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日記 … Kametarou Blog
「原発止めたら大変だ」-「脱原発」1
小林よしのりという自他共に認める保守派の漫画家がいる。この人がこの8月末に「脱原発」という本を刊行した。現在予想される原発に関するほぼ全ての問題について劇画で説明する。これを読むと、「原発は仕方がない」などの理屈がいかにデタラメか、分かる気がする。
この本の紹介に先だって、「原発を止めたら大変だよ」という論理をあげておこう。
まず、わが国のトップ野田首相の発言である。野田佳彦首相は6月8日、関西電力大飯原発再稼働に関して、次のように言っていた。
「国民生活を守るため、3、4号機を再稼働すべきだというのが私の判断だ。…今原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と指摘。「東京電力福島第1原発事故の時のような地震や津波が起きても事故は防止できる」。
次いで、原発派マスメデイアの代表「読売新聞」(9月8日の社説)。「原発ゼロ提言」の民主党は「現実を直視できていない」。「拙速な議論で『原子力発電ゼロ』の方針を打ち出すのは、政権党としてあまりに無責任だ」。原発の新増設を認めず、運転開始から40年を過ぎた原発は廃炉にするということは「高コストや失業増大など経済への悪影響を克服するための具体策は乏しい。問題だらけの内容だ」と。
(野田首相は民主党だが、党の見解と少々チグハグ)。
いずれにしても「原発止めたら大変だ」と国民を脅かしていた。
しかし、今(9月初め)大飯原発再稼働は「必要なかった」という評価が一般的になっている。http://mainichi.jp/feature/news/20120903dde012040009000c.html
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