来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
人類の今の問題(「21 Lessons/21世紀の人類のための21の思考」)
かつて、ユヴァル・ノア・ハラリという人の書いた「サピエンス全史」と「ホモ・デウス」について触れたことがあった。この人のその後の労作が「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」だ。一昨日これを買って今読んでいるところ。
「全史」で人類の「過去」を、「ホモ・デウス」で人類の未来を描いたハラリはこの「21」で人類の現在に焦点をあてる。
まだ3分の1ほどしか読んでいないのだが、私たちが直面している問題を詳細に説明しているところから、人類の生存そのものが危機的な状況にあることを説いていることは間違いない。
「核戦争、生態系の崩壊、技術的破壊という三つのどれをとっても人間の文明の将来を脅かすほど深刻だ」という。人類はこれらの危機的状況をどう克服していけるのか、そのあたりについて、彼はどう記述しているかまだはっきりわからない。神に近づくという人間(ホモ・デウス)がこの危機を克服できないはずはないとは思うのだが、さてなんと説いていこうとしているのか。
しかしこういう書を読み通すのはケッコー苦労する。小説でもなく身近なテーマの論文でもないのでメモをとりながらの読書だから時間もかかる。冬休みももうすぐ終わる。
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