オスプレイの日本配備

オスプレイというのはヘリコプターと飛行機の合体ともいうべき軍用機である。垂直に上下し、水平に飛ぶ。だから、戦闘には非常に好都合なのだそうだ。これをアメリカは日本の沖縄の普天間に10数機配備する計画で、今アメリカを出発して日本に向かっている。

このすごい軍用機は、これまで何度も事故を起こしている。沖縄ではこれ以上危険を生じさせないという当然の意見で、全県的に配備反対の要求と抗議をしている。日本政府は、アメリカに対して「本当に安全なのですか」と問い合わせているという状況らしい。オスプレイがあれだけいくつもの事故を起こしていて、沖縄の住宅地付近で、しかも低空飛行を繰り返す危険きわまりない事情がつくりだされるのに、安全確認もないのではないか、と思うのだが、アメリカのシモベである日本政府ははっきり言えない。

クリントン長官が「日本の安全を守るためにオスプレイを持ってくるのだよ」とにこやかに言っていたが、この隣にいた玄葉大臣はこれまたにこにこしているだけ。これだけ日本各地で反対の声が高まっているのに「日本人の心配を伝えた」程度のことしか言わない。クリントン長官は「配備に変更はない」と明言している。

なさけなく悲しい日本の政治力である。また今日は尖閣諸島に向けた中国の強硬政策が具体化しかかっていることが報道されている。なさけなく悲しい政治力はこれからどうなるのか。

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