あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

超共感した投資家・バフェットの警笛

2019年11月12日 23時06分40秒 | 経済
 感銘をうけたので1つ、記事を紹介する。

【MONEY VOICD】天才投資家バフェットが警鐘。なぜ日本人は収入が途絶えた老後から投資をするのか?=俣野成敏
https://www.mag2.com/p/money/815558/amp

 いや、マジでその通りだろう?そう思わないか。投資するにあたって、さんざん言われている「常識」を、なぜ日本の老人は忘れるのかと俺はいつも思っていたのである。

投資は余剰資金でやるのが鉄則

 俺はこれを読んだ時、激しく納得したのであった。正直、じーさんばーさんで、投資に成功している人って見たことないもの。

日本人投資家は危険すぎる?バフェットの名言から学ぶ投資の鉄則

 いつも、外国人の日本叩きは納得がいかないものが多かったのだけど。その筆頭が、ジム・ロジャーズとかデービッド・アトキンソンになるんだけどさ。これはホントに、日本人は反省すべきだと思う。投資話といえば「胡散臭い&ターゲットは老人」が鉄板なのは、この日本においてご老人がカモだからであろう。

 投資するようなヒマが、現役時代にない事にはすごく共感できるんだけど…。
 無理にでも、俺は若い頃にお金の勉強ってのは、ちょっとずつでもやっておいた方がいいと思うだよね。

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フィットボクシング (未だにリングフィットアドベンチャーと交互になってる)


俺、就職氷河期世代

2017年12月12日 00時53分01秒 | 経済
 これはガチ。

「40代前半がいない」人手不足を嘆く旭化成社長の発言に就職氷河期世代の不満爆発「自分たちが採用しなかったくせに」「当たり前」
https://news.careerconnection.jp/?p=44419

 俺は今年44歳である。
 学生時代、バブル全盛期だった為、バイトがものすごい美味しかった。時給1500円~2000円ぐらいのバイトが未経験からあったし。花の学生時代だったんだけど。俺の就職した年から唐突に求職が激減。採用される側の面接のライバルが六大卒とか普通で、よくもまあ、マトモな職にあるつけてるなぁ俺と。今にして思う。

 で、同年代で同じ仕事してるヤツがマジで少ない。

 加えて、学生やってる頃は第2次ベビーブーム世代なもんで、すっごい競争率だった。ちなみに俺は出身が大阪なんだけど。府立高校トップなら、競争率は10倍超えてた。高校だよ?これ大学じゃないよ?
 大学行けるだけで、Fランでも「一部のエリート」だった。ちなみに俺は大学入試失敗して、専門学校行って手に職をつけようとしたクチであった。

 それに、よくよく考えれば、俺らの世代は相当な人数である。

 小学校時代、俺らの世代は12クラスで45人学級だった。なのにこの、職場の40台前半率の低さ。

 ウチの会社も、よくよく考えれば最も薄い年齢層だわ。正直、気にした事なかったので、衝撃をうけている。

 今回のエントリは…。
 オチはないものの、「やはり自分が就職氷河期の最初期の人間だったんだな」と、再認識できたという事で、個人的に重要なエントリなのであった。

 自覚が足りなかったんだよな。自分達があまり恵まれていないっていう。

 むしろ、俺らより下の世代の所得がどんどん下がっていくので、「俺らよりずっと後の世代の方がよほど可哀想」だと思っていた。

 まあ、それは事実なんだけど。俺らの世代は、新卒時にロクな就職ができなくて、キャリアを積み上げていくことができなかった層が圧倒的に多い感じがする。
 要するに、今となっては同世代間の格差がハンパではないのだ。

 だから、「就職氷河期世代」の話題を共有できる相手も少なくて、これまで自覚できなかったんじゃないかなぁ。少なくとも、俺はそうだ。

 そーゆー、自覚なく搾取されていた側の世代が、旭化成社長のインタビューで気がついちゃったという話なのかな。

 藪蛇だ。
 企業は、これを機にもう少し人を大切にする経営を心がけてほしいものだ。

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就職氷河期世代が辛酸をなめ続ける (Yosensha Paperbacks)


本当にヨーロッパはEV転換できんの?

2017年08月24日 23時55分11秒 | 経済
 自画自賛になってしまうが。俺はそこそこ自分が頭がいいと思っている。

 でも、本当は自分の事、ぜんぜん頭がいいとは思っていない。
 どういう事かと言うと。周囲を見てて「こいつアホだなぁ」と思うことが、いっぱいあったのである。
 もちろん、自分より頭のいい人なんかはゴマンといる事はわかっている。
 でも、例えば自分より頭がいいか、同等ぐらいかもしれないと感じる人の数と、明らかに自分より劣るな…と感じる人の数を数えると、明確に劣る人の方が多いように感じるのだ。

 で、ある日突然気がついたのだ。
 ああ。俺はそこそこ頭がいい部類なんだと。個人的な感覚で言えば、「俺はまだマシな方なんだ」と。

 日本人の民度が極めて高い事に気がついた時も、似たような気持ちであった。
 最初、俺は韓国人をすごく優秀な人々だと思っていた。俺が初めて、仕事場で尊敬できると感じた先輩が、実は在日韓国人だったからなんだが…。

 他にも、いっぱいいろんな特亜人との付き合いが発生してきて、実はその在日韓国人の先輩が、特別優れた人だったんだと理解できてきて。
 東アジアでは、多分日本人が一番優秀なんだろうなぁと、漠然と感じ始めた頃、フランス人とドイツ人と一緒に何年か仕事をする機会があって。

 そいつらが、仕事ができないと思っていた中韓人より輪をかけて怠け者っていうか、頑なに命令された事しかやらないというか、これなら中国人や韓国人の方がよっぽど仕事をやってくれるわと。そんな事をふと考えて、「なんであんなの使ってるんですか?もっとマシなのいっぱいいるでしょ?」と、一緒に仕事してた日本人に訪ねたら、「あいつら、みんなあんなんやで?」と「今更何言ってんの?常識やろ?」みたいな顔で言われたのである。
 ヨーロッパ人の感覚で言うならば。そんな理不尽な命令に従う日本人の方がおかしいとの事だったわけだけど…。俺からすれば「なんて面倒な連中だ」ってな感じであった。

 以来、俺は日本人の民度の高さを認めようと。考えるようになったのである。

 というわけで。俺は今日こんな記事を読んでいた。

【スプートニク】メルケル首相 北朝鮮との軍事紛争が起こった場合、ドイツが自動的に米国側につくことはない
https://jp.sputniknews.com/politics/201708234013633/

 ちなみにスプートニクはロシアの通信社である。
 まあソースがアレなんだけどさ…。さもありなんだよね。ドイツってのは、ロシアとか中国が嫌いだ嫌いだと言いながら、なんで中露の思惑に簡単にのっかるんだろう。

 最近、ヨーロッパがおかしい。というか、ヨーロッパの覇者であるドイツがおかしい。 先日、さらにこんな記事も出ている。

【CNN】メルケル独首相、ガソリン・ディーゼル車の販売禁止を示唆
https://www.cnn.co.jp/business/35106084.html

 「ヨーロッパ EV」で検索すると、今日本でもの凄い量の「ヨーロッパはガソリン車をやめてEVに移行すっぞ!」と、またぞろ「バスに乗り遅れるな!」的な日本の報道が目白押しである。例えばこんなのとか。

【NW】ボルボが2年で全車種EVシフト 背景に中国メーカー
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/ev-1.php

 で、「バスに乗り遅れるな」系なら。

【朝日】EVシフトへ欧州発進 出遅れ日本は加速できるか
http://www.asahi.com/articles/ASK81457YK81UTLZ005.html

 こんな感じである。まーた朝日かよ。

 俺は別に、車に詳しいわけではない。
 でも、すっごいいっぱい最近報道されているこれらに、微妙な違和感を感じる。

 ちなみに、こんな記事も出てたりする。これは昨年の日経だ。

【日経】[FT]欧州、電気自動車増で大気汚染の恐れ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO07683040X20C16A9000000/

 電力需要が増大し、結局大気汚染を誘発するという話なのである。
 この日経記事のさらに1年前。例のドイツのVWの不正が発覚している。それは、ウチでもエントリをした。覚えておられる方も多いであろう。

【拙】神聖ドイツの崩壊
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/ed41e805a7b9c69a34832913138005db

 今、ヨーロッパ全域では「ずるっこ」した排ガス不正のため、排ガスによる深刻な大気汚染が発生している。
 そして、ディーゼルエンジンへの不信感から、「ガソリン車では日本車にかなわない」とばかりに、大規模なカルテルを形成したのである。

【ニフティ】ガソリン車、世界的に禁止へ…日本の自動車メーカー、大規模な人員削減と下請け淘汰必至
https://news.nifty.com/article/item/neta/12111-36496/

 要するに連中、ガソリンエンジン技術を損切りしやがったのである。
 ヨーロッパは、ガソリン車を大気汚染を誘発する「悪」として、恐らくはさらなる大気汚染を発生させるであろう、EVへのシフトを表明した。
 EVは普及していると言われるヨーロッパでも、紹介される充電ステーションはパリなどの都会ばかり。田舎での普及について、語られているのを俺は寡聞にして知らない。

 俺には、ヨーロッパの今のEV転換政策が、反原発に舵を切って大失敗したドイツを彷彿とさせ、失敗して、中途半端になってしまうように思えて仕方がない。

 脱・大気汚染を建前として、ガソリン車で優位な日本車を道連れにしようとしているようにしか見えない事はないか?

