博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

聖光の底力

2014-07-26 18:38:53 | 日記

<福島民友ニュースより>

聖光学院が8連覇 夏の高校野球福島大会

 第96回全国高校野球選手権福島大会は26日、郡山市の開成山球場で決勝を行い、第2シード聖光学院が延長11回、7-6のサヨナラで第1シード日大東北を下し、大会8連覇で11度目の甲子園出場を決めた。聖光学院は1回に1点を先制したが日大東北に2回に逆転され、5回、6回、7回、8回と1点ずつを小刻みに加点され2-6と敗色濃厚だったが9回裏、日大東北の先発大和田啓亮(3年)に集中打を浴びせ4点を入れて同点。延長に入り11回裏にサヨナラ勝ちした。
 聖光学院は8年連続優勝の偉業を達成、夏の覇者として甲子園出場を決めた。
(2014年7月26日 福島民友ニュース)


昨日の全協

2014-07-24 19:44:40 | 日記

昨日の全員協議会の主な内容は、今朝の民友・民報に掲載されていた通りです。

国道6号の自由通行に関しては、福島民友ニュースに掲載されていましたので貼り付けます。

また、もう一点(常磐道の浪江IC開通)に関しては、直接打ち込んでお知らせします。

 

<福島民友ニュースより> 

9月にも全面通行可能 国道6号、7月除染完了

 東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域になっている双葉、大熊、富岡3町間の国道6号(延長約14キロ)をめぐり、国は早ければ9月にも業務車両などに制限している通行規制を解除、一般車両も含め全面的に通行可能にすることが23日、分かった。同国道の除染が今月中にも完了する見通しになったためで、国は既に関係町に方針を伝えた。同原発から20キロ圏の同区間は事故後から許可車両に通行が限られ、約3年半ぶりに同国道の県内全線で全面通行できるようになる。
 同国道は帰還困難区域で南北に分断され、許可車を除き浜通りを縦断するには大きく迂回(うかい)しなければならかった。全面通行で通行車両は南北それぞれに直行でき、双葉郡など浜通りの通行が大幅に改善される。
 関係者によると、同区間は除染後、放射線量調査などを経て8月末から9月にかけて開通できる環境が整う見通し。
 規制解除で通行車両の増加が見込まれ今後、防犯や放射線防護対策が課題となる。国道の通行を除く同区域への立ち入りはこれまで通り申請が必要となるが、避難中の町に不特定多数の車が入り込むことで、犯罪などの増加が懸念される。
(2014年7月24日 福島民友ニュース)

 

<福島民報掲載記事より>

常磐道 年内開通区間 浪江IC24時間通行へ

国と町調整 114号国道の一部も

 

 年内に開通予定の常磐道浪江ー南相馬IC間の浪江ICについて、国と浪江町は24時間通行可能にする方向で調整していることが分かった。同ICから6号国道にアクセスする、帰還困難区域を含む114号国道の一部区間も24時間通行可能になる見込み。23日に浪江町役場二本松事務所え開かれた町議会全員協議会で町側が示した。

 6号国道の双葉ー富岡町間は今夏にも自由通行できるようになる見通しで、浪江IC開通後は114号国道を経由して6号国道に出る来る者増加が見込まれる。全員協議会では、町民以外が町内に多数訪れることに伴う防犯面での懸念の声が上がった。町は114号国道から6号国道に向かう車が脇道に入らないようバリケードを設置するほか、防犯カメラ、警備員の増強などの対策を取る考え。今後、行政区長にも説明した上で国との協議を進める。

 浪江ICの開通に合わせ、町は町民の一時立入り時間についても、現在の午前9時から午後4時までから、午前6時から午後7時まで延長する方針。

 

 

 

 




  

 お悔やみ情報」  

 

 君島スイさん95(元浪江町区長会長君島勝見さんの母)。浪江町室原字滝平47。通夜24日午後6時、告別式25日午後1時、ともにさがみメモリアル斎場二本松(二本松市)。喪主長男勝見さん 

 

 

謹んでお悔やみ申し上げます。合掌  

 


 

 


第2回臨時会

2014-07-23 19:29:34 | 日記

今日は、第2回臨時会が開催されました。

議案は、「平成26年度浪江町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」と「工事請負契約の変更について(請戸共同墓地整備事業造成工事)」の2件で、審議の結果、どちらも可決しました。

「平成26年度浪江町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」では、歳入歳出それぞれ3億9231万円を増額する補正です。浪江浄化センター等災害復旧工事委託料に3億5688万1千円の増、国道6号より東側の下水道管渠の災害復旧工事3099万5千円の増などです。

「工事請負契約の変更について(請戸共同墓地整備事業造成工事)」では、防災集団移転先候補地の請戸大平山を整地し、8月12日までに400区画の共同墓地を整備する工事が、震災後の復旧工事・除染作業の本格化等により資機材不足・人手不足などが続き、工事の進捗に支障をきたし、10月31日までに工期の延長が必要となったものです。

