鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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叶わないにせよ、結果として守られた想い?
本ブログの連載小説『アルフェリオン』、新章・ミルファーン編のスタートに向けて、本日もPR企画です。眼鏡率が非常に高い(!?)という前評判のミルファーン編の新キャラたち、いわばその筆頭に位置するのが、「灰の旅団」の機装騎士スケイル・デン・アスミールです。
錬金術にも精通した騎士スケイル、なかなか素敵ですが……おや?……なぜシェフィーアさんが一緒にいるのでしょう。それから、髪の長いフレイナ王女? いや、違いますね。笑顔が似ていますが……もしや、若い頃のシェフィーアさん!? そして同じくまだあどけなさも残る年頃の、レイシアの姿も。
これは現在のスケイル。ミルファーン王国の特務機装騎士団「灰の旅団」のそのまた精鋭中の精鋭、「八騎天」の一人です。
主人公ルキアンの上位互換(苦笑)などと以前に言われていた、眼鏡の似合う知的でクールな機装騎士ですね。
このスケイルは、他の任務と並んで、例の「勇者姫」ことフレイナ王女のボディーガードのような役割を担っています。お忍びで出かける時の警護係のようなものです。
しかし、今回のタイトル画像を見ている限り、フレイナ姫の姉に当たるシェフィーアさんとも何かかかわりがあるような……。
◇ ◇
それは今から十数年前のこと。とある貴族の家に「神童」と呼ばれた少年がいました。少年は天才的な剣士であることに加え、元々、錬金術師の家系であるデン・アスミール家の嫡男であり、錬金術系の魔法にも卓越した才能を示していました。
そしてあるとき、少年は、それはそれは大層自由過ぎる、数々の奇行で知られたお姫様(笑)と出会いました。
(10代のシェフィーアさん。若い)
(笑顔がフレイナに似ていますね。姉妹で少女時代の顔が自然と似てくるところ、生成AIのHolaraさん、怖いです。)
美しくも型破りで、困ったことに血と戦いが大好きな残念なお姫様は、それでも、人を惹きつける不思議な魅力に溢れていました。
多感な年ごろの天才少年は、年上の奔放な残念姫に振り回されるうちに、いつしか彼女に淡い恋心を抱いてしまいました。
本来なら国家のために利用され、自らの意思とはかかわりなく、政略結婚などに流される運命を辿る可能性もあった姫でしたが、幸か不幸か、彼女はあまりにも不謹慎・暴虐・残念なので、家臣や臣民、あるいは他国に対する世間体諸々を気にした王家からついに絶縁されてしまいました。
「あはははは! これで私は自由だ!!」(狙っていたのか、それとも単に好き勝手していた結果なのか……)
それでも少年の想いは叶うはずもありませんでした。(元)お姫様には、愛し合う人がいたからです。
それは、銀色の髪と青い瞳を持つ美しい少女でした。
(若い頃のレイシア)
「私がいれば、シェフィーア様にはもう誰も要らない」。
少年は、彼女たちの秘密を知ってしまいました。しかし、彼は絶望するとともに安堵もしたのでした。なぜなら……。
途方に暮れて……悲しくて、でも、これで良かったのだと、嬉しくもあって。
僕はシェフィーア様の騎士。生涯、彼女を守り、忠誠を誓う。
美しい。ルキアンの上位互換って……本当に、そんな感じで(苦笑)。
そして今も彼女を守り、彼女の愛する妹君をも守る。
「シェフィーア様とフレイナ様、この姉妹に仇なす者は、私が滅殺する」。
「必要ありません。シェフィーア様は、私が、この命とすべてを捧げて護ります」。
そして現在……。
「報われんな、スケイル……。まぁ、妹の安全は任せた」(←酷薄?)。
「スケイル、私の尊敬する姉さまのことを、もっと教えてください!!」
そういえば……スケイルとどことなく似ているルキアンをシェフィーアが気に入っているのは、偶然か、あるいは単なる戯れか……。
この人(主人公)もシェフィーア信者です!(笑)
「お、おにいさん……? わたしというものがありながら……」
(メインヒロイン・談)
これはミルファーンでの物語の展開も、にぎやかになりそうです(苦笑)。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。色々と多忙な今日この頃ですが、何とか更新は続けたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。
ではまた!