 それで、また思ってしまったのである。ああ。ドイツ人も民度が低いのぅと。
 やってる事が、すごい愚かだと思う。


 あ。
 ちなみに、昨年一番売れたEVって、日産リーフなんだよ?知ってた?

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re:消費税減税の可能性

2017年08月08日 00時17分09秒 | 経済
 あまりに長いコメントなので、正直ウンザリした。※七四さんのコメントは、一番下に転載する。


 とりあえず、これはまとめないとワケがわからんので、ウチの論調との共通点とか相違点とかを出していこう。まず、ここは一致してるのかな。

【A.一致してるところ】
1.アベノミクスが失敗で、あのやり方ではデフレ脱却できなかった
2.デフレ脱却ができない理由は将来への不安から投資にも消費にもお金を回さないから
3.日本の慢性的赤字体質と放漫財政


 で、ここは一致していない。

【B.不一致】
1.日々借金が増えている。


 これはモチロン「政府の債務」なのはわかってる模様。で、ウチはハードカレンシーであれば破綻はできないだろうという立場。
 一応、ここをペテンと七四さんは考えている(それは債務ではなく借金だ!と思ってるのかな)ここが一番、ウチと一致してない感じ。ここが七四さんのコメントでちゃんと解説されてないのが俺は不満。
 いや、解説してるつもりか知らんけど、少なくともウチを読んでくれてる人は多分説得できない。具体的な破綻方法が不明。どーやったら「借金で日本の首がまわらなく」なるの?

2.借金で破綻した国家はいっぱいある。スペイン・イタリア・ギリシア・アルゼンチン・ブラジル等。

 で、これらの国は滅びたの?
 あと。これらの国の共通点といえば、外債デフォルトである。日本で外債デフォルトが起こる可能性があるとでも?
 もう1つ。これらの国は自国のハードカレンシーを持ってないやん。

3.日本の生産性の低さ
 日本は、単にサービスの質が高くて安いだけであろう。ドイツやフランスのビジネスマンと一緒に仕事してるから知ってるけど、少なくとも俺の職種では、同じ仕事をやれば日本人の方が遥かに生産性が高い。
 あと、ウチでは日本の生産性低い低い詐欺もよく叩いてるので、参考にどうぞ。

【拙】労働生産性キチガイ
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/c36802ebd4f6e031551d3a9420727387

 で、七四さんは、ウチのここに疑問を持っている。

【C.当ブログの不審点や疑問点】

1.ウチがいつまで国債ドーピングやれば満足するのかと。

 少なくとも、総需要が供給を上回るまで。

2.対GDPでの債務が日本と同等になり、それでも経済になんの問題もなく運営されている国家があるのなら、是非教えていただきたいものです。

 中国。

3.イギリスは消費税を20%まで上げても破綻していない。消費税はそこまで上げても平気。

自国民からも非難!イギリスのややこしい消費税「ビスケットは無税だが、チョコビスケットは20%の消費税」
https://woman.mynavi.jp/article/130806-039/

 消費税率だけを見て、日本の消費税はまだまだあげられるってのは…。

 正直なところ、ツッコミ所が満載すぎて、ところどころはウチとも一致してたりするんだけど。少なくとも、七四さんがブログエントリすると炎上しちゃうだろうなぁ。ウチの対象読者だと。

 以上。結論だけど。
 いろいろ書いて下さったけど、結局

本質的には、個人の家計も国の財政も同じですよ。国の方が法律を作ったり、中央銀行と馴れ合ったり、いろんな手があるというだけで、借金で首が回らなけば破綻します。夕張市のようにね。

 上でもBで書いたけど、この部分が最大のウチとの差分。これについて俺が七四さんと同意できれば、ウチの論調はすべて崩れ去るのだけど…。正直、イギリスの消費税率の話やら、ギリシャをはじめとする様々な財政破綻国を日本の財政破綻恐怖症を煽る材料に使っている辺りで、ウチの論調が崩れ去ったとしても、それでもなお、「このままいけば日本は破綻する」とウチの読者を説得するのは困難だと思う。
 破綻しないのなら、「痛みを伴う構造改革」をやる意味はほとんどない。

試した実績もなく、オカルト扱いする……ですが、試してますね安倍政権で。そしてデフレ脱却できずに、日々借金が増え続けてますが、ブログ主さんはいつまで試せば「実績になる」とお考えですか?オカルト扱いされるのは、それこそ実証的根拠がないからで、実証的根拠のない主張をされるなら、される方が挙証責任があるのではありませんか?対GDPでの債務が日本と同等になり、それでも経済になんの問題もなく運営されている国家があるのなら、是非教えていただきたいものです。

一方で、国家財政の悪化が危機や破綻の直接的間接的要因となったケースは枚挙にいとまがありません。スペイン、イタリア、ギリシア、アルゼンチン、ブラジル等々、破綻の直接的原因は国情によって様々ですが、慢性的赤字体質と放漫財政、生産性の低さはどこにも共通しています。一方で、PBの均衡をほぼ成し遂げたドイツは緊縮財政と雇用の流動化、企業の所得税減税などを組み合わせ、粘り強く財政の健全化を図ってきました。結果的に今やEUの盟主です。

ですから、コメント内でアベノミクスは失敗だと申し上げております。よくお読み下さい。国債を買い取らせてお金をジャブジャブにしても、将来への不安から皆が投資にも消費にもお金を回さない。これがデフレ脱却ができない理由です。この財政運営が持続不可能だと皆が考えており、そうであるが故にお金を使わない。いくら休みを増やしても、金曜日に早く帰らせても、財政破綻がちらつく限り誰もお金を使わない。当然ですね。

これはよくネット右派が使う論法で、ここから政府日銀一体化論なるペテン話が語られます。そもそも政府の無秩序な財政運営を抑止するために中央銀行の独立性が保たれているのに、そこを御都合主義でチャラにしてどうするのか、と。先祖返りですか? 加えて、政府日銀一体化論は、日銀が金を刷って政府が使うのだから借金じゃないというイメージを与えますが、政府が借金してるのは国民で、その根拠は国民の金融資産で、それを預かっている金融機関が半ば強制的に国債引き受けをさせられているだけですが。
本質的には、個人の家計も国の財政も同じですよ。国の方が法律を作ったり、中央銀行と馴れ合ったり、いろんな手があるというだけで、借金で首が回らなけば破綻します。夕張市のようにね。

イギリスの消費税は20%であり、取り返しのつかない事になっておりません。ブログ主様の杞憂であることはイギリスが実証しております。


勿論説明はある程度必要でしょうが、そもそも常識で考えて異常と思われる説、借金の心配はない、財政破綻などない、消費税増税は大失敗を生むと言う側こそ根拠を説明すべきですね。それはUFOに宇宙人が乗ってるとか呪いで人が殺せると言う側が根拠を提示するより強い義務があるのと同じです。できなければオカルト。ブログ主さんは三橋さんの話に説得力があると感じられた様ですが、大方の人はそう思わず、私も全くそうは思えませんでした。
もしも三橋さんのおっしゃるように財政に懸念がないのなら、年金75歳支給開始説も、高齢者に働いてもらいましょうの掛け声も、生産性を上げて労働人口の減少を乗り切りましょうのスローガンも必要ないわけで、安倍さんも消費税増税しなくていいわけです。財政懸念があればこそ、そういう話が出てきているのであり、その現実を直視するべきです。再反論どうぞ。

