肉筆

知人から、家族の不幸の知らせがあったので、ささやかな香典とともに、お悔やみのひと言を記した手紙をそえて送った。お返しとともに丁重なお礼の手紙が届けられた。娘さんからの肉筆の手紙である。実に美しいペン書きの手紙であった。

私も含めて最近はパソコンで文書をつくる。「公的」の意味の文書ならもちろんパソコンで作成するのが適切であるのだが、私的なものであれば、ペン字(毛筆というのは最近は見たことがない)のものは、人柄の重要な側面とともに送られてくるような気持ちがする。

達筆であったにこしたことはないが、そうでなくとも機械文字でなく肉筆である方が心が伝わるような気がした。ちょっとひと言を書き添えるだけでいい。あらためてこんなことを自省をこめて記してみた。また年賀状の季節がやってくる。

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