芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のこと

私は、道新文化教室の「教科書の『名作』を学び直す」という勉強会に関わっている。まだ3か月のキャリアだが、月2回のゼミが楽しみだ。講師は元北海学園大学の荒木美智雄さんで、今回取り上げたのは標題にある作品だ。 最初に芥川のこの小説の材源について触れられた。ポール・ケラスというドイツ生まれのアメリカ作家が書いた「因果の小車」(鈴木大拙訳.1898(M31)年)が芥川の材源。芥川の小説は1918(大正7 . . . 本文を読む
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