終戦(敗戦)70周年の日

今日8月15日を終戦の日というか敗戦の日というか、は各人の気持ちによって変わるかも知れない。私は折衷的に「終戦(敗戦)」と呼ぶのが妥当かなと思う。

今日、昨日の安倍首相の談話を精読した。また午後からの各テレビ番組の「終戦・敗戦70年」ものをいくつかを見た。できれば、そのいくつかを学校の授業の中で参考資料として生徒たちに見せたいという気持ちがわいている。

南や北の島々での戦争、東京大空襲や沖縄戦争、中国各地でのようすなど。画面から目を離すことができないインパクトだった。沖縄戦争での白旗を掲げていた少女が語る言葉、広島で原爆投下3日後に路面電車を走らせたのが10代の女性だったこと、そして各地での言いようのない地獄絵のような戦闘と、死と(文字どおり)隣り合わせていた命のつなぎ、どの場面をとっても「戦争」のむごさを示していた。

しかし見終わってから、戦争の被害の側面は強く写していたが、あの戦争で日本は加害者だったはずだ、この加害の側面はどうだったのだろう、と疑問になった。
この点について昨日の安倍談話はこう言っていた。
「なんの罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、わが国が与えた事実」と。(安倍首相はこの説明に続いて「歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。…ただただ断腸の念を禁じ得ません。…これが戦後日本の原点であります」というのだが、どうも日本が戦争という犠牲を諸外国に負わせた責任をもっていたという総括になっているか気になる)。

テレビ番組と安倍談話、いろいろ考えさせてもらった一日だった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« お盆の行事 健康検診 »