

2014年8月4日(月)~5日(火)
「その領域」ってどんな領域だ、と?w まぁ、自分でも良くわからないのだけど。
ホッケーが好きで日光に行きだして、奥日光の自然に魅せられ湿原や山を歩いているうちに、山を歩く友達も増え、行ってみたい場所も広がった。 そのうちのひとつが「会津駒ヶ岳」 chikoやんのブログを見てあちこち行ってみたい場所はあったけれど、その中でもダントツ行ってみたい場所が会津駒ヶ岳だった。
まぁでも、登山口が桧枝岐村。 登山の標高差は1000m越え。 「わしゃ、ムリ。」て簡単に諦められているころは気持ち的にも楽だったけど、6月の「帝釈山・田代山」でのオサバグサ祭りで桧枝岐村突入に成功し、会津駒ヶ岳の登山口も確認してしまうと、気もそぞろに。
そしてよくよく考える。 「男体山や白根山みたいにその日のうちに下山しなくてもいいんだよ。 重いザック背負って歩くの遅くても、夕方までに小屋に着いて泊まることができれば、山頂では荷物置いてラクラク撮影ができるじゃないか。 あの山頂で夕焼け、星空、夜明けの空が見られるんだぞ。」と。
けれど、駒の小屋は人気の山小屋。 「予約できるわけない、ない。」ってこれがちょっと安心材料でもあった。 けど、平日なら。。。とか。。。
それで考えた。 東京から直で桧枝岐村に行って山に登るのはきついので、8月3日(日)のβさんのツアーと絡めて行けるようなら行こう。
「行けるようなら」というのはまず天気。 3日前後の週間予報で晴れが付けば山小屋予約の電話をしてみようと決め毎日のように週間予報をチェックしていたが、晴れが付いたのが4日(月)。 電話してみる。 無理でしょ。 取れた。
えぇぇーーーっ!!((;゜Д゜)ガクガクブルブル
取れちゃったよ!
というわけで、いつも通り前置き長すぎ。ww 行ってきました、会津駒ヶ岳~中門岳。 午前7時半。 この階段をよもや私が登るとは。 しかも食料、着替えの入った重いザックを担いで。w
「水場までの急登がきつい」と聞いていましたが、会津駒ヶ岳駒の小屋サイトを見ると水場まで2時間。 「2時間もきつい登り!?」と思うけど、駒の若頭さんが「4時までにつけばいいですよ。」って。 幸い登山道は道の形状は保っており歩きやすいので助かる。w ちょっとずつゆっくり行こう!


とは言うものの、結構写真を撮らずにまじめに登ったのですよ。 写真を我慢してても、どうしようもなく疲れて「写真休憩」したことも幾度か。
左はツルアリドオシ? 合っていれば並んだ二つの花にそれぞれ実が付くのですが、大きくなる間にひとつになるのですって! 不思議~! 右はジョウシュウオニアザミ?でしょうか。 割と大きな花です。 そして下を向いて咲くのがおもしろいですね。


左写真。 ようやく水場です。 9:26着。 所要時間2時間。 いいとこじゃない♪ 実際「水場」と書かれた看板の所からわき道にそれ3分くらい急坂を下ります。 萎えました。。。 けど、この水の冷たいこと! 沢から引いているという感じではなく、岩にパイプがさしてあってその中から水が出てくる感じ。 まるで岩の奥には氷の塊があるのじゃない?、と思うほど。 ここで英気を養いました~!
そしてハナニガナの道を登ってゆきます。


途中景色が開けました。 向こうに見える山は帝釈山、田代山でしょうか。 朝晴れていた青空も8時半ごろには曇ってきてしまいました。 この先雨が降ればこれが最後の展望かも、とか思って。w
その後45分間、写真を一枚もとらずに右写真の場所まで。 ようやく見えてきたあの尾根? まだ遠い~(;´д`) いやいや、結構登ってきた~!!


マイヅルソウはまだお花のきれいなものから、既に実のなっているものまで。 そしてようやく、11:12。 森林限界突入~!!

キターーーッ! さっそく池塘!! まだワタスゲも残っているよ~!!

おぉーーーっ! あれが駒の小屋!! 来たな~(ToT)

横を向けば池塘の向こうに燧ヶ岳が。

振り返れば自分の歩いてきた道。 おぉ~、良く頑張った(ToT)

そして 11:55、駒の小屋前、駒の大池に到着! 曇り空でも感無量だっ!\(^O^)/


小屋の受付をしようと思ったのですが、「掃除中」の看板が出ていたので先にお昼ごはん。 「駒の若頭」さんのブログによれば「駒の姉さん」はそうとう怖い印象で、怒られたらイヤだからねぇ。 この時点での私の「駒の姉さん」のイメージは「お残しはゆるしまへんでぇ~!」のあのおばちゃん。w
昼ごはんはフリーズドライのシチューとパン。 パンはよく山に行くと袋がパンパンに膨れるのでつぶれないかな~、と思って持っていったのだけど、見事にのしクロワッサン。w
膝の上にはず~っとカミキリムシ?w

お昼ごはんを食べたベンチのすぐ横にはベニバナイチゴ。 翌日中門岳のほうではもっと花の状態の良いものがたくさん咲いてのだけど、どれも背丈が低すぎて、下から撮ると逆光をまともに受けてまっ黒に写ってしまう。

もう実もできていた。 駒の姉さんいわく、真っ赤でとても大きくおいしそうな実になるのだけど、実際はとてもまずいのだそうです。 残念。w


そんな写真を撮っていると小屋の方から高らかな駒の姉さんらしき人のおしゃべり声が聞こえてくる。 さぁ。 受付を済ませて、「神の稜線」に向かいますか。