金は天下のまわりものとはよく言ったものだ。
基本的に、金は使った方がいいに決まっている。
だって。俺が稼いだお金というのは、誰かがお金を使ったから、その報酬として受け取ったモノだからだ。
誰もお金を使わなければ、お金は無意味な紙切れなのである。
こないだ、リチャード・クーという、台湾の有名なエコノミストのコラムを読んだのだが、金融収縮の仕組みがわかりやすく書かれていた。
労働の対価として1000円貰った人が、900円使って100円貯金したとする。その900円を貰った人が810円使って90円貯金する…と、繰り返せば、必ず流通している金が少なくなっていき、金融は収縮するという話だ。実にシンプル。デフレスパイラルってのはこうして発生する。
最近よく、「金融の流動性が失われつつある」とか言われるが、まさにこの話であって、要するに「現在流通しているお金」が少なくなっていると言っているのだ。
まあ、理屈では実によく判るんだが…。なにせ釈然としない。世界経済的には借金してでも金を使ってくれた方がいいというのは正しいと思うのだが、質素倹約の何が問題なんだろうか?
日本国民は、昔から質素倹約を良しとしてきたが、それでちゃんと世界が淀まず循環していたように思う。一番気に入らないのが、
「借金はした方がいい」
という考え方だ。
いや、ホント、理屈はわかるのよ?前述の例で言えば、1000円貰った人が1100円使い続ければ、循環する金の量はどんどん増えて、みんなハッピー…?
うーーーん?基軸通貨ドルの持ち主故、アメリカの考え方はアメリカだから通用するような気がするんだけど。
必要なものが適正な価格で販売されていたら、必ず貨幣を使うだろう。庶民にそれ(借金してでも消費)をしろってのは、やはり違う。金持ち(金余ってる奴)が金を落すべきなんだ。借金をした段階で、身の丈にあった消費ではなくなるではないか。
で、日本で金を持っているのは主に企業。ヤツらが設備投資や広告で一般に金を還流している。
じゃあやっぱり日本人は少なくとも自社株は買うべきなんだよな…。せっかく株主の権限が強化されているんだし。日本の不況は自業自得とも言える。金持ってる日本企業が、国内に還流しないで中国とかとずぶずぶなんだもの。国益を見据えた企業のなんと少ない事か。
金を貯め込むぐらいなら、株式で運用した方がいいという考え方は、要するに
「俺は金の使い方が判らんから、あんたに預ける。頼むから日本経済の為に有効に使ってくれ」
が基本なんだよ。
差額で儲けようっつーのは、まあ大金がいるプロジェクトとかでは必要な業務ではあるんだろうけど、そんなにたくさんはいらないはず。全就労人数の3割が金融というアメリカが異常なのだ。多分。
差額で掠めとる商売が、アメリカではあまりに多いから、誰かに借金をさせないと掠め取れない。それの大元が「強いドル政策」なのだ。
そんなの、実体経済(身の丈にあった経済)から乖離しているに決まってるやん。そのツケが、今の現状なわけで…。
■29日のNY株式市場 ダウ、777ドル68セント安と史上最大の下げ幅を記録し取引終了
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00141492.html
『29日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、アメリカ下院で「金融安定化法案」が否決されたことから、先週末の終値より大幅に値を下げた。ダウ平均株価は、777ドル68セント安い、1万0,365ドル45セントで取引を終え、史上最大の下げ幅を記録している』
そんなわけで、
俺は結論として、借金がいいとは思わないのであった。
まあ、アメリカはそういうお国柄故に、フロンティアスピリッツ旺盛で、新技術が湯水が湧くかの如く発案(成果がでるか判らんものにでも投資する)され、日本人はそれらを改良して売るという恩恵にあずかれるんだろうけどね。
以前、「ときめきメモリアル3ファンド」ってのがあって、投資募集してたんだが…。あーゆーのは投資しようかって気になるんだが、「ウォーターエネルギーシステム」とか、投資しようって気にならんもんな…。なんで日本の投資話って、詐欺臭が漂うものしか報道されんのだろうか。
P.S.
日本は、「金融最後のフロンティア」と言われている。
あれだけ金を持ってるくせに、金融業1割っつーのは弱すぎるってんだな。
でも俺、日本はこのままでいいと思うよ。金融なんてクソ喰らえだ。俺は、「永遠の金融フロンティア」と命名したいね。
※金融知識が不要とは言ってない。必要だが、増えすぎるとロクな事にならんと思っているだけだ。
P.S2.
【参考資料:日本の会社がいかにアメリカのものかを示すもの】
5%以上の外資比率、1%以上の変動があればここに報告される
https://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
大量保有報告書の閲覧の方法
http://www.kabukokabumi.com/mt/archives/2006/03/post_22.html
現在の大企業の外資比率
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200704/article_24.html
大量保有報告書 データベース
http://g2s.biz/tool/fiverule/
大量保有報告書速報
http://kabuhoyu.cc/
P.S3.
