2017年6月18日(日)
赤岳山頂より南アルプス、北岳、仙丈ケ岳を望む
昨年5月末、八ヶ岳に咲くホテイランとツクモグサを見たくて、思い切って八ヶ岳の横岳に出かけてきました。 一番の目的であった花撮影は達成したものの、時間や体力を考えると横岳山頂に到達するには無理があると判断し、昨年は頂に立つことなく登山口に戻りました。 私にとってその経験は一歩も二歩も前進で、悔しいことも何もなかったのですが、せっかく苦労して山頂に続く稜線に立ったのだからもっと花の撮影時間をとりたい、もっと長い時間稜線散歩を楽しみたいということで、次回八ヶ岳に登る機会があれば是非山小屋に泊まってみたいなぁ、と思っていました。
本年5月末が近づくにつれ「今年も行こうか?」という気持ちがわいてきましたが、どうも今年は雪が多く花が遅いようでタイミングがつかめない。 そんな中今年のホテイラン、ツクモグサの写真も見え始め、「少し遅すぎたかも?」とは思いましたが、 yukoさん、トレッキングさんも一緒に行ってくれるということで、赤岳展望荘泊の計画で行ってきました。 ホテイラン、ツクモグサが終盤でもほかのお花が咲いているだろう、一泊すればムリなく赤岳、横岳、硫黄岳の三峰を回ることができるだろう、と楽しみは倍増どころか3倍増です!
天気によっては主峰赤岳に登らずツクモグサ撮影優先にしたい、という私の我儘も聞き入れてくれた二人でしたが、予報では一日目が曇りだったので素直に18日(日)は美濃戸~赤岳~赤岳展望荘、19日(月)に赤岳展望荘~横岳~硫黄岳~美濃戸、のルートで行くことになりました。
まず17日(土)。 18日(日)は早朝から駐車場が混むでしょうから美濃戸口の「オーベルジュJ&N」に前泊。
清潔、おしゃれな施設、おいしいお料理と。。。
スイーツ、マロちゃんがいると聞けば利用してみたい。w
で、5時に駐車場入り。 やまのこ村は宿泊の方も多かったのか9割がた満車。
赤岳山荘Pは7割ほどの入り。 早く行って良かった~。
そしてゆっくり支度をして5時半出発。 まずは南沢から行者小屋を目指します。
photo by トレッキングさん
20分も歩けばホテイランの保護地区。 もう咲いていないかと思いましたが、いました~。(*^^)v
良かった~!! 満足して次に向かいます。
始めは緩やかな登りですが、徐々に斜度が出てきます。
お花を見ながら、苔の森を楽しみながら、歩いてゆきます。
空は曇り空だったので、ひんやりした空気が心地よい。
2時間半くらい歩きこの河原のような所に来れば八ヶ岳の峰々が眼前にそびえ、行者小屋もすぐです。
photo by トレッキングさん
ベンチに座っておやつを食べて、ゆっくり休憩します。
天気は回復傾向ですが、空には厚い雲がかかり、ツクモグサは開いているかわからない。
予報では翌日月曜日に陽が射すようなので、予定通り文三郎尾根を登り、赤岳を目指します。
9時前ですが、キャンプの人たちは片づけを始め下山する人も。
初めての文三郎尾根。 階段が多いらしいけど大丈夫だろうか。
ズンズン登ります。 昨年登った地蔵尾根より整備されており登りやすい。
結構登っても行者小屋が近くに見える。(^^;
どんどん階段を上っているつもりでもなかなか稜線に出ず、フ~ッと遠くの空を見ると。
雲の向こうに穂高と槍の先がのぞいていた。
photo by yukoさん
低いステップでハードルの様になっているわけでもなく、とても登りやすい。
名物のマムート階段を探しますが、なかなか出てこない。
中岳、阿弥陀岳方面に向かう稜線を歩く人。
稜線の分岐直下でマムート階段出現!
photo by トレッキングさん
階段鉄の柱のマンモスマークね。(^^;
で、分岐まで登り上げました!
曇りの雲の感じも良い雰囲気! 阿弥陀岳に続く稜線のトレイルもカッコ良い!
私たちは赤岳山頂を目指します。
ここからは岩登り。
交互通行できない場所もあり、登り下りの登山者が譲り合い渋滞ができる場面も。
そんな中、だんだんと雲が晴れてきてなんだかすごい景色が出てきた!
ワクワクした気持ちを抑え、慎重に登ってゆくと。。。
八ヶ岳最高峰、赤岳(2,899m)山頂到着!!\(^o^)/
こだわっていた山頂ではありませんでしたが、やっぱり立てばうれしい!!
辺りは雲に包まれ白くなってきましたが、この後どうなるでしょうか。。。
ありがとうございます。
以前から花の時期に八ヶ岳に行こう!!も有りオーベルジュJ&Nに前泊すると聞いただけで行く行く!でした。
ステーキプレートも美味しかったし部屋もお風呂も清潔なんと言ってもお洒落なオーベルジュまた泊まりたいほどです。
文三郎尾根を心配していたLaylaさん元気に赤岳を目指せてとっても良かったです!赤岳山頂でも1時間以上滞在、思い思いに写真を撮ったりと楽しみましたね。
さて、この後どうなるのでしょう?続きの展開が楽しみです!
前泊場所はまたいろいろ考慮ありかもしれませんが、
今回は良しと言うことで。。。
文三郎尾根を登っての赤岳登頂はいずれ行ってみたいコースでしたので、
今回みんなで行けて良かったです!
なにしろ沢道が長いし、泊りだと仲間がいたほうがやっぱり楽しい!
八ヶ岳はほかにも行きたい所満載なので、ボチボチお付き合いください!