安倍首相の「70年談話」2

8月14日に発表された安倍首相の「戦後70年談話」関連も少々時期遅れのきらいがあるが、もう一回だけメモをしたいと思う。

この談話の後半に「経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます」とある。
いうまでもなく第二次大戦が日独伊の枢軸国が「持たざる国」として他の領域に植民地等を奪おうとして戦争政策を進めてきたが、この背景が、米英仏などが経済のブロック化を政策として推し進めてきたことだった。

経済のブロック化を抑え、開放された国際経済が平和と繁栄の元になるのだ、という歴史の教訓なのだろう。

安倍談話はこれに関連して「世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供する」と決意表明する。

結局この自由と開放経済の宣言はTPPの路線を推進することの宣言ではないか。アメリカの大企業の世界経済支配に日本も拝跪することが歴史的にみてもベターだ、ということを言っているのではないかと思う。

 

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