「年賀状」のこと

新年の挨拶と近況報告を兼ねた年賀状を今日出すことができた。これも、住所と宛名を書きながら、交流のあった数十年前、数年前を思い出したり、お互いに元気であること、または生存しているよ、という確認をしながらの数時間だ。

私の場合、5年前と比べてほぼ半減。今日出した年賀状は90人。この数か月で「忌中です」というお知らせが20人にもなっていた。もちろん、年賀状を差し出す相手の不幸もあるし、その関係者の不幸でもあるが、この数字も本当に意味深で悲しい。

最近「年賀状」のやりとりも減少傾向にあるという。電子メールの方が容易だし、素直にかけるし、カネもかからない、ということだろう。しかし、私は相手を思い出しながら住所と氏名を書くことの意義をしっかりと胸にきざむ。そしていずれ出すことができなくなる時期を想定しながら、自分もふくめて人生の意味みたいなことを考える。

来年、同じような感想をもって年賀状を作成するのだろう。しかし、書くことができればそれだけでも生きている証明を、自分自身がまずもつことができると再確認するのだ。
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