ラスベガスで開催された『CES 2009』にて、サラウンド音響分野でライバル関係にある米Dolby Laboratories社と米DTS社が、同等の効果をもたらす別々の新技術を仲良く同じタイミングで発表しました。
このホームシアター向けの新技術は、従来の5.1~7.1チャンネル(ch)のサラウンド音源に、AVアンプでのデコード処理を加えて「高い所で鳴っている音」用のチャンネルを生成し、室内の高い位置に設置した追加スピーカーに送って立体的な音場を生み出すというもの。
Dolby社が1月8日に発表した『Dolby Pro Logic IIz』では、フロントハイト(前方上)の2chを追加し、7.1~9.1chに拡張可能。CESではオンキヨーのAVアンプの試作品に同技術を組み込んでデモを行なったようです。
一方のDTS社の技術は、フロントハイト2chとリアハイト(後方上)2chを加えることで7.1chを11.1chに拡張でき、今のところ『Neo:X』と呼ばれている模様。
高さを表現できるようになることで、映画ではまず、航空機やