原発のゴミ

今夜(11日)の「報道ステーション」は核のゴミ処理の問題をあつかっていた。日本で、この処理場がまったく決まっていないらしい。そもそも核のゴミは有害性がなくなるまで10万年以上かかる。だかたこれを地中深く埋めたとしてもこの10万年の間、どういう事態がおきないとも限らない。そういう事情もあって、どこからも「オレの所を利用してもいい」という声がかからない。だから原発は動くがそのゴミをどうしたらいいか処理しようがない。

マンションはできてもトイレがないという例えが言われる。原発で得られる電力は効率がいいという(カネが安い、その他)。しかしゴミ処理問題や万が一事故が起こったときのことを想定したら(福島がいい例)素人アタマでは想像もできない。つまり「素人」である地方自治体の人たちをも全く説得できない。

だから原発は稼働できない。電力会社のトップがいう。「原発の稼働とその廃棄物の処理は別の問題として考えなければいつまでたってもラチがあかない」。

別の問題として切り離すことなどできない問題ではないか。マンションをつくる際に、トイレをどうするか、皆目わからなくて工事などできないと同じだろう。

核のゴミが有害でなくなるのに10万年かかるということは、今の人類が登場して以来の年月だ。

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