査テーマを得ることができ、満足したのであった。
ひろゆき氏が調査した結果として、現在のフジの持ち株比率は20%を超えているとの事だったのだが、一応今年の3月決算の段階では、19.5%であり、オーバーはしておらず、違法状態ではない模様だ。
で。大別すると個人・法人・外国人・金融・証券で構成される持ち株比率が…
10年前、1:5:2:2:0→今年、2.7:3:2:2.1:0.2ぐらいになっている。法人が所有していた株を放出し、個人が買い支えた格好になっている。
興味深いのがソフトバンクが筆頭株主になった前後で、外国人の所有率ががくっと減少し、大量に証券化している。
その後、ソフトバンクが筆頭株主から降りた年、個人の所有率がガッツリ減少し、法人の保有率が過去最高になっている。
ど素人なりに拙く分析すれば、ソフトバンクは外国人所有の株式を証券化して大量に取得、筆頭株主になり、危機感を覚えたニッポン放送が買い取って…。
同じ頃、時代背景としてライブドアのニッポン放送敵対的買収事件があって。きな臭そうだなぁという状態なのであった。
ここ10年の傾向としては、フジの経営主体がニッポン放送からフジ自身に切り替わって、個人の株主が増えたということだ。
まあ、公益性の高い企業である事を考えると、個人株主が増えるのはいい事ではないよな。現状を考えると、さもありなんと言ったところだ。
P.S.
このエントリ記述後、さらにコメントがついていた。
すみません。既に外国人保有比率20%を超えていない事を知った直後でした。
こちらのコメントもありがたいと思っています。
マンガ嫌韓流1 文庫版 (晋遊舎ムック)
Unknown (anw)
2011-07-29 01:35:37
日本人枠でも15%はソフトバンクが握ってます。
参考までに。
仮にフジが潰れたらソフトバンクTVが設備人員をまるっと吸収するんじゃないですかね。
2011-07-29 01:35:37
日本人枠でも15%はソフトバンクが握ってます。
参考までに。
仮にフジが潰れたらソフトバンクTVが設備人員をまるっと吸収するんじゃないですかね。
…というコメントをしてくださった方がおり、ソフトバンクも大株主である事を知る。こういう有益なコメントをくださる方は、非常にありがたい。大切にしていかねばならない読者さんだと思う。ありがとうございます。
で。裏をとるべく調べてみた。
せっかくなので、調査方法も書いておこう。
「株主プロ」というサイトを使った。
そこで、銘柄コード4676、フジメディアホールディングスの株主保有割合を確認してみた。
株式プロ
http://www.kabupro.jp/
【株式プロ】フジメディアホールディングス
http://www.kabupro.jp/code/4676.htm
ソフトバンクは、確かに一時期、筆頭株主だった時期があった。
2005年3月末である。13.5%。その翌年、ニッポン放送が19.5%を取得して筆頭株主となり、2007年からは東宝が7.8%で筆頭株主となっている。
ソフトバンクが現れるまでは、ニッポン放送(フジテレビの経営主体)がずっと筆頭株主で、34.1%だった。
つまり現在、ソフトバンクは下手をすると株主ですらないかもしれない。
結果的に、コメントをくださった方のおっしゃっている事は間違っていたのだけれども。持ち株比率の調べ方を知り、フジテレビの最近の傾向が、株主の影響であるのなら、持ち株比率はどのような変遷をたどっているのかという、実に興味深い調査テーマを得ることができ、満足したのであった。
ひろゆき氏が調査した結果として、現在のフジの持ち株比率は20%を超えているとの事だったのだが、一応今年の3月決算の段階では、19.5%であり、オーバーはしておらず、違法状態ではない模様だ。
で。大別すると個人・法人・外国人・金融・証券で構成される持ち株比率が…
10年前、1:5:2:2:0→今年、2.7:3:2:2.1:0.2ぐらいになっている。法人が所有していた株を放出し、個人が買い支えた格好になっている。
興味深いのがソフトバンクが筆頭株主になった前後で、外国人の所有率ががくっと減少し、大量に証券化している。
その後、ソフトバンクが筆頭株主から降りた年、個人の所有率がガッツリ減少し、法人の保有率が過去最高になっている。
ど素人なりに拙く分析すれば、ソフトバンクは外国人所有の株式を証券化して大量に取得、筆頭株主になり、危機感を覚えたニッポン放送が買い取って…。
同じ頃、時代背景としてライブドアのニッポン放送敵対的買収事件があって。きな臭そうだなぁという状態なのであった。
ここ10年の傾向としては、フジの経営主体がニッポン放送からフジ自身に切り替わって、個人の株主が増えたということだ。
まあ、公益性の高い企業である事を考えると、個人株主が増えるのはいい事ではないよな。現状を考えると、さもありなんと言ったところだ。
P.S.
このエントリ記述後、さらにコメントがついていた。
Unknown (Unknown)
2011-07-29 14:32:16
外国人株主の比率は確か、議決権ベースだったと思うので、多分それで計算するとぎりぎり20%切っているはず。
2011-07-29 14:32:16
外国人株主の比率は確か、議決権ベースだったと思うので、多分それで計算するとぎりぎり20%切っているはず。
すみません。既に外国人保有比率20%を超えていない事を知った直後でした。
こちらのコメントもありがたいと思っています。
マンガ嫌韓流1 文庫版 (晋遊舎ムック)