鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

最近の蔵出し画像&たとえ君が何であろうとも

本ブログの連載小説『アルフェリオン』関連の挿絵用・広報用として、この間、AIのDALL-E3(以下、ダリさん)に生成してもらった画像の中から、今回は未使用画像やボツ画像を紹介します。

上掲のタイトル画像も、元々は第58話(その2)のために用意した画像を、再利用したものです。細部まで精緻な画像なのですが、向かって左側のシャリオさんの髪質が設定とかなり違ってしまいました。茶色っぽくて、クセがありますね。実際にはストレートの黒髪です。服装については、白と青を基調に金の飾りがあるという、設定通りにとてもよくできているのですが……。絵柄というのか、二人(シャリオとセレスタ)の顔つきが同じような感じになってしまっているのも、少し気になるところ。

同じく第58話(その2)用から。

これもよくできています。いや、シャリオさん、まさにこんな外見ですね。セレスタについては、衣装がちょっと違いますが、こちらも素晴らしいことは、とっても素晴らしいです。しかし、いかにもCG的な絵柄が……。何というか、ひと昔前の最先端のゲームCG(笑)という感じなのですよね。不気味の谷?

ダリさんにとても素敵な絵を生成してもらっておいて、文句ばっかりで申し訳ないです(汗)。でも、これだけ優れた画像たちを、方向性が違うとか細部が違うといった理由でボツにしても、ダリさんは文句ひとつ言わずにすぐ再生成してきますから、ほんとに怖いですね、AI……。

これもまた絵柄の異なるボツ画像。絵柄については、生成時にそれなりに指定するのですが、それでもかなりばらつきが出てきますね。ボツになった理由は、絵柄の点もありますが、何よりシャリオさんが若すぎる(!)こと。あの落ち着いた包容力のある感じは、この若さのキャラではちょっと出せないです。

向かって右側のセレスタ、これはこれでよい出来です。元々の設定から考えると、セレスタは、まさにこんな雰囲気の子なんでしょうね。それが実際に小説本編の中で動かしてみると、微妙に違うキャラになっていきました。
そういえばヒロインのエレオノーアの場合も、実際に動かしてみたら全然違うキャラになってしまったのですが……だいたい設定通りに書けるキャラと、当初の設定から独り歩きするキャラとがあって、それは書いてみるまで分からないというのも面白いところです。で、独り歩きするキャラは、ときどき大化けします。エレオノーアがそうでした。逆に、自然と設定通りに書けるキャラの代表が、シャリオさんですね。

続いては昨日のクリスマス用。

チキンにかぶりつくエレオノーア。ボツ画像なのか単に未使用な画像なのか、よくわかりません。
キャラの絵柄に対して、チキンの絵柄が妙にリアルで、少し気持ち悪いほどですね(笑)。
エレオノーアにしては、髪の毛が長めになってしまいました。

 

今度は、ルキアンとエレオノーア、アマリアさんの3名がパーティーに行ったという画像です。
パーティーなのに、みんな、顔が笑っていないのが何だか怖い(笑)。要人のパーティーに入り込んだ暗殺者たち、という感じか?
エレオノーアの髪が長すぎるのと、ルキアンの年齢がちょっと高めなところが惜しいです。でも、ぎりぎり許容範囲か。

これは……。ルキアンは、かなりいい感じです。が、アマリアさん、毒が無さすぎるというのか、普通の、気の良いおかあちゃんになってしまいました(笑)。母と兄妹の家族写真という様相ですね。エレオノーアの衣装やアクセサリーが細部までとてもきめ細かく描かれていて、AI怖いです。あぁ、人類……。

ダリさんを使っていて最近気づいたのは、年齢をキャラの設定に合わせるのが意外と難しいというところです。アマリアさん、わざわざ年齢や外見を指定しても、なぜか少女になってしまったりします。

 

たとえば、これ。

アマリアさん(向かって右端)が、むしろ一番若そうですね。でも楽しそうな三人(笑)。
何気に、乾杯するルキアンのグラスが宙に浮いている。さすが魔法使い? いや、単にダリさんの……。

 

これも若すぎるアマリアさん。
彼女にも、こんなに若くて無邪気な頃があったのでしょうか。アマリアさんにかけられた「呪い」のことを考えると、辛いです。こうやって仲良く3人一緒でも、やがて他の2人だけが先に老いてこの世を去ってゆく、ということがずっと繰り返されてきたのですから。

 

最後はメルキアさん。昨日のクリスマス画像には、人物部分だけを切り抜いて使いました。背景を入れた元画像はこういうものになります。


ちなみに昨日のクリスマス画像、ハッピーな感じなのですが、よくよく見ると結構怖いところもあります。

ルキアンとエレオノーアを中心に、向かって右側の人たち(ルカとルチア)は、もうこの世にはいない人たちです(残留思念)。向かって左側は、人間ではないキャラたちです。上のリューヌは人工精霊的なパラディーヴァ、下のメルキアはAIのアバター。いや、そういえばルキアンとエレオノーアは、あれなので……。この絵の中に、まともな「人間」が誰一人としていないという……。なんというか、闇属性チームだけあって、闇の深さを感じますね(苦笑)。

それでも、君が人間かどうか、どんなふうに生まれて正体が何かなんて関係ない、今ここにいる君自体が大事なんだ、という趣旨のセリフが「ハルスの邂逅」編でも何度も出てきました。その点を体現した、とても前向きなメッセージをもつ画像なのかもしれません。君が幽霊でも人工精霊でもAIでもアレの化身でも、そんなの関係ない、僕は、いまここにいる君が愛しい、という感じで。ましてや、人種とか性別とかもろもろの属性とか、そんなことは、同じ「人間」同士の中の些細な違いでしかないですよね、と。ただ、そんな同じ「人間」の間でさえ分かり合えない世界というのも、なんですが……。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
年末の忙しい時期に、感謝です!

ではまた。

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