超空洞からの贈り物

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網にかかる鳥、インドで野鳥大虐殺

2012年11月28日 14時31分35秒 | 自然
 2012年10月、アカアシチョウゲンボウ(学名:Falco amurensis、小型のハヤブサの仲間)が、インド北東部のナガランド州で仕掛けられた網に絡まってもがく。毎秋の約2週間、渡りの時期は密猟の絶好のチャンスだ。およそ12~14万羽が捕獲され、命を落としているという。



 網で捕獲されたアカアシチョウゲンボウの一部は、生肉で消費されたり燻製で市場に出回るが、残りの数万羽は密売されているとみられる。

 密猟の舞台となるナガランド州の山岳地帯では、今なお多くの地元住民が野生動物の肉を主な蛋白源にしている。何万羽ものアカアシチョウゲンボウは毎年、越冬地である南アフリカまで渡る途中にこの地を訪れる。「これほど大きな群れはほかでは見られないだろう」と、虐殺の実態を公表、密猟防止を訴えるインターネットキャンペーン団体コンサベーション・インディアは推測している。



 また罠にかかったアカアシチョウゲンボウを毎朝1カ所に集め、運ぶ準備が整うまで近くの蚊帳の中に閉じ込めておく。翼が拘束されているのか損傷しているのかは定かではないが、棒に括りつけられて市街地まで運ばれるという。

 しかし大部分はストレスと疲労から、5~10キロほどの運搬の最中に死んでしまう。スリーニバサン氏のチームが今年のデータをまとめたところ、殺してから運んだ例は1つも確認できなかったという。「本当に無慈悲な行為で、いっそ殺してくれと言いたいくらいだ。この半死半生のような状態は見るに堪えない」と同氏は語った。

 政府当局も手をこまねいているわけではない。密猟の撲滅を宣言し、2013年の渡りの時期に向けて戦略を練っているところだ。

ナショナルジオグラフィック 2より

日本にも春と秋には旅鳥として
全国的にも見られる野鳥のひとつですが

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密漁の規模が大き過ぎる


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