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財務省「オオカミ少年」論


「この世界の片隅に」ベタ褒めについて

2016年12月25日 23時25分11秒 | 経済
【MANTAN】この世界の片隅に:「徹底的なリサーチ力」と「SNSの力」で異例の大ヒット 映画のプロたちが絶賛
http://mantan-web.jp/2016/12/25/20161225dog00m200003000c.html

 

 俺はこの映画を観ていないんだけど。いい映画だったという話は聞いていたりする。
 で、俺がぜーんぜん探しきれていないだけ…なのかもしれないんだけど。この映画を叩いている人ってのを、見たことがない。

 ブロガーとかが叩いているのはモチロン見かけるよ?そうだなぁ。メディア、有識者あたりは、この映画をまったく叩いていないように思う。

 これと対比したいのが、「君の名は」である。

 

 ちなみに俺は、新海誠氏が「彼女と彼女の猫」を発表した当時からの新海ファンではあるのだけど。まだ「君の名は」は未視聴である。どーにも食指が動かない。

 
 ▲2000年に公開された、新海誠氏の「彼女と彼女の猫」

 で、「君の名は」は、まあ絶賛している方も当然おられるのだけど。なんつーかものすごい叩かれているように思うんだよね。特に有識者に。

 それは、以下のような発言を新海監督がされている事でもあきらか。

【完全論破】「作家魂を商業に売った」「こんなの売れて当たり前」という批判に対し『君の名は。』新海誠監督「容易な事なら皆さんやってみればいいじゃない」
http://jin115.com/archives/52159203.html

 ここで。この2つの映画のデータを、興行面から紹介してみると。

【この世界の片隅に】
・初動1ヶ月で、
 興行収入 4.5億円
 観客動員数 32万人
 全国映画動員ランキング 4位
 公開館数63館→87館
 「第38回ヨコハマ映画祭」でベストテン1位

【君の名は】
 8月公開から9週連続1位の後、1週おいて3週連続1位。
 公開13週目の週末2日間の動員数で19万人。
 この時点で累計興行収入が189億円突破で歴代興行収入第7位。

 とまあ、こんな感じで桁違いなのである。君の名はの圧勝。

 正直なところ、異例の大ヒットと言えば、今年は「シン・ゴジラ」か「君の名は」だと思う。無論、「この世界の片隅に」がヒットしなかったのかといえば、ちゃんとヒットはしているとは思う。でも、動員ランキングたかが4位だし、ヨコハマ映画祭ってのは、特に権威の高い映画賞というわけではない。言い方は悪いがB級の映画賞である。

 ただ、この異様とも言える上記映画の褒められっぷりにある種の気色悪さを感じるのである。

 ちなみに。「この世界の片隅に」は、主人公の「すず」は女子挺身隊の隊員である。
 そして、原作では重要なファクターとして登場する売春婦、白木リンのエピソードは全部カットされている。

 この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 

 さらに、「この世界の片隅に」は所謂「製作委員会方式」で作成され、同映画の筆頭出資者は朝日新聞なのだ。

 挺身隊を題材にした映画ではあるものの、原作中にあった「挺身隊」という台詞はカットされている。

 まあ、それでも映画ってのは、原作を跡形もなく改変するのは珍しい事ではないし、特に同映画の監督である片渕須直氏は、「魔女の宅急便」で当初監督をした後、宮﨑駿氏の現場復帰で演出補佐に引いた経験がある監督で。俺は奇しくも原作「魔女の宅急便」も既読で原作ファンなんだが、相当改変されていたのを知っている。

 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち (福音館文庫 物語)

 

 当然、映画「この世界の片隅に」も、物語のある側面に注目した「一点突破」主義だったのかもしれないのだけれど…。


 ただただ、この絶賛具合が腑に落ちない。
 この映画、そんなにヒットしてんのかなぁ…。

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みんな景気のせいね

2016年10月24日 23時16分24秒 | 経済
 俺はこの記事から、現在の日本の構造的問題を感じる事ができた。

【HB】現役産業医が見た電通事件、3つの問題点――「残業100時間超えだけが問題ではない」
http://hbol.jp/113696

 でも。3つの問題点って、読み終わってもなんだかわからないw。
 えっと、①職場で承認欲求が満たされない事と、②職場でのいじめ・嫌がらせ③①②が永続的に続くと考えてしまう点の3つになるのかな。
 よーするにね、このお医者様は「3つの原因」って言ってるけど。これって俺は1つの問題だと思うんだよ。

 すなわち、「仕事が本人にとってアンマッチ」なんじゃなかろうか。
 もっと端的に言えば、「過労自殺する人が無能である事」が問題な気がする。

 仕事ができないから、当然の如く、①職場で承認なんてされない。②仕事できないと、テキメンにいじめに近い状況に追い込まれる。で、仕事ができるようにならないと、この状況は永続するわけだよ。

 これはなぁ。深刻な問題だと思うよ。だって無能はホント腹立つもの。対策なんて、俺は誰にもわからないと思う。俺は、もちろんいじめも嫌がらせもしないけど、でも俺だって仕事できない奴を承認したりしないし、親しくなりたいとも思わない。関わり合いになりたくもない。

 結局、誰にでもできる簡単なお仕事で実入りの良い仕事が激減しているところに、この手のストレスによる自殺ってのはあると思うんだよね。景気が悪いせい。なんでもかんでも景気のせいにできる。

 この不景気のせいで、仕事を一度辞めたら人生が詰む可能性が高いってのも、追い詰める要因であろう。今は、仕事が昔ほど過酷ではなくなったかもしれないけれど、いったん仕事を辞めてしまうと、再チャレンジのやりにくさを、もし数値化できるなら凄い低下率だと思う。

 例えるなら、日本は昔幸せな奴隷たちの国だったんだよ。で、今の日本は奴隷解放後なんだよね。奴隷たちが、なんの仕事をしたらいいのか困っている状況なんだよ。

 なのに、強制的に奴隷を開放させられた雇い主達は、もう日本人の奴隷は人道的に雇えないから、外国人に活路を見出そうとしているのである。

 うん。状況はわかるんだよね…。この電通事件を通して、この筆者の言いたい事も理解できる。でも、結局、俺のいつもの持論になっちゃうんだけど。経営者は外道なわけで。営利目的を考えれば解消できない気がするんだよね。

 転職でキャリアアップとか、できる奴の方がものすっごい少数派なんだよ。大半が、今の仕事を失えば人生詰むと思っている。
 本来公務員は、こーゆーキャリアアップとかができない人々に与える職の受け皿であったはずだ。ところが、公務員は安定した職業だからと、高学歴者がガメているのである。だからこそ、格差は生まれてしまう。

 昔、バブルの時代、給与はどんどん上がっていった。で、あの時代、公務員を選ぶ連中は、「給与安いのにアホやろ」とマジで言われていた。今やすっかり立場が逆転してしまって、公務員は給与も民間を上回り、余暇も充実している。

 デフレ脱却とは、俺はこの、公務員の給与が最底辺になるところまでいってはじめて成立するのではないかなぁと思う。

 そうすれば、俺は自然と、上記産業医先生の言う問題点が解消すると思うのである。会社を辞める事が、人生の袋小路ではない。もし、なーんの仕事もないのなら、公務員という、地味で堅実な仕事が最後の砦として残っている。セーフティネットとして機能している。

 それこそが、健全な状態なのだと、俺は思う。
 そうすれば、彼女はそこまで追い詰められる前に仕事をやめて、別の仕事を探す事ができたんじゃないかなぁと思うのである。

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沖縄の不都合な真実 (新潮新書)




外国人観光客獲得は積極的でなくてもいい

2016年10月19日 23時27分38秒 | 経済
 法則発動か…。

【ポストセブン】大阪の「わさび大盛り寿司屋」が騒動後も盛況の理由
http://www.news-postseven.com/archives/20161016_457028.html

 この話、韓国人観光客にわさびを大量に入れる「わさびテロ」をやった板前もどうかと思うし、ぜんぜん関係のない韓国人が、粘着質にも店舗にわざわざやってきて無理矢理謝罪させるのも最悪だと思っていたのだけど。

 ひょっとして、災い転じて福となすとなったのかもしれない。

騒動後、同店を訪れると、店内は意外なほど賑わっていた。外国人観光客の姿はほとんどないものの、日本人客でカウンターはほぼ埋まり、常連らしき男性客が「さび抜きもらおうか」とジョークを飛ばして職人が苦笑いする場面もあった。

