気候変動影響は数千年続く

今日の朝日新聞はIPCC報告書を報道している。地球環境にかかわることがらだ。IPCCというのは「国連・気候変動に関する政府間パネル」という機関とのこと。この報告書は第6次。

「人間の活動が気候変動を引き起こし、極端な気象現象を起こりやすく、激しくしていることは議論の余地がない」とする。温暖化の爪痕は今後数百年~数千年にわたって続くという。
(私は、だからこれからこの問題を打開しようとすることはほとんど不可能ではないか、と思うのだ。)

世界の平均気温は産業革命前と比べてすでに約1.1度上昇。対策を進めても今後20年間で一時的に1.5に達する可能性があるとした。熱波、豪雨などが頻発し、これによる台風、土砂災害などの発生頻度が増えるという。今日本で「観測史上体験したことのない…」は日常的に起こり得るのだ。

IPCCはこれからの取り組みの加速をもとめている、また国連の事務総長は「すべての国、特に主要排出国はCOP26(21年11月、イギリスで)までに、実質排出ゼロをめざす連合に参加し…、また世界全体で石炭火力発電の停止、30年までに再生エネルギーを4倍にすること」をよびかけた。

そして記事は小泉進次郎環境相が「対策が成功すれば災害は減らせるという希望がしめされた」とし「大胆な政策強化に全力を尽くさなければならないとの思いを新たにした」といったことで記事を締めくくっている。

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