今回の日本企業のモルスタとかリーマンの買収劇。
もし立場が逆だったら、きっと日本人はアメリカ人みたいに好意的には受け取らないだろうな…。
基本的に、金は使った方がいいに決まっている。
だって。俺が稼いだお金というのは、誰かがお金を使ったから、その報酬として受け取ったモノだからだ。
誰もお金を使わなければ、お金は無意味な紙切れなのである。
こないだ、リチャード・クーという、台湾の有名なエコノミストのコラムを読んだのだが、金融収縮の仕組みがわかりやすく書かれていた。
労働の対価として1000円貰った人が、900円使って100円貯金したとする。その900円を貰った人が810円使って90円貯金する…と、繰り返せば、必ず流通している金が少なくなっていき、金融は収縮するという話だ。実にシンプル。デフレスパイラルってのはこうして発生する。
最近よく、「金融の流動性が失われつつある」とか言われるが、まさにこの話であって、要するに「現在流通しているお金」が少なくなっていると言っているのだ。
まあ、理屈では実によく判るんだが…。なにせ釈然としない。世界経済的には借金してでも金を使ってくれた方がいいというのは正しいと思うのだが、質素倹約の何が問題なんだろうか?
日本国民は、昔から質素倹約を良しとしてきたが、それでちゃんと世界が淀まず循環していたように思う。一番気に入らないのが、
「借金はした方がいい」
という考え方だ。
いや、ホント、理屈はわかるのよ?前述の例で言えば、1000円貰った人が1100円使い続ければ、循環する金の量はどんどん増えて、みんなハッピー…?
うーーーん?基軸通貨ドルの持ち主故、アメリカの考え方はアメリカだから通用するような気がするんだけど。
必要なものが適正な価格で販売されていたら、必ず貨幣を使うだろう。庶民にそれ(借金してでも消費)をしろってのは、やはり違う。金持ち(金余ってる奴)が金を落すべきなんだ。借金をした段階で、身の丈にあった消費ではなくなるではないか。
で、日本で金を持っているのは主に企業。ヤツらが設備投資や広告で一般に金を還流している。
じゃあやっぱり日本人は少なくとも自社株は買うべきなんだよな…。せっかく株主の権限が強化されているんだし。日本の不況は自業自得とも言える。金持ってる日本企業が、国内に還流しないで中国とかとずぶずぶなんだもの。国益を見据えた企業のなんと少ない事か。
金を貯め込むぐらいなら、株式で運用した方がいいという考え方は、要するに
「俺は金の使い方が判らんから、あんたに預ける。頼むから日本経済の為に有効に使ってくれ」
が基本なんだよ。
差額で儲けようっつーのは、まあ大金がいるプロジェクトとかでは必要な業務ではあるんだろうけど、そんなにたくさんはいらないはず。全就労人数の3割が金融というアメリカが異常なのだ。多分。
差額で掠めとる商売が、アメリカではあまりに多いから、誰かに借金をさせないと掠め取れない。それの大元が「強いドル政策」なのだ。
そんなの、実体経済(身の丈にあった経済)から乖離しているに決まってるやん。そのツケが、今の現状なわけで…。
■29日のNY株式市場 ダウ、777ドル68セント安と史上最大の下げ幅を記録し取引終了
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00141492.html
『29日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、アメリカ下院で「金融安定化法案」が否決されたことから、先週末の終値より大幅に値を下げた。ダウ平均株価は、777ドル68セント安い、1万0,365ドル45セントで取引を終え、史上最大の下げ幅を記録している』
そんなわけで、
俺は結論として、借金がいいとは思わないのであった。
まあ、アメリカはそういうお国柄故に、フロンティアスピリッツ旺盛で、新技術が湯水が湧くかの如く発案(成果がでるか判らんものにでも投資する)され、日本人はそれらを改良して売るという恩恵にあずかれるんだろうけどね。
以前、「ときめきメモリアル3ファンド」ってのがあって、投資募集してたんだが…。あーゆーのは投資しようかって気になるんだが、「ウォーターエネルギーシステム」とか、投資しようって気にならんもんな…。なんで日本の投資話って、詐欺臭が漂うものしか報道されんのだろうか。
P.S.
日本は、「金融最後のフロンティア」と言われている。
あれだけ金を持ってるくせに、金融業1割っつーのは弱すぎるってんだな。
でも俺、日本はこのままでいいと思うよ。金融なんてクソ喰らえだ。俺は、「永遠の金融フロンティア」と命名したいね。
※金融知識が不要とは言ってない。必要だが、増えすぎるとロクな事にならんと思っているだけだ。
P.S2.
【参考資料:日本の会社がいかにアメリカのものかを示すもの】
5%以上の外資比率、1%以上の変動があればここに報告される
https://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
大量保有報告書の閲覧の方法
http://www.kabukokabumi.com/mt/archives/2006/03/post_22.html
現在の大企業の外資比率
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200704/article_24.html
大量保有報告書 データベース
http://g2s.biz/tool/fiverule/
大量保有報告書速報
http://kabuhoyu.cc/
P.S3.
今回の日本企業のモルスタとかリーマンの買収劇。
もし立場が逆だったら、きっと日本人はアメリカ人みたいに好意的には受け取らないだろうな…。