今年度のムラサキ保全活動の打ち合わせに平尾台(福岡県北九州市)へ
自然観察センターさんが声をかけて下さり
去年から、保全活動に加わっています。
私は主にムラサキの個体数調査と発芽試験をしています。
ムラサキは絶滅寸前ですが
平尾台にはまだ個体数がありますし
去年の調査で新たに数百個体を確認することができました。
平尾台はおそらく最大規模の自生地でしょう。
ただ相変わらず盗掘が後を絶たないのが残念です、、
なぜかアリが葉をかじります ^-^;
ムラサキの葉を拡大してみるとプツプツ膨らんでいるのですが
そのプツプツを3mmくらいの小さなアリがかじります。
甘いものでも分泌しているのでしょうか。
自然界ではとくに問題にならないようですが
栽培下では、かじられた部分から糸状菌が侵入して
病気が広がるので、けっこう厄介なんですよ。
来月に発芽率の結果を報告します。
台上ではシランが咲き始め♪
平尾台のシランは花色濃色でカッコイイ~。
シランは植栽もされるので珍しい植物って印象は薄いと思いますが
自生地となると極限られている貴重な植物なのです。
山口県では秋吉台でも見られますが、個体数は少ないです。
鮮烈なブルーが目を引く、ホタルカズラ
キビシロタンポポ
花粉まみれ(笑)。
いつ訪ねても平尾台は華々しいです♪
時間がいくらあっても足りませんよ ^-^;