「このあたりの繁華街で商売をする人間では、むしろ今回の件で店側を応援する人が少なくないんですわ」

 どうやら日本人客が戻ってきたようなのである。
 昔は、中国人客や韓国人客というのは確かにマナーが悪かった。中韓の客をよく見かける大阪在住の俺としては、はっきり言って怖いと思った事も何回かあった。

 が、最近はマナーをきちんと守る中韓人観光客も増えたように思う。以前ほどの問題はないように思うんだよね。でも、いったんついてしまったイメージってのは、なかなか払拭できない。
 外国人客でごったがえすところに、わざわざ行こうとは思わないもの。むしろ不便になったなぁと憂鬱に感じる。

 で、日本人客が戻ってきたと聞けば、「よかった」と思うのである。

 大阪人は、多分日本で一番、ガラの悪い外国人に慣れている。だって本気で怖いんだよ在日韓国人。その在日率の高さ故に、他地方からは「大阪民国」とか蔑称され、なんだか俺らまで、微妙にネット民から同類視されているように感じるのだけど。
 大阪人こそが、彼ら外国人を最も忌避している日本人だと思うのである。一緒にしてほしくないと思っている。


 そんな俺は、日本の旅行関係者に、もっと日本人を大切にしてほしいと思うのだ。
 本音を語ってしまえば、俺は日本に観光立国なんて、目指してほしくない。

 そろそろちゃんと、理解してほしいのである。外国人が増えれば、日本人客は来なくなる。それも、黙ってやってこなくなるのである。海外ホテルで、日本人が宿泊してくれるホテルは一流と言われる逸話があるだろう。サービスの質が悪ければ、日本人はクレームもせず、静かにいなくなってしまう。「サイレント・ピクシー」などの異名は伊達ではない。

 中国人客がどっと押し寄せてバブリーに潤った後、嵐のように中国人観光客が去っていって、失われた日本人客で思い知った日本の各地観光地も多い。

 日本は、「知る人ぞ知る優れた観光地」でいいのだ。外国人がこぞってやってきても、長期的に見れば実は損をしていると、俺は思う。

 日本人7割、外国人3割ぐらいを目指せないものなのかね。


P.S.
 最後に一つだけ。俺も誤解していたかもしれない上記記事内容について、触れておきたい。

同店を運営する藤井食品(大阪・茨木市)は10月2日、HPに〈海外から来られたお客様からガリやわさびの増量の要望が非常に多いため事前確認なしにサービスとして提供〉したことを認める謝罪文を掲載する騒ぎとなった。

 当時この謝罪文を読んだ時、多くの人と同じように、俺も「ヘタクソな言い訳を…」と思ったのだけど。この記事によれば、こんな背景もあったようなのだ。

「たしかに勝手にわさびを増やしたのはマズいかもしれへんけど、この辺りの寿司屋の職人たちは食べる前から“わさび、わさび”と騒ぐ韓国や中国からのお客を“ネタの味がわからんようになるやろ”と複雑な気持ちで見てたんですわ」(略)
「韓国やと“わさびはビタミンが豊富”と評判らしくて、回転寿司では小袋に入ったわさびを一人で10袋も20袋も使うんですわ。家庭用のチューブ入りわさびを持参して、目の前でたっぷりネタの上に乗せる強者までおる。こっちは馬鹿にされたような気分になりますわ」(大阪の回転寿司店員)、「ある寿司チェーンではわさびの消費が多くなりすぎて、店舗が本部に“もっと安い仕入れ先を探してくれないか”と泣きついていた」(別の寿司店店主)といった声が引きも切らない。

 どこまで本当かはわからないけれど。俺は少なからず、韓国にバイアスがかかった情報が流れているように感じた。

 もしかしたら、この寿司屋は案外本当に、韓国人によかれと思ってわさび増量したのかもしれないなと。まあ、そんなわけないか。

 でもね、これで日本にくる韓国人が減ったらいいなぁとか思うのは、やっぱちょっと駄目なのかもしれないね。俺。

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丸岩安藤わさび店 生わさび[1000円]


今年はVR元年

2016年07月20日 00時08分27秒 | 経済
 明日は噂の、ポケモンGO日本配信日である7/20である。
 一部米メディアが伝えていて、ポケモンGOの共同開発会社であるナイアンテックが、それを否定も肯定もせず沈黙しているところ、ガチではないかと思っているが…。

 妊娠(任天堂信者のスラング)としては、とりあえずダウンロードはする方針。
 まともな情報収集もしていないので、とりあえずは楽しんでみようと思う。

 しかしなぁ。

【動画】 ポケモンGOに熱中するミルコクロコップ(41)が怪しすぎると話題に
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1889476.html





 マジであやしすぎるわミルコ。
 そりゃー…。これは黒人、撃ち殺されるかもしれんわ…。

【ユルクヤル】(海外反応)米人記者「ポケモンGOは黒人プレイヤーへの死刑宣告だ!ポケモンGOのせいで我々は殺される恐怖に怯えている」
http://yurukuyaru.com/archives/63249873.html

 上記動画は、ミルコだからみんな、暖かい目で見てくれるんだよね。
 これ、複数の黒人が、自分の家付近でやってるのを目撃したらと思うとね…。普通に職務質問レベルである。

 今後、怪しげな動きをする、ホンマモンの犯罪者が、言い訳にポケモンGOでポケモン探してたとか、そんな言い訳をするようなニュースも流れそうで、そういう意味ではちょっと憂鬱だ。

 日本で、どれぐらい流行るだろう…。
 個人的には、コミュニケーションツールの類いではない純粋なゲームっぽいので、「ねこあつめ」ぐらいの一過性ではないかと思っているのだが…。流行っている規模が桁違いだし、こうまで大規模になると、結構なお金も動くだろうし、豪華なバージョンアップが繰り返されていくような気がする。

 

 日本では、一時期ポケモンの人気に陰りが出ていた。
 それは、勿論妖怪ウォッチ人気である。あれが、絶対にポケモン層を喰っていた。
 妖怪ウォッチイベントが大盛況になる傍ら、俺がすれちがい通信とかでたまに足を運んでた大阪梅田大丸にあるポケモンセンターは、以前の大繁盛が随分落ち着いた状況になっていた事を覚えている。

 今回のポケモンGOが日本でも社会現象化すれば、かならずポケモンの巻き返しはあるであろう。当然、イベントも増える。

 ちなみに、毎年やってる妖怪ウォッチの映画、今回で第3弾なわけだけど。USJの妖怪ウォッチアトラクションといい、今回の映画の内容といい、妙に「リアル世界との妖怪ウォッチの融合」を意識しているように思うのだ。

   

 ポケモンGOも、それでヒットした。
 今、マーケティングとして、「リアル世界との融合」は一つのキーワードである。

 今回の件で、俺はようやく、今年がVR元年である事を実感できてきたような気がするのであった。

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煙草革命前夜

2016年05月16日 23時06分14秒 | 経済
【iza】人気沸騰…「加熱式たばこ」 喫煙スタイルを変えられるか?
http://www.iza.ne.jp/topics/economy/economy-9482-m.html

 俺が就職したばかりの頃の話になるが…。職場は紫煙で満ちていた。
 となりでキーボードを打つ同僚がヘビースモーカーであり、煙草を吸わない俺は、副流煙によって慢性的に頭痛を患っていた。正直、俺は煙草が嫌いである。吸ってる人に対しても、あまり良い印象がもてなかった。

 その印象がかわったのが、分煙化が進んでからだった。たちまち世界はクリーンになり、商談とか情報収集とかで喫煙コーナーに足を運ぶ事も、苦痛ではなくなった。煙たいのはその一時だけ、我慢すれば済むからだ。

 そのうち、俺が煙草を吸わないとわかると、分別のある愛煙家達は、一言断った上で、実に申し訳なさそうに煙草を吸うようになった。俺は、これにて愛煙家と嫌煙家の立場が逆転したのを感じていた。

 俺的には当然の結果である。俺の印象では煙草は害しかもたらさなかった。愛煙家の健康を害するだけならともかく、副流煙は近しい人にも害を与えていた。しかも、フィルターを通さない副流煙の方が、人体に対する影響が顕著であったのだ。こうなって当然だとすら、俺は考えていた。

