今日は9月9日、重陽の節句

昔、中国人は奇数をいい数字とした。これに対して偶数はよくない数字だった。それで奇数が重なる月と日はめでたいことを意味する日に当てたとのこと。

1月1日は元旦で別とすれば、1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日など。(11月11日はない)。
そしていわば季節の変わり目に当たることもあってそれぞれになんとかの節句とした。日本では多少翻訳されて七草の日、桃の節句(おひな様の日)、端午の節句(こどもの日)、七夕、そして9月9日はいい数字が重なるので「重陽(ちょうよう)の節句」とよんだのだとか。

しかし、日本では今日のこの日についてはほとんど関心事ではない。しかし菊の日として「菊の節句」として位置づけられている(皇室などで)。

思い出すのは7月7日のたなばたの夜、唐の玄宗皇帝が、かつて愛した(その後やむを得ず殺すことになった)楊貴妃の霊と向き合うシーンを、詩人白楽天が「長恨歌」の最後で詠う。
「七月七日長生殿、夜半人なく私語の時、天にあっては願わくば比翼の鳥となり、地にあって願わくば連理の枝とならん」と。
比翼・連理は結婚式のお祝いの言葉で引用される用語の一つだろう。9月9日の話ではないが、つい思い出したのでメモってみたが。

しかし、今も震度4前後の地震があり、この被害が問題になっていることを念頭におきながら、これに反する記事を書く失礼を寛恕いただきたい。
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