2017年9月30日(土)
中央アルプス 千畳敷カール
昨年の今頃、yukoさんとトレッキングさんが秋の木曽駒ケ岳へ登られました。 私はというと、仕事の研修が泊りで入っており行けず。 それ以前のトレッキングさんのレポで十分に美しい景色は拝見していましたから、「行ってみたかったなぁ。」という思いは募っていました。
今年夏も天気さえ良ければ行ってみたい候補地には上がっていたのですが、何しろ毎週の雨。 「是非紅葉には!」と考えていましたが、天候やみんなの都合が合うのか。。。
近づく紅葉見ごろの週末に最後まで天気や予定をチェックして、本決まりになったのがわずか3日前の夜? ギリギリで yukoさんが行けなくなったのは本当に残念でしたが、またの機会を待っています。 今回はトレッキングさん、私の二人で行ってきました。 色々ビックリすることが起きましたが、天候にも恵まれ、充実した2日間となりました!
中央道駒ケ根ICを下り、菅の台バスセンターに到着したのは午前9時前。 バスセンターの駐車場は既に満車で、誘導に従い着いた駐車場は駒ケ根高原スキー場。 相当な数の車が入っているようです。 駐車場からバスセンターまではシャトルバスサービスがありました。 ロープウェイしらび平駅までのバスチケット&ロープウェイチケット(往復¥3,900-)を購入しようと上写真の窓口に行くと。。。なんと「上りロープウェイ待ち時間2時間30分」の表示!
事前にロープウェイの運行状況はチェックしようとしたのですが、「中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ」サイトのどこに当日運行状況があるのかわからず。。。今ようやくわかりましたが、モバイル版の場合、サイト上部の時計マークをクリックで見られました。(^-^;
まぁ、この日は山荘宿泊ですから夕方までに着けばいいわけだし。。。で、もちろんしらび平駅に向かいます。 幸いチケット売り場は並んでいませんが、バスに乗るのに40分ほど並び。。。
10:10ごろ、ようやくバスに乗れました~!\(^o^)/
全員席についての出発となります。
一般車両が入れない林道を大型バスがグイグイと登ってゆきます。
バス幅ギリギリほどのワインディングロード、つぎつぎとやってくる乗客をフル回転でしらび平駅に輸送するバスは、
無線で居場所を確認し合いながら、素晴らしいタイミングで路側帯に待機し、交互通行します。
これはもう神業!、と思った。w
そんなほれぼれする運転後、着いたしらび平駅は。。。
こんな感じ~!w (10:45)
そもそも2時間半待ちと言われているのですから本望です。
乗客は整理券をもらい、何時にロープウェイに乗れるのか予めわかります。
ロープウェイは通常より少し速度を上げて運転しているようで、早めに乗れる予定だということも告げられました。
にしても、私たちが乗れる予定時刻は 13:14(だっけ?)
この日はおそらく今年一番の混雑ぶり、というお話でしたが、
ここまでの各所案内、サービス等はまったくイラつくことなくサクサクこなしてくれました。
みんなのようにアスファルトに座り込み、朝も早かったのでザックを枕にひと眠り。
ポカポカ暖かくて良かった~。
その後売店で売っている暖かいお蕎麦など食べて昼ご飯。
ここから30分ほど歩いて見に行ける滝へのトレイルに向かう人もいたようです。
朝方雲が多かった空も、予報通り12時ごろになると快晴になりました!
山の高い所には素晴らしい黄葉も見えます!
みんな「今頃あそこにいる予定だったのに~!」と。w
呼び出し番号の案内を受け、ロープウェイ乗り場に並びます。
2時間半待って乗れる私たちのロープウェイがやって来ました~!w
標高 1,662m から一気に 2,612m へ!
ロープウェイは満員でちょうど真ん中に立ってしまったため景色は見えませんでしたが、
千畳敷駅に到着後、麓を振り返るとこの景色!
左奥に頭を出した富士山、そこから右に塩見岳、悪沢岳、荒川中岳、赤石岳、聖岳、とパンフレット通りの山並み!
今回私は初中央アルプスなので、諏訪湖より先から見る景色は初めてです!
赤石山脈の反対側から望む景色は新鮮でした!
まずは駒ケ岳神社にお参りし、登山の安全祈願。
そしてしばし撮影タイム~!
いやぁ~! きれいだぁ~!!\(^o^)/
標高 2,612m から見るカールは約2万年前の氷河が岩肌を削り取って作った地形です。
平坦なカール底、急峻な裸岩壁からなるカール壁、は典型的なカール地形なのだそうです。
このカール底が千畳もの広さ!、ということで千畳敷カールと呼ばれているわけですね。
もう一度麓方面を振り返ると、駒ケ根市の街並みの向こうに立ち並ぶ赤石山脈の山々。
富士山より左方面は、富士山に近い山から、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、となります。
まさしくいつも見るのと反対順。
カールの斜面は黄葉です。
カンバやハンノキなどでしょうか。
所々紅く見えるのはナナカマドが多かったように思います。
photo by トレッキングさん
ピーカンの空の下、思いっきり撮影を楽しめました!
そしてこの景色を見れば上はどうなっているの!?、とワクワクです!
左に極楽平へと続く斜面を見ながら、千畳敷カール内部へ突入です!
黄葉の斜面に加え、底部には草紅葉が。
人は多いですが、みんな楽しみながら歩いていますので和気あいあい。w
このお天気ですからね~。
日帰りの人も多いので、急ぎ足の人にはちょっと気の毒。
カール底部を眺め、乗越浄土に向けて急な斜面を登ります!
急な登りですが、景色を楽しみながらゆっくりゆっくり。
振り返れば、もうこんなに登った!
右に見える建物がホテル千畳敷と千畳敷駅です。
上辺が見えてきました! 最後のひと登り!
で、乗越浄土に到着!
1時間ちょっとの登りでした。 時間は午後3時過ぎ。
乗越浄土から向こう側に見えるのが木曽駒ケ岳から続く馬の背の稜線。
翌日はあそこを歩き、手前に見える谷底に下り、濃ヶ池へ。
その後はここまでまた登ってくるわけです。(^-^;
左手の方に宝剣山荘と天狗荘が見えます。
写真は私たちが宿泊する天狗荘とその向こうに中岳。
この後宿泊手続きをし、荷物を置いて落ち着いたのが午後4時少し前。
夕食は午後5時から。 宝剣岳に登りたいけど1時間で行ける?
登れるところまで、ということでヘルメットを着用し、宝剣岳に向かいました。 つづく