 しかし、その後愛煙家バッシングはとどまるところを知らず。俺は夜間にジョギングに出ると、2階のベランダで蛍のように淡く光る煙草の火をよく見かけるようになり、そして、愛煙家だったうちの会社の社長が、自分も煙草をやめるからという理由で、社内でもそれを機に禁煙を推奨し、そのままビル全体で煙草が吸えなくなり…。

 煙草が吸えるスペースは、どんどん減少していった。
 で、事ある毎に煙草の値段は上がっていき、家計にとっても重い負担となるわ、タバコ屋は破綻するわ、増税の時も、今後も真っ先に槍玉に上がるわ。

 俺はだんだん、愛煙家の人々が可哀想になってきたのであった。
 無論、迷惑をかけているノーマナーな愛煙家は存在する。だが俺は、もう彼らを叩く気にはなれなくなってしまった。

 行儀正しく煙草を吸うならば、残るのは各自の健康問題だけである。愛煙家だって、生きてていいじゃないか。
 なんでもかんでも愛煙家達を叩くのをやめようよ。

 そんな風に思っていたら、冒頭紹介の記事の加熱式たばこである。
 いや、モノは前から知ってたのは知ってたんだけど。こんないいものだったなんてなあ。知らなかった。

 

 これは、要するに既存の煙草を加熱し、蒸気を吸う煙草なのだ。煙は吸わない。だって燃えてないし。
 煙ではないので、有害物質を9割方カットでき、しかも依存症成分であるニコチンは従来通り吸うことができる。むしろ雑味がなく、ロスもなく効率よく吸うことができるのだ。

フィリップモリスインターナショナル(PMI)のCSO(最高科学責任者)、パイチュ氏は「ニコチンには依存性があるものの、病気の主な原因ではない」といい、「有害なのは、ホルムアルデヒド、ベンツピレン、一酸化炭素などの化学物質。これらの成分の多くは、タバコの葉が燃焼する時に発生する」と指摘する。

 さらに、副流煙なんてものは出ないので、煙草臭くもならない。吸った人の感想は、そこそこ上々である。

 服が臭くならないとか、歯が黄色くならないとか、灰皿がいらない、吸い殻をゴミ箱に捨てれるとか、ニコチンをガッツリ吸えるから1本分の満足度が高いとか。
 まあ、煙草を装着するホルダーは重いらしく、くわえ煙草はできないとか、煙草を装着するまでのタイムラグが煩わしいとか、もちろん欠点はあるそうなんだが、これがヒットできれば、間違いなく改善されていく事象である。
 煙ではなくなって有害度が低下すれば、むしろ煙草を吸う人口が今後、増えていく可能性も否定できない。これは日本にとって「懸念点」に数えられる特徴だろうが、俺は周囲に迷惑さえかからなければ、後は個人の問題と考える。いいやん別に。

 依存度が高く、健康に悪いと判ってても、もう絶対に止められない人にとっても朗報であろう。

 これは、人々の健康の為、普及するべき商品だと思う。JTにとってのブレイクスルーではなかろうか。
 政府も、弾圧ばかりでなく、こーゆーのの普及の後押しは、するべきじゃないのかな。たまには、煙草の普及に力を添えてみせては如何であろう。

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再び、無知は時として罪となる

2016年05月16日 00時11分44秒 | 経済
 あまりに世間知らずな親の台詞に、開いた口が塞がらない。

【キャリコネ】「30歳で年収500万しかないの!?」 バブルを経験した親の発言に現役世代が激怒!
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/cc-4617/1.htm

 正直な話、俺も現役世代の一人として、同情を禁じ得ない。はっきり言って、30代での年収500万円は立派である。この台詞は吐いてはいけない絶望の台詞と言える。

 ウチのブログで検索すれば何個かヒットするだろうが。「無知は時として罪となる」のである。長年の、俺の持論の1つである。

 が、親子関係はそう簡単に切ってはいけない。俺は、このスレ主に、親に手紙を送る事を提案したい。年収500万が、どれだけの地位の社会人であるのか。そして翻って、バブル世代がどれほど金儲けが簡単であったのか。綿密に調べて説得力のある資料を作成した上で、手紙にしたためてほしいと思う。

 そして、どっか意味わからん場所の消印でポストに投函し、1年ぐらい連絡を断てばいいと思う。

 ちなみに。当然ながらウチのオヤジはバブル絶頂期退職の世代である。そして、「就職も、退職した経験もない」レベルの人であった。俺は、親に自分の年収など、言った事がない。母親は、祖母の介護などのほか、身内の世話役なんかもこなしての苦労人ではあるものの、専業主婦であり、世間一般の金銭感覚はない。上記のスレ主のような絶望を味わいたくない故の、それは護身の措置であった。自画自賛してしまうが、正解である。

 まあ、それでも俺の親は、自分達よりゃ俺の収入は当然下であるという認識は持っているので、どっちかというと最初から俺には同情的で「かわいそうに…」的な目線を向けられるのだが。それはそれで、正直腹が立つのだが、放置している。それはまた、別の話。さて。

 俺は、言わば「狭間の世代」である。
 実は、バブルも経験している。バイトで。ちなみに、バイト収入の最高額が時給で2600円であった。
 あまりに儲かるので、同じバイトをしていた何人かの友人は、そのままこの仕事を続けるといって、学校を辞めていったのだが。俺は、きちんと就職する道を選んだのであった。このバイトは、あくまで臨時の小遣い稼ぎだった。

 この後、俺は就職活動を始めるのだが、この時まさに就職氷河期の到来初年度であった。俺と一緒に某企業に面接に来る連中の学歴が、六大生とかもぜんぜん珍しくなく、「このメンバーから、どうやって勝ち抜けと!?」と絶望の就活であったよ。

 そっから、俺は紆余曲折で現在に至るのだが…。
 最初の就職後、まだ数年は、バブルではないものの、「バブルの残り香」が残っていた。まだリゲインのCMの存在をみんなが普通に思い出せる時期で、その時、俺は最高額で月収160万になった事があった。嵐のような残業代と、ムチャな納期の死屍累々の仕事のおかげであったが。

 そんな事が今可能かと言われれば、どれだけ過酷であったとしても不可能である。

 俺はSEだ。当時、俺の職場で最も底辺の仕事が、「パンチャー」であった。
 プログラマーが、プログラミング言語を紙に起こし、それをコンピュータに打ち込む仕事である。それに、支払われる額が月売上ベースで50万円であった。で、プロジェクトリーダーで160万円ぐらいの人件費だったと思う。

 こんなの、ボッタクリの某超一流企業の正社員のプロジェクトリーダーですら、現在支払われている額ではない。いや、まあ俺がそんな上等な仕事を請け負えていないというのは当然、あるのだけど。少なくとも俺が就職した当時、月額でそれだけ支払われる可能性が、俺から見てもあったと断言できるわけだ。

 もし景気が、俺が就職した当初から悪化せずに横ばいであったとすれば。
 俺の給与は恐らく倍ぐらいであったとしても、正直おかしくはないという感覚であった。

 ちなみに。俺ら就職氷河期世代の直上の世代は、バブル世代である。
 バブル世代に大量に入社した連中は、正直無能が多く、いつも尻拭いは就職氷河期を勝ち抜いた生え抜きの精鋭である俺らである。俺らの世代はみんな優秀と言われ、バブル世代と比較すると、技術格差は埋めがたいシロモノであった。しかし、バブル世代の方が、我々就職氷河期世代よりも遥かに給与が高いのである。物凄い格差を感じる。

 そんな俺らよりも、更に下の世代になっていくと、どんどん給与が安くなっていくのである。
 それは、優秀とか無能以前の問題なのだ。一時期成果主義とかがもてはやされた時期があったものの、それは主に安い給与でコキ使われた優秀な人材達に、さらなる競争を強いるだけの結果となり、ますます格差に拍車をかけていた。


 この状況で、現在の現役30代、年収500は優秀である。優秀と言わざるを得ない。
 それを、専業主婦のバブル世代女性である母親に、「安っ!」とか言われれば、それはキレざるを得ないと思う。

 そして、そこに悪意がない事が、一番やっかいなのである。
 でもな…。スレ主は親子なのである。縁なんぞ、そう簡単に切ってはいかん。
 なので、20年前ほどが、一番高収入で、今全盛時の半分にも満たない給与で、しかも満足できる生活を送っている俺のような現役世代に、もっと裕福なバブル世代が何を言っとるんじゃと。