また開会冒頭、小黒議長の不信任決議案が提出されました。主な提案理由は、「一連の小黒敬三兼業禁止規定違反問題については本人自身が議長職にあり、議会の混乱を招いた。また、町民の負託を受けた議会への信頼と名誉を著しく損ね、町民の期待を裏切るものであり、議長として政治的、道義的責任を免れず、また議会制民主主義と良識の府である町議会の議長にとどまることは町民感情からして許されるものではない」というものでした。

採決の結果、賛成8、反対4で可決しました。ただ、今回の不信任決議には拘束力はありません。私は、質疑の中で「県は法とルールに則り、町議会が判断した兼業禁止に該当するとした処分を取り消す重い裁決を下したものであり、これ以上これ以下でもない」という意味の発言をしました。無記名投票ですので、私の投票行動はこの発言から想像してください。

午後は、全員協議会がありました。内容は新聞報道で分かると思いますが、明日報告します。

 

 

 

 




  

 お悔やみ情報」  

 

 鈴木長子さん83(鈴双土木代表取締役鈴木邦雄さんの妻)。浪江町酒田字堂ノ内93。通夜24日午後6時30分、告別式25日午後0時30分、ともに開成斎場(郡山市)。喪主長男義雄さん 

 

 

謹んでお悔やみ申し上げます。合掌  

 


 

 

 

 


15代目窯元

2014-07-22 21:43:52 | 日記

<河北新報オンラインニュースより>

フクシマ 造る/避難先で窯を再建、浪江の伝統守り抜く/近藤京子さん=福島市                                  

 2011年4月下旬、福島第1原発事故で福島市に避難した。原発事故から1カ月余り。6畳二間のアパートは窮屈だった。炊事と洗濯くらいしかやることがない。気がめいった。
 「もう一度、窯を持ちたい。何としても」
 先行きは見通せない。家族は反対したが、じっとしていられなかった。
 福島県浪江町に伝わる大堀相馬焼の窯元「京月窯」の一人娘として生まれた。父が14代目。江戸時代から350年続く。若いころ、その歴史がやけに重く感じられた。陶芸にも興味は持てなかった。
 「実家にいたら継がされる」
 高校卒業後、実家を抜け出すように愛知県の専門学校に進んだが、卒業と同時に呼び戻された。窯で陶器のうわぐすりを塗る作業を任された。
 遊びたい。おしゃれもしたい。何より父と同じ空間にいつも一緒にいるのが嫌だった。逃げ出す方便ばかり探していた。
 町の宿泊施設に就職。出会った男性と結婚したのは26歳のとき。だが、夫と同じ職場で働くのははばかられた。家業を継いだのは、そんな理由からだった。
 大堀相馬焼は器全体に広がる青いひびと、走り馬が特徴だ。
 「やるなら自分の色を出したい」。淡いピンクにブルー、グリーン。うわぐすりの調合を独自に学んだ。
 「どうしたら若い人に手に取ってもらえるだろうか」。自問を繰り返す。自分しか出せない色合いに挑戦した。いつの間にか、陶芸にのめり込んでいた。
 父が00年、脳梗塞で倒れ、第一線から退いた。窯を仕切るのは自分だけ。四季折々の風景や草木をモチーフにした女性らしい作品造りに没頭した。「15代目」を自覚し、軌道に乗っていた。原発事故さえなければ。
 放射能は窯の里にも降り注いだ。窯も、土の匂いも、常連客が集う空間も一変した。避難生活で募るのは、むなしさばかり…。
 11年8月、福島市に空き家を見つけた。すぐ窯の再建に取りかかった。年末、火入れにこぎ着けた。
 「京子ちゃんはいいよね、再開できて」
 25ある窯元のうち、再開は最も早かった。仲間の一部はうらやんだ。大堀地区は放射能の通り道。長期間、帰還できない。どこの窯も跡継ぎに困っていた。必死だ。
 「みんなの気持ちは分かるから…」。そうしか言えなかった。人目を忍んで、一人泣いた。
 作品を棚に並べ、ギャラリーを開くと、浪江のなじみ客が訪ねてきた。
 「この器懐かしいね」
 「浪江を思い出すね」
 町民の憩いの場になると、父も店に顔を出すようになった。避難直後、一日中押し黙っていることが多かった父。最近は口数も増えた。
 「もう、お父さんは引退してよ」。馬の絵付けを手伝う父に、軽口も言えるようになった。
 「親の敷いたレールには乗りたくない」が若いころの口癖だった。いま歩く道は自分で選んだと思っている。(桐生薫子)

 

福島市に再建した窯で大堀相馬焼の作品造りに没頭する近藤さん。
ブルーやピンクの鮮やかな陶器が並ぶ