2016年3月17日午前7時25分ごろ東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」で多重衝突事故が発生した。
事故のあったトンネルでは、約3時間前に約5キロ先であった事故の影響で渋滞が続いていた。
事故当時、トンネル入り口の手前に掲示された電光板に「速度落とせ渋滞中」と表示されており、県警によると、渋滞中の車列に最初に追突し自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で逮捕されたトラック運転手は「表示板は見ていた」が「前の車が(緊急時などに点滅させる)ハザードランプをつけているのが見えて減速しようと思ったが、思った以上に車が近くにあって間に合わなかった」と供述しているという。
県警の実況見分では、トラックが最初に追突した付近でのブレーキ痕は確認されていない。県警は、容疑者が前方の渋滞に気付きながら減速せず、車列に追突したとみて追及している。
電光板は「速度落とせ渋滞中」と表示していたようですし、前の車はハザードランプをつけていたそうですが、それでもこのような痛ましい事故が起こってしまったという事実を受け止め、より一層の安全対策が必要なのかもしれませんね。最近はハイビームとロービームを自動的に切り替えるシステムを搭載した車もありますが、渋滞の最後尾になったら、リアフォグライトを点滅させるなどの装置も必要かもしれません。また、トンネル自体にも何らかの工夫が必要でしょう。