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モテと非モテ 少子化について思う

2022-06-15 12:31:44 | 日記(徒然なるままに)
近年、先進国と呼ばれる国々では、個人意思が尊重されるようになり、自由恋愛が普通になってきた。人類の歴史を鑑みると、自分の意思で恋愛、結婚ができるという事態は革命的でもある。

ほんの60年ほど前まで日本では見合結婚が普通であり、親族や地域の世話人が選んだ人と結婚する方が普通であったのだ。もっと昔を考えても、その状況は変わらず、自由意思での結婚などというものは何百年何千年も例外だったのである。

しかし、自由恋愛が広がったことにより、モテ非モテの問題が拡大しつつある。男女の相方選択に自由意思を導入すると、自ずとそこに自由競争が生じ、モテる者が一者総取りとまではいかないが多くを所得し、反動として相方を見つけられない非モテが拡大する。その結果が婚姻率の低下、出生率の低下とつながっていく。なお、モテる原因は現代社会では個人のパーソナリティより、社会的地位や富裕によるものが多いように思われる。

この現実を見ると、過去の共同体による拘束による婚姻の半強制というシステムは、民族の繫栄にとっては重要であったと思われる。健康な人手を継続的に確保できなければ、他の共同体からの圧力や自然の変化に対応する力などが削がれ、共同体が全滅する危険性が高くなるのである。

近年、先進国では社会がゆたかで平和になり、存亡の危機が失われた結果、自由恋愛が許されるようになり、少子化が進んでいると言っても案外誤りではないように思う。

っで将来の話として、少子高齢化が進んでいき、方向性が変わらなければその共同体は消滅する。しかし人類の歴史から言って、他の民族に吸収されることはあっても自滅は聞いたことがない(感染症による全滅や虐殺による全滅はあるが)。二つの可能性があって、一つは他の少子化しない共同体に吸収される。もう一つは何らかの形での多子化である。


多子化が生じるためには、非モテでも相方が見つかる環境への変化と、子供が多い方が得になる環境への変化が必要である。これは人為的な少子化対策でも、自然発生的な環境変化でも構わない。


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