 それが理解できる情報量という意味で、文書にて母親に情報を提供する事を提案するのである。手紙という形で。

 しかし。俺の経験上、そーゆー世間知らずのバブル世代は、「それでも自分ほどに儲けられなかった奴は自分より無能だ」という意識が魂にすら刷り込まれている。思考停止して理解できない可能性は、かなりあるように思う。

 そうなった時、俺は本当に親子の縁を切られても仕方がないように思う。
 無知は罪だ。だが、それは許される程度の罪なのだ。己の無知を知り、恥じ入る事ができる人は幸せだ。しかし…。
 情報を得てなお、それを理解しようとしない人とは分かりあえない。

 そう。ちょうど、しばき隊の連中が、在日朝鮮人の歴史を知った上で、日本人をヘイトするような話である。

 俺は、そんな親にならないよう、これからも謙虚に生きていきたいと思う。
 きっと、就職氷河期世代という連中は、それが得意なのではないかなと。そんな風に思っている。

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日本語の談話におけるポーズの研究


日本人は第3の道をゆく

2016年03月16日 23時11分41秒 | 経済
【DO】米国や中華系の利益至上主義に日本人はどうすれば勝てるのか
http://diamond.jp/articles/-/87972

 記事の結論より何より、マレーシア在住の上記記事の筆者の知人の体験談に、戦慄と衝撃を禁じ得ない。

その夫婦には5歳になる娘さんがいる。娘さんは現地の幼稚園に通っていて(中略)
 先日、娘さんのお友達数人を家に呼んで、皆でクッキーを焼いたのだそうだ。おいしそうなクッキーがたくさんできたので、そこにいるお友達だけではなく、幼稚園の先生にも分けてあげようと、先生たちに渡すためのクッキーを袋に詰めていたところ、中華系の女の子がこう言ったという。

「私ね。このクッキー、美味しそうにできたらから、先生に売ってくる!」 (中略)

 そのクッキーは、日本人のお母さんが、子供たちにお菓子作りの楽しさを教えてあげようとして開いた「ホームクッキングスクール」だった。材料から何から、彼女が全部自腹で用意してあげたものだ。
 そうやって作ったクッキーを先生に売るというのをお母さんが聞いたときには、さすがに、それは冗談だろうし、親がそんなことさせるわけないだろうと、思っていた。だが、なんとその子は翌日、本当に先生たちにクッキーを売りに行って「こんなにもらったあ」とお金を皆にみせていたというのだ。

 その子のご両親は中華系マレー人で、両方ともデザイン系の会社に勤めているそうで、ごく普通の(でもマレーシアの中ではちょっと裕福な)家庭だそうだ。(中略)

 筆者は中華系の同僚数人に、この出来事を話してコメントを聞いた。すると、ほとんどの同僚は「うん。いいんじゃない?何が悪いの?」というコメントを返してきた。

 正直、すごい人種としての断絶を感じる。
 結局、この記事の筆者は、「こんなメンタルの日本人を除くグローバルな人々に、日本人はどう勝てばいいのか」という話の結論として

したがって、日本が進むべき道は、「中華、米国流の商売中心、コミュニティ無視」によって、グローバル化での競争力を身につけるか、「新しいコミュニティ構築による新日本型経営」の道を進むかである。

 と語っている。でもって、後者の方は難しいだろうという話をして、このエントリは「次回に続く」となっている。

 今、海外に紹介される「日本の生活風景」の動画を見た「外国人の反応」シリーズって、日本国内で微妙に流行っているように思うけど。それが何故なのか、よくわかる話である。

 俺が不思議に思うのは、なぜ、この手の日本人がこーゆーアメリカやら中国と同じ土俵で勝負しようとするのかという事だ。

 正直、米中の利益至上主義と同じ土俵に立った場合、日本には勝ち目がないと思う。
 さらに言えば。利益至上主義に立脚した瞬間、日本人の美点とかの優位な点がスポイルされてしまうと思う。あ。スポイルってのは「台無し」って事ね。

 皆さんは多分、俺と同じぐらいにはご存知かと思うのだけど。日本は極端に外需依存度の低い、内需国家である。外需依存度は12%未満なのだ。つまり、あえて外国と戦う必要はない。
 しかも、日本はあらゆる意味でオタク文化であり、「内輪の競い合い」で練磨されていく一族なのである。ある意味、こんな鎖国向きの国はない。
 戦国時代なんて、実は世界有数の軍事大国だったんだぜ?そりゃー、戦国時代、内乱で戦いに明け暮れたからである。

 俺は以前、どっかのエントリで、韓国は日本の後追いをしようとするから、日本を上回る事ができないと嘆くしかなくなるという話をした。日本の得意分野で勝負しても、韓国に勝ち目はないのだ。
 で、そんな極端な高度技術国家が横にあるが故に、基礎研究とかやってても日本に追いつく事ができない中韓は、技術を奪ったりコピーしたりの技術に特化したのである。

 韓国が日本の技術に追いつけないジレンマと、日本が米中韓の利益至上主義に屈服させられっぱなしである事についてのジレンマは、コインの裏表である。

 中韓が、技術で日本と同じ土俵に立とうとするのが無謀であるのと同じく、俺はグローバリズム関連政策とかで、米中韓と相対するのは無謀であると思う。同じ土俵に乗るべきではないのだ。

 幸い、世界的に日本の倫理観は今、評価されつつある。
 周辺国も、いずれ問題ある「利益至上主義」が忌避されて、徐々に倫理観が熟成されていくと思う。勝手に、現在日本がいる土俵に立とうとしてくれると思うのだ。

 別に、米中韓が日本と同じ土俵に立つ日がこなくっても構わない。
 日本も、今自分が立っている土俵から降りて、米中韓の土俵に乗るべきではないと、そんな事を俺はいつも思っているのであった。

 そりゃーなぁ。5歳の頃から保育園の先生が「上顧客」に見えるようなメンタル形成は、日本人には不可能だし、そっち方面では勝てる気がしないわ。

 つーか、俺はそんなメンタルで教育される事がない日本人で、本当によかった。

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厚切りジェイソンやホリエモンは「経営者」

2016年03月13日 23時04分52秒 | 経済
 厚切りジェイソンとか、ホリエモンの発言の意図が、いつもわからん。
 彼らは何と戦っているのだろう。


▲厚切りジェイソン


▲ホリエモン

 そして、ホリエモンはともかく、厚切りジェイソンのあの態度が残念でならん。
 俺は彼のキレ芸コントがわりと好きだったので、次からどうしても、応援できそうな気になれそうにないからだ。
 以下、少し彼の発言を紹介してみる。

【芸人】厚切りジェイソン「日本人もフランス、ドイツ、など行く時、それぞれの言語使うもんね、英語じゃなくて。… あっ」
http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1457813649/-100

【週刊大衆】厚切りジェイソン“ご意見番気取り”に、ネットユーザー怒り爆発!
http://taishu.jp/20327.php

匿名で意味のない暴言を吐いている時間が変わりに自分の成長にかけていたらどんな凄い人になっているのだろうか

【J-CAST】厚切りジェイソンしどろもどろ「師匠について修行は無駄」と猛烈反論
http://www.j-cast.com/tv/2016/02/18258923.html

 この厚切りジェイソンの態度の中には、こんな意図があるそうだ。

会社役員で芸人、厚切りジェイソン「お金にはあまり興味ない」...将来の夢はコメンテーター/<視線の先>インタビュー
2015/03/06 16:06エンタメ
http://trendnews.yahoo.co.jp/archives/376479/

■「将来はコメンテーターに」
「芸人としてネタ中心でやっていくというよりも、将来はコメンテーターの立場になりたいんです。 5年後には東京オリンピックがあるので、グローバルな意見が言える芸能人が求められてくるでしょう。
そのときは僕も芸歴5年でいろんな経験を重ねていると思うし、そこでうまくなにかやれたら......。
だからまずはトーク力を磨いていかないといけませんね。

■日本を世界と繋(つな)げていく
「正直なところ、お金にはあまり興味ないです。会社役員の収入もあるんで、芸人としてもっともうけたいとかいう気持ちはない。
そのかわり、もっと知名度を上げて自分にできることを増やしたいですね。僕から見て日本は、残念ながらあまり世界に参加しきれていない国に感じます。
その調子ではどんどんグローバル化が進む中で経済的にも苦労するだろうし、日本が大好きだからなんとか助けてあげたい。
僕がもっと影響力をつけて、それができる立場になりたいです。

