「人口減少、深刻な危機が国を襲う」

昨日、ご先祖様が渡道して以来たくさんの子どもを産み育てたことを記したが、今日の毎日新聞は標記のタイトルをつけて「歴史の転機」として問題提起している。
 
日本の現在の人口は1億2700万人、30年後には1億人を割り、100年後には4000万人台になるという。尤も人口の減少が現在の地球の問題(環境その他)からすればプラスの側面はあるだろう。

日本社会のさまざまな分野で、人口減が深刻な問題を引き起こしている。労働力減、地域格差、社会保障、その他。地方でどんどん人口が減れば、教育、医療、商業などの面でこれに従事する人がいなくなり、人口減は加速度的に進まざるを得ない。都市部だけが人間の生活空間になっていくことが考えられよう。
 
まさに深刻な社会の土台が崩されていくことになる。一億総活躍もあったものではない。「未来志向」などは空文句でしかない。
 
問題解決の方向はそんなに難しくはないだろう。どの年齢でも生活に困らない条件を社会的に保障することだ。結婚して子どもを育てることが難しいとか、子どもの貧困とか、年をとったらどう暮らすか心配だ、とかの不安を誰もが持たなくてもいい社会をどうつくるか、だ。
 
北欧か世界のどこかでこの人口減問題を克服しつつある国があるはずだ。それを徹底的に学び日本でも実践する政治を創り出さなければならないだろう。今の自公でできるだろうか。
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