札幌少年鑑別所と月形学園

札幌教護協会が主宰した研修活動。二つの施設を見学した。参加者は30数名。札幌の主として高校の生活指導の先生たち(教護という仕事をしている人が多かった)。

札幌少年鑑別所は札幌市東区に、月形学園は月形町にあるいわゆる少年院。どちらも今は収容されている子どもはほとんどいない。月形学園は1名が在籍しているというが、今年度で廃止される。この学園は家庭裁判所の決定にもとづいて非行少年が収容される。

現実に今いる子どもたちの暮らしを視察できなかったから、いわば建物と施設(近くなくなる)を見たという研修だった。これらを利用しなければならない子どもがいないということはそれだけ「非行少年」が減少したということでもあるのだろう。

ただ私は、今回見た月形学園から、明治期この町が樺戸(かばと)と呼ばれ、自由民権運動などで弾圧されて送られた樺戸集治監を想像した。月形町が少年院を「誘致」したというが、歴史の一つを継承しようとしたのではないだろうか。

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