 一応、上で紹介した彼の発言1つずつに反論すると。

1.ネットでの無意味な発言は非生産的

 まあ俺も、ネットでのそういう発言は無意味だと思う。が、その発言ができる「場」は有用なのだ。ネットの発言なんてものは玉石混交で、「玉」は石にまぎれていないと目立つから危険なのだ。むしろこういう非生産的BBSが存在する事が、社会にとって健全な証拠ですらあると思う。いつも主張するが。正論は誰も救わないのだ。

2.日本人も外国行くときは現地語使うよね…あ。

 だからなんなの?無理に喧嘩売っているようにしか見えない。

3.師匠についての下積みは無駄

 技術に対するリスペクトが感じられないパクリ上等の発想。受け継がせてもらった技術で親元をも潰して構わないという、超絶ドライなグローバリズム的発想。中韓的。感謝の気持ちがないのだろうか。

 要するに、ホリエモンにせよ、厚切りジェイソンにせよ、あれなんだよ発想が「経営者」なんだ。
 いつも言ってるやん。「経営者はワタミの渡邉美樹で普通。基本外道である」と。厚切りジェイソンにも、ホリエモンにせよ、それを感じるのだ。

 あいつら、「賢く儲けられるのが正義」って思っているのである。で、自分達を正当化する為に、「水清ければ魚棲まず」を地で行く正論で武装しているのだ。

 あー。気に入らないわけだ。なんかすっごい納得できた。あいつら経営者か。

 俺は、日本の経営者が、キレイ事ばっかいう外道ばっかだと思っていたけど…。厚切りジェイソンの例を見ると、アメリカもか!とか思ってしまった。

 な?やっぱり経営者的な連中はほとんどもれなく外道なんだよ。
 俺、自分の地位が連中に近づいていくたびに、自分が不幸せになっていくような気がしてたもの。(だから管理職を拒否したのだし)

 俺がダメだと思うのは、連中が外道である事を本気で正しいと信じているように見える事だ。

 なんか、自分達とは別の生物のように感じるんだよな。

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日本は終わらない

2016年01月23日 22時28分59秒 | 経済
 ちょっと世界がマズい方向へと動いているように思う。

 日本では、「日本オワタ論」が実によく聞かれる。なんと本日職場で、後輩の女性社員が「日本の借金が」とか言っていた。ウチなんぞを読んでくださっている方はだいたいご存知の通り、日本はそうそう崩壊なんぞしない国である。
 「日本の借金」ってのは「政府の借金」のミスリードであり、「政府の借金」というのは「国民の資産」、つまり国債で、日銀総裁が黒田氏に変わってからは、ガンガン日銀が国債を買い取っている。よーするにどーにでもなるものなのだよ。日本国債なんて。返さなくてもいいカネなのだ。

 で、話は元に戻って。世界が崩壊に向かって進んでいるように思うのだ。地球ヤバいとか、温暖化がとか、そんなんではなくて。経済の話。
 当然、こういう時は力のない者から、あるいは現在進行形で衰退中の者から倒れていく。力のない者は、この苦境に耐えうる体力がないから倒れ、衰退中の者は、衰退が加速して倒れていく。

 現在、それが当てはまるのはどの国だろうと考えると。
 中国、ロシア、韓国であろう。

 …なぜか、全部日本の敵国なんだよね…。なんの偶然だろうか。

 デフォルトしたって国は崩壊しない。だから、何をもって国家崩壊と定義するのかは不明だけど。

 中国は、

【現代ビジネス】台・韓・北の「離反」に外貨準備高の激減…中国の「断末魔」が聞こえてきた!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47495

 この通り、かなりのダメージを負っている。ジョージ・ソロス氏も、中国は現在経済崩壊中だと語っている。

【ロイター】中国のハードランディングは不可避─米投資家ソロス氏=通信社
http://jp.reuters.com/article/soros-china-idJPKCN0UZ2WB

ブルームバーグTVに対し、「ハードランディングは不可避」と言明した。「これは予想ではなく、実際に目にしていることだ」と述べた。

 俺、こーゆー投資家の言葉は常にポジショントークだと思っているのでなかなか信用できないと思っているのだけど。この件については同意できる。俺もそう思う。

 また、これは俺も実感できている話なんだけど。現在原油価格は大暴落中だ。
 これで、ロシアにダメージがないわけないのだ。

【朝日】ロシア「給料未払い60億円」原油安で通貨過去最安値
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000066658.html

モスクワのピザ店では、従業員ら20人以上が集まり、4カ月以上、賃金が支払われていないなどと訴えました。ロシアでは去年、賃金の未払いが約60億円に上り、1年で1.6倍も増加しています。

 でまあ、韓国は言わずもがなである。
 移民問題でドイツに道連れにされかかっている欧州各国は全体的に大恐慌状態だし、一番の加害者であり被害者であるドイツは、VWの問題もあってかなり拙い状況になっている。…まあ、拙いといっても前述の3国に比べればマシだと思うが。

 経済面でまだまともなのは、大きな国では日米ぐらいだろう。
 で。また最初の話を蒸し返すんだけど。日本国内では、未だ「日本オワタ論」が主流なわけよ。そりゃー、日米も不景気である。でもってこの不景気は完全に「官製の」不景気だ。日本の消費税増税はホント痛恨事だった。

 ちょっと前の事になるけど、亀井静香氏が安倍と電話で話した内容が記事になっていて、強く印象に残っている。

【産経】【水内茂幸の夜の政論】亀井静香元金融担当相が言いたい放題! 「志位氏は共産色を薄めるため初詣を」「岡田氏は党名変更せよ」
http://www.sankei.com/politics/print/151221/plt1512210016-c.html

「指導者は自分の皮膚感覚で、民の営みの実態を感じなければ駄目だ。安倍首相と電話した際、『株価だけはちゃんとします』と答えたが、私は『今の兜町はばくち場じゃないか』と言い返しました。今のばくち場に集う7割は外国人。ここに年金関係の基金など、国民の血と汗の結晶をばんばんつぎ込んでいます。よく分析すると、ばくち場の利益は、結局、米国のヘッジファンドが持っていく」

 これは俺も安倍政権後の値動きなんかで確信していたが、安倍政権は確かにある程度株価の下支えをやっているだろう。株の継続的な下落報道が、ネガティブな投資心理に繋がる事を恐れての事だと思う。
 しかし、裏を返せばそれ以外の経済対策にはロクなものがなく、安倍政権は無策のように思う。オバマ米大統領もかなり愚かで優柔不断な指導者で、次の指導者も折り紙つきで愚かそうなドナルド・トランプ氏だ。

 日米は、経済の基礎が盤石な為、国としては悲惨なダメージを受けてはいないが。
 日米が無策だからこそ、なんだかろくでもない国々が、経済的ダメージをガツガツと受け続けてるような気がしてならない。まるで日米以外の国が経済制裁を食らっているかのようだ。

 というかわざとか?わざとなのか?とか思ってしまう。

 この現状を見て、日本国内で「日本オワタ論」を展開している連中はなんと思うのだろう。
 今回の嵐のような不景気。俺はもう既に世界恐慌レベルだと思うのだけど。
 こんなけ世界中、経済状況が悪化しているのに、日本ちっとも終わろうとせんやんけと。

 俺はこの手の主張をする日本人が、わざと日本経済を衰退させようとしているようにしか見えないのであった。

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日本の労働生産性

2015年05月11日 23時00分28秒 | 経済
 俺は、結構いろんな国の人と一緒に仕事をした事がある。
 フランス人やドイツ人、インド人やアメリカ人とも一緒に仕事をした事がある。まあ最近一緒にやってるのは、はほとんど中国人か韓国人になっちゃっているのだが。
 今のプロジェクトとか、台中韓との4カ国共同プロジェクトだからなぁ。

 で。俺は欧米人の中では最も長く一緒に仕事をしたのがドイツ人なのだけど。
 一緒に仕事をしていると、連中との常識の違いがわかるようになってくる。まあ10年以上前の話なので、今の日本のようにかなり意識が変わっちゃって、今は違うのかもしれないけれど。

 後になってわかった事だけど、ドイツ人は勤勉だけど、日中韓ほどではない。
 中韓人と、台湾人と日本人はかなり勤勉である。

 一緒にモノを作ってると、ドイツ人は言われた事以上の事はやってはくれない。例えば、設計書に不備があったとして、それを連中は発見・理解できたとしても、矛盾を放置したままそのまま作りよるのである。それに、連中は絶対に非を認めなかった。俺ら日本人技術者の間では、ドイツ人と言えば、

