散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

本郷和人氏の不思議・令和バブルへGO

2019年04月05日 | 令和
本郷和人さんが「まさかの大喜び」をしています。

歴史家の本郷和人さんが「モーニングショー」で令和批判をしたことについて、私は「マスコミでやるなんて勇気あるな」と書きました。思った如く非難はあるようです。

ところが、本郷さん、まったくめげてません。あの「産経新聞ネット版」でコラムを持っていて、4月4日の日付でこう書いています。

「新元号は「令和」に決まりましたね。ぼくはこのところ、新しい元号のことを各メディアからいろいろと聞かれていて、一発屋の「元号芸人」のようになっていました。なかなかない経験でしたので、一連のやりとりの中から、いくつかお話ししてみましょう。」(本郷和人)

その後はずっと私はこういう元号が良かったと思うという話です。非難も含めて「一発屋元号芸人」と言っているのでしょう。色々不思議です。

放送大学で中世の講座を持っていました。「惣村」とか「地味な研究」をしているのです。でもまあTVでは磯田さんの次ぐらいによく見る人です。

私が知ったのは大河「平清盛」です。「諸行無常はじまる」とか言っているのでコケてしまいまいました。諸行無常は「はじまったり終わったり」しません。で時代考証を調べたら本郷さんでした。

「韜晦」しているとしたら大したもんです。「一発屋元号芸人」とか自分でいって「こいつアホだな」と思わせる作戦です。それなら大したもんです。煮ても焼いても食えぬヤツということになります。




稲川怪談・不思議な夢

2019年04月05日 | 不思議な話
時々、気分転換で不思議話を書きます。ただし私は神秘主義者でもオカルト肯定論者でもありません。

夢を見ました。どうやら私は「親のいない高校生を預かる」慈善施設の「管理者」か「女子生徒」です。視点が入れ替わります。管理者の時は普通です。ところが「女子生徒」になると急に「霊感少女」になります。飾ってある絵画に悪霊が取りついているのが見えたり、「売店にだけは行くな」と言ったりします。霊感仲間がいるらしく、「そうあの売店はよくない」と賛同されたりします。
まあ夢の話です。

小学生の頃、よく「怪談」を読みました。学校の怪談が載っていました。少年が夜中にでるという学校のトイレの幽霊を探索にいきます。その時点で子供だましです。どこの少年が「夜中に学校に行ってトイレの幽霊を確認しようとしたり」するでしょうか。でもこっちも子供です。その矛盾は感じません。

ただ最後にこうありました。「少年は翌朝気絶した状態で発見されたが、何も覚えていなかった」。さすがに気が付きます。何も覚えていない?じゃあこれまでの記述はなんだと。

最近は聞きませんが、「稲川怪談」も前はよく見たり聴いたりしました。

短いのに怖いのがあります。

ある男が河原でキャンプをして、酒を飲んでいるうちに寝てしまします。暗くなります。ふと気が付くと、向こうに少女らしい人影がみえます。少女はマリつきをしています。河原でマリつきとは変だな。しかも夜なのにこの少女はなんだと考えます。やがてそのマリが自分の方に転がってきます。少女が寄ってくるのですが、寝ているので下半身しか見えません。「マリをとって」という声がやけに近くで聞こえます。うんと思ってマリを手にします。やけに重い。少女が「ありがとう」と言います。その声が手元でしています。少女が言ったのではなく、マリが言うのです。見るとマリは少女の生首であった。「夜中に自分の頭でマリつきをする少女」。よくできた怪談です。

さて、これは「稲川怪談」ではなく、「ちょっといい話系の怪談」です。

トラックの運転手がいる。昔のトラックで「車の鼻部分が出ている」ので視界が悪い。ちょっとわき見して気が付くと、女性が道路にいる。慌てて急ブレーキをかけるが女性の姿はない。「ひいてしまった。倒れているのだろう」とドアを開けて外にでる。そこには4歳ぐらいの小さな子供がいて、父親らしい男が駆け寄ってくる。「お母さんはどこですか。お母さんをひいてしまいました。」と運転手は父親に聞く。父親は答える「この子に母はいません。妻は去年亡くなりました」
「お母さんの霊が子供を救った話」です。

怪談のルーツは「落語」かなと思います。そのせいでこういう「人情噺」も多いのです。