来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
ご先祖様のことなど(2)
明治期に渡道してきたご先祖様は、来る前から和寒に落ち着いてからも実にたくさんの子どもを育てている。成人した人だけで9人もいた。当時幼くして死ぬことになった子どももいたはずだから10人以上の子どもを妻に産ませていた。
後を継いだ次代のご先祖は、私の祖父であるが、道北の寒い地で7男6女の子どもをもうけた(元気に成人したのは9人)。母はその一人だ。
驚くのは、今よりも医療の面でも福祉の面でもはるかに不十分であったのに、多くの人たちが今よりもはるかに多くの子どもを産み育てていることだ。たしかに妊娠をコントロールをする知識がなかったろうし、子どもを多く産み育てることがわが家の反映につながるという認識であったにしてもりっぱなものではないだろうか。
ウチの系統だけではない、それぞれの夫婦が似たような子福者であった。産めよ増やせよという政治の声はもっとあとだ。明治末から昭和初期、どの家でも多くの子どもたちが家の仕事をしながら小さな叫び声で賑わしていたに違いない。
だから今でも…というわけではないが、かつてそういう時代があったことを確認している。
尤も私は2人兄弟。父は日中戦争に引っ張り出されてすぐ戦死したから、が理由。母の兄弟(私の叔父叔母)で戦争の犠牲者は母だけだったのは「不幸中の幸い」としか言いようがないのだが。
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