タネのはなし

こんばんは、　でございます。

子どもの頃、オラには変な習慣というか癖がありまして
食べた果物の種を、戦利品のように「庭に埋める」という行為がそれでございました。

きっとそれは以前、ウチの周りに誰かが捨てた枇杷のタネが
大人の背丈くらいになったので、やってみたかったのだと思います。
実は成らなかったけど縁起が悪そうなので、母が切ったのではなかったかな。

夏みかんの種から芽が出てきては、ある程度のところで
母：みさちゃんに引っこ抜かれるのでございますねぇ。
あの頃は、カンヅメのサクランボの種からどうして芽が出ないのかが最大の謎でございました。

子供心に「サクランボとは、なんと報われない実なんだろう」と
思ったっけ。

先月、犬を散歩させていたら、畑の脇に観賞用のトマト？のような苗が
見ごろを過ぎたのか、黄色くなった実をつけたまま畦に抜かれていました。
用済みであれば問題ないでしょうと、実を二粒いただいてきましたです。
散歩のとき、母：みさちゃんがこの苗を羨ましがっていたっけ。
その実の姿のまま、プランターに植えたのですけど
うんともすんとも動きがございません。
頭の中では、もう芽が出ているんですけどねぇ。　　by