デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

ひとつひとつの行動レベルで、どうあるのが誠実なのか?

2018-03-26 06:40:22 | ビジネス
 幸福だから成功する――インタビューに応えている起業家の皆さんの言葉が、まるでそこに本人がいらっしゃるかのように実にイキイキしているんですよね。嬉しいコトはもちろん、苦しいコトすら楽しんでいるように…

 私は、「読者に"希望"と"勇気"を与えてくれる本こそ良書」と思っています。この本は、その典型でした。私(私たち?)が考えている"起業して成功するためのセオリー"と博報堂ブランドデザインチームが抽出したエッセンスは、全く違うものではないでしょうか?代表されるのは「ひとつひとつの行動レベルで"どうあるのが誠実なのか"イレギュラーな対応が必要な事業では、特にそこが大切です」という言葉です。他者に誠実、そして誰よりも自分自身に対して誠実な人だけが、成功できるのではないでしょうか?

 インタビュイーの一人、Win・Win・Partners代表の飯野司さんは、父親から「出会えて良かったと思われる人間になりなさい。自分は人に生かされているのだから、人のためになることをしなさい」といわれて育ったそうです。実は、他のインタビュイーも、同じような信条を持っていました。自分の利益が第一なんて思っていないからこそ、世間は彼らを成功に導いたのかもしれませんね。

 博報堂ブランドデザインの宮本弘之さんは「おわりに――幸福だから成功する」と書かれています。それは、読者にも感じられることなのですが、インタビューに応えている起業家の皆さんの言葉が、まるでそこに本人がいらっしゃるかのように実にイキイキしているんですよね。嬉しいコトはもちろん、苦しいコトすら楽しんでいるように…

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