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2018年1月6日(土)
姫次から望む富士山
新年明けてから連日の良い天気。 昨年は週末の好天に恵まれなかったことを思い出す。 「あ~。毎日のように青空なのに山に行けないなんて~。」と恨めしく空を見上げても、こりゃ仕方がない。
けれどようやく好機が廻ってきました。 1/6~7 と連日で出かけられそうなので、せっかくですから山小屋泊で登りに出かけたい。 天気も安定していて登れそうな山は。。。以前より登りたかった丹沢、蛭ヶ岳!
2016年2月に鍋割山~塔ノ岳~丹沢山に登りました。 その時にグルっと回った先の蛭ヶ岳にもいつか行きたい、と思ったのでした。 が、大倉から蛭ヶ岳に向かうには、どうも私の足では一泊では帰ってこられそうにない。 「この冬休み期間中に二泊三日で行ってみようか?」という気持ちにもなったのですが、結局のところ時間はとれず。
一泊で行くには蛭ヶ岳北側から登るコースがあることは知っていたのですが、最短ルートで行くには駐車場確保が難しそうで二の足を踏んでいました。 が、つてを頼りに調べた結果、良い場所に車を置くことができ、相模原市緑区青根から八丁坂コースを登り蛭ヶ岳山荘に一泊で行ってくることができました。 新年早々感謝です。
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林道を歩きこの分岐を「八丁坂ノ頭」方面へ。 コースタイム通りなら(休憩含まず)ここから往復で7時間40分。 足の速い人ならこのコースで日帰りも可能です。 またこのコースよりさらに距離のある焼山登山口から日帰りで、蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳を経て大倉やヤビツ峠に下山する健脚な方もいます。 が、私にははなからそれは無理ですし、せっかく山頂に山荘があるわけで。 山頂からは富士山を目の前に360度の大展望。 朝景、夕景、星景など撮り放題を目の前にして下山するわけにはいきません。 ここは三脚プラスレンズ2本も背負ってがんばって登ります。
しかし、この斜面のきついこと、きついこと。。。 おそらく正月なまり、とか最近高い山に登っていなかったので筋力が衰えた、だけではなかったと思います。
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分岐から約50分。 植林地を抜け松の多い森を登ってゆくとようやく平らになってきたかな、
と思ったのですが、まだまだでした。
向こうに見えるのはおそらく黍殻山(きびがらやま)。
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さらに30分。 まだまだ登ります。
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分岐から1時間半ほどでモノレールを潜るポイント。
荷物の重さをずっしりと感じます。
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陽の当たる所に出てきて、ようやく登り切ったような感じ。
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見晴らしも良くなりました。 向こうに見えるのは丹沢山に続く尾根かなぁ。
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少し行くと都心方向の景色が開けました。 スカイツリーも良く見える。
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そしてようやく八丁坂ノ頭分岐到着。(9:51)
私は写真左側のトレイルから来ました。 右からのトレイルは焼山からのルートで「東海自然歩道」にもなっています。
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ここから姫次まではCT25分。 姫次につけばきっと素晴らしい富士山が拝めます。
が、既にここから目指す蛭ヶ岳が見えました。
写真左の山頂にちょこんと山荘が見えます。 おそらくあそこが蛭ヶ岳山頂だ!
「割と近い?」と思ったのは大きな間違えでした。w
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程なく「東海自然歩道 最高標高地点 1,433m」
けど、私が撮っている場所の方が高いのだけど。。。w
そして、そのすぐ先に。。。
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この景色!!
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姫次到着です!!(10:20)
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素晴らしいロケーション!
当然ここでお茶&おやつ休憩です。
後から来る人達もみなここに入ってくる前に「わぁ~っ!」と歓喜の声を上げるのが聞こえます。
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30分程ゆっくりと休憩をして、あの山頂を目指します!
「高いなぁ」と思ったのですが、それだけではありませんでした。
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姫次からいったん激下ります。(ToT)
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相当下った後、もちろん登りが始まります。
よく整備されている「丹沢の階段」登りです。 これがまたきつい。。。
姫次から蛭ヶ岳山頂まではCT2時間ですが、もう登るのが嫌になり、
時間も12時ごろになったので、日当たりの良い所で座り込みお昼ご飯にしました。
ところがご飯を食べていると谷底の方からガサガサッという何者かが登ってくる音が!
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ドキッとしてみると大きなシカでした。 あ~、良かった。。。(;'∀')
丹沢のこの辺りも縦横無尽に網が設置されてあるのですが、やっぱりいますよねぇ。。。
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さぁ、立ち上がって行きましょう。
目指す山頂はまだまだ先です。
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まだ相当登りますよ~。
足にはかなり疲労が蓄積されています。
ちょっと変な風に力を入れたら一気に両足攣りそうです。
時々伸ばしたりさすったりしながらゆっくり、ゆっくりと進みました。
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が、振り返ればこの景色!
秩父甲斐多摩国立公園を一望するかのようです!
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山頂までようやく 0.4km。 しかしこのあと2回「0.4km」の道標を見ました。w
この先のトレイルが崩落してグルッと周回コースができたからなんですね。
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右手にこの景色を眺めながら「あと少し。 あと少し。」と励ましつつ登ります。
姫次のあと、富士山は一度手前の檜洞丸に隠れるようになります。
が、この辺に来て位置、標高が変わり、再び全体像が見えてきます。
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そしてとうとう到着しました~!\(^o^)/
13:33着。 林道の分岐から約6時間。 14時前に到着は上出来です。
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山荘には 14:00以降にチェックインした方が良いでしょう。
なので山頂でゆっくりとこの景色を楽しみながら休憩しました。
そして広い山頂をあちこちで撮影しながら過ごしました。
泊りならではの至福のひと時です。 つづく。