「五稜郭」

江戸時代の閉幕を告げる幕末期の内戦に「箱館戦争」がある。
1854年に、アメリカの圧力のもと長年の鎖国政策をやめることになる。長崎と箱館の二カ所を開港する。アメリカのペリー艦隊が蝦夷地をも攻撃の視野にいれていたからだ。


今「五稜郭公園」と言われているが、この展望台から下を臨むと五角形の城郭の跡がわかる。築城の責任者だった榎本武揚の「思い」の一端を知ることができる気がした。
写真は広角でなかったのでその全貌をとらえることができなかったが、想像して欲しい。

榎本は明治政府に反旗をひるがえす。1869(明2)年5月の新政府との戦いで敗れる。半年間の箱館・五稜郭の戦いだった。榎本らは東京に送られ投獄されるが、1872(明5)年には赦され、北海道開拓使から政府の要職につく。大臣にもなる。世渡り上手の人物だったのだろう。

もし蝦夷地が少し榎本らが夢見た「共和国」として日本とは別の歴史をつくったならが、その後どうなっていたであろうか。そんなことも気になった小旅行だった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 大河ドラマ「... 凶悪事件は増... »