東京2020にかかった(かかる)費用

私はBS-TBSの「報道1930」をほとんど毎日みることにしている。午後9時近くまでの1時間半、「今の問題」を関係する主な人たちの参加を得て、きわめて分析的に報道する、その姿勢に好印象をもっているからだ。


今日9日のこれは「先日終わった五輪」への評価が主要なテーマだった。市民のアンケートが紹介された。五輪への印象として、プラスとして受けとめている人がマイナスの人よりも多い、しかし五輪を経て政府支持率は大きく下がっている。「東京2020」を展開することによってこれを保障した政府への支持率アップをもくろんだが、マイナスだったという結果だ。

特に私は五輪関係のカネが示されたのがよかったと思う。
オックスフォード大学の評価(どういう内容か理解できなかったが)では、かかった費用では「史上最高の五輪」だったという。154億ドルで300床の病院300棟つくることができる計算になるという。

予想される日本政府負担は1兆4559億円、東京都は1兆4519億円(都民一人当たり10万3千円とのこと)、そしてIOCは7060億円(これをスポンサーや東京都に負担させようとしているらしい)。
だから、昨日も記したが、コロナ禍が進み、病棟は不足し、家庭で対応しなければならない、というような政策が言われている今、「2020」への国民の熱はどういうように軌道修正されていくのだろう。

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