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ふるさとに帰って、父に会ってきました
「東京から、帰ってきたよ」と、言うと
私の目を見て、わずかに、うなずきました
氷水を、少し、口に入れると
もっと、ほしいと言い
ごくっと、飲み込む音が聞こえました
父と二人になった時
もうすぐ、稲刈りが始まるよ
栗もそろそろ、成るころかな
沢山送ってもらったね
残された時間が、少ないとわかっているのに
何を話していいのか、わからなくなりました
その翌日、父は、眠るように、息を引き取りました
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きっと、苦しかっただろうに
私が帰ってくるまで、がんばってくれた父に
私は、何もしてあげられませんでした
父の、ただ一つの願いだった
家に帰ることも、叶えてあげられなかった
父の気持ちを思うと
胸が強く、痛みます
今は、この気持ちを収める場所が見当たらず
父に謝るしかありません
ただ、父が、母の所に向かっていると思うと
少し、安心できるような気がします
父のことを、心配してくださった皆様に、感謝しています
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いつも、ありがとうございます