「他人には超厳しいくせに自分には超甘い」

 が通説になっていた。この話をすると、いつもこの記事を思い出す。

【AFP】仏労働者は「1日3時間しか働かない」、米企業CEO
http://www.afpbb.com/articles/-/2930103?pid=10322749

 フランス企業との比較にしたって、日本企業は働き方が非効率だと批判されるのである。
 毎度思うが、そういう記事を書くやつってのは多くは左翼かぶれの日本人である。ドイツに変な幻想を持っている、あるいは持たせようとしているようにしか思えない。

 で、今日も今日とてこんな記事を見つけたので、こんなところでブチブチ文句をたれているのである。

【ハフィントン・ポスト】ドイツの労働生産性は、なぜ日本よりも高いのか?
http://www.huffingtonpost.jp/toru-kumagai/productivity-of-labor_b_7198038.html

 誰かと思えば記者は日本人であった。しかも元NHK。
 この記者は、このタイトルの問にどう答えているのか。
 単に数字をあげて、日本よりドイツの方が偉いんだ。すごいだろうって言っているだけなのである。そこに「ドイツではこういう秘訣で日本より短い労働時間で効率よく働いているんだよ」ってのはない。
 単に、日本の長時間労働を叩きたいだけなのだ。

 げんなりだよ。

 欧米の労働生産性が日本より高いのは、奴隷(※比喩表現です。念のため)が存在するからである。
 欧米人は奴隷の仕事に付加価値を求めない。職業に貴賎はないという考えは日本だけの考えではないかと思う。
 底辺の仕事は給与が安くて当然であり、安い仕事は一生懸命するに値しないのだ。

 で、高付加価値な仕事は当然給与が高くなり、それ相応のサービスを受けようと思うと、何をするにもお金がかかるようになる。

 つまりね、単純に、給与も高くて金もかかる生活なのか、給与が安くて金がかからない生活なのかの違いなんだよ。当然、日本は物価も給与も安い側なのだ。

 マスコミが労働生産性を語る時、欧米を羨み、日本を叩く事がほとんどだけど、アレを俺自身が羨ましいとは思った事は一度もない。これはやせ我慢でもなんでもない。

 で、そーゆー欧米流を日本へ導入し、労働生産性を上げたいとする連中が、つまり自民党であって、自民党を支持する外道(つまり経営者)なのだと思っている。

 連中は、安い労働力を日本へ流入させ、日本人は本当にクリエイティブな仕事しかしないようにすればいいとか言うわけだが。
 こと、移民問題が絡むと、日本の保守主義者は、やれ「外国人に職を奪われる」とか言い出すと思うのだけど。
 そうじゃなくて。なんでも一生懸命やる日本人による日本の世界観を守っていきたいと思うのである。清掃員とか給仕、店舗販売員なんかのレベルが下がってほしくないのだ。これのレベルが下がる事の方がよほど問題。

 日本が他国と比較して労働生産性が低いって、何が問題なんだよ。
 俺は労働生産性の観点から日本を叩く連中に、何が問題なのか問い詰めたい。


 労働生産性を高めれば、何故日本人が幸せになれるのか具体的に説明してみろ。

 でもって、上のハフィントン・ポストの記事を書いている熊谷さん。それも説明せずに、労働生産性の多価だけで、まるで日本が劣っているかのような記事を書くんじゃねぇ。

 とりあえず。労働生産性を上げたいのであれば、もう少し頑張ってる店舗販売員とか給仕とか、介護福祉士とかアニメーターとか、やすい給料で働いている人達の給与をもっと上げてやるべきだと思う。確かに日本人の受け取る給与は、こーゆー人達って少なすぎるような気がするし。

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日本の労働者は奴隷…とも言い切れない例

2014年10月09日 22時04分02秒 | 経済
 普段、自身のエントリで「経営者は基本的に外道で、労働者は奴隷である事が多い」と公言して憚らない俺だが。
 正直ノーベル物理学賞の受賞が今回決まった、現在米国籍の中村氏には、いい感情はない。

 無論、世界屈指の優秀な人物ではあると思う。
 が、なんだろうこの恩知らず。

【時事】ノーベル賞、勝因は「怒り」=日本企業に苦言も―中村さん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00000022-jij-soci

 昨日の新聞でも紹介されていたが、彼は青色ダイオードを開発した当時在籍していた企業であった日亜化学工業に訴訟を起こし、一審で200億円企業が支払うように命じられ、最終的に数億円で和解、勝訴している。

 でもってその裁判の結果に絶望し、彼は渡米して米国籍を得て、今ノーベル賞を受賞してまた、日亜化学工業を叩いているわけだが。

 ここで、中村修二氏の著書、「考える力、やり抜く力 私の方法」を引用しているエントリを紹介したいと思う。2004年の記事である。



考える力、やり抜く力 私の方法

 少々長い引用なので、いつものように要約する。なお、日亜化学工業にヘイトをむき出しにする現在の中村氏をご覧になった方には信じられないかもしれないが、以下に紹介する記事は、彼の著書だけあってもちろん彼の主観である。

中村教授と日亜化学の悲劇
http://members.jcom.home.ne.jp/u333/ithink040704nakamura%20nitia.htm

・会社の方針を徹底無視して自分のやりたい研究を続けた。会長は不機嫌になるも黙認してくれた。
・月に2~3度は爆発事故を起こしていた。最初は「生きているか?!」と血相をかえて駆けつけてくれたが、みんな慣れた。
・会長は無体無謀な選択を私がしても一切口を挟まず、好きにさせてくれた
・夏休みが20日と日本企業としては破格だった。会長は「欧米では珍しくない」
・人は信じて貰っていると実感があれば頑張るものだ
・大法螺吹きに莫大な予算を与えて平然としている胆力に感謝している

 驚くべき内容だと思う。彼は日本に絶望する前、日本を、日亜を愛していたのである。なぜ、現在のような不幸になってしまったのかというと。
 日亜化学工業の会長が脳萎縮に陥って、胡散臭い霊能力者に日亜が乗っ取られてしまうからである。

 …結果はご覧のとおりだ。

 つまり、彼の現在の日本国、日本企業叩きは私怨だと、俺は思っている。
 同情すべき点は多々あるだろう。が、全ての日本企業が、彼の愛した日亜化学工業を乗っ取った霊能力者と同じではない。それは特殊な例外であろう。現に彼は、小川会長存命時、日本企業を愛していたではないか。

 なのに、彼はアメリカを礼賛し、日本国や日本企業を貶めるのである。ノーベル物理学賞を受賞して、その多大なる影響力を利用してだ。いい感情なんぞあろうはずがない。

 確かに、中村氏の訴訟以降、技術者が会社を訴える訴訟は増え、技術者の報酬は増えた。これは正当な対価を求める技術者にとっては福音だろう。

 しかし、日亜化学の会長を見ればわかるとおり、技術なんてシロモノは1発当てればデカイのは事実だが、その当たりクジを引くためにドブに捨てる金額もハンパではないのだ。製薬会社なんぞ、実用化に漕ぎ着ける研究は0.1%とか、そんな話すら、聞いたことがある。(面倒なんで裏とりしてないけど)

 アメリカでは、業務上で得た特許技術はそのまま企業のものとなる契約書にサインを書かされるそうだ。だからあっちでは特許とって設けたろうって事になると、自分でベンチャーを興すそうなんだが、そう考えれば日本は起業しない人にとって恵まれた環境であるとすら言える。

 現在、安倍政権は社員の発明を企業に帰属させる方針を取ろうとしている。

社員の発明、誰のもの? 企業に帰属は妥当なのか
http://thepage.jp/detail/20140909-00000017-wordleaf

 これはこれで、技術者軽視に繋がって「またかよ。安倍は資本主義の犬やなぁ」って気持ちにもなるものだが、正当な対価さえ要求できるなら、方針としては間違ってはいないような気がするのだ。

 忘れてはならないのは、99.9%、投資でドブに捨てて開発をする企業より、ヘッドハントして引き抜く方が遥かにローリスクで卑怯でいいとこ取りだと言うことだ。

 特許が個人持ちってのは、それだけ引き抜きに対するリスクがある。

 安倍政権は、その方針でいくのなら、発明者の保護をはっきりと明示し、特許使用料の一部を対象社員へ還元する義務ぐらいはやってのけるべきだろうと思う。

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