来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
教育人間塾
久しぶりに「教育人間塾」に参加した。今回は主として村山紀昭先生の講義を聞いて、それぞれの教育実践上の重なるテーマを議論するという内容だった。終わっての大ざっぱな感想は7割の充実感と3割の欲求不満感というところか。
村山先生が「学校力向上総合事業の課題」として、教育における「学校」の重要性、教育の目的をどうとらえるか、学校で目的・目標をどう立てるか、目的・目標をどう共有化するか、学校目標と達成を通して地域とつながる、といった小テーマを報告された。特に前二者に重点を置かれての講義だった。だから通しての講義展開があれば、10割の充実感があったといえるかも知れない。
教育問題は、いつも思うのだが常に、こういうこともあるし、ああいうこともあるよ、といった二者対立というより、総合的というか自分の立場にシフトした論点ですれ違うことが多い。
今日議論しあった教育の目的についても、教育基本法でいう「人格の完成」と「社会形成者としての資質をもった国民の育成」などという原理的なおさえはほとんど棚にあげたところで、当面の学力向上、しつけ、友だち関係とか社会性の育成という課題で、教師は自分たちの仕事に一面的にならざるを得ないのが実態だ。これは中学校高等学校になればますます拍車がかかる。そういう実態を頭に浮かべながら、今日の教育原理論をあらためてしっかりおさえなければならないことを再確認した人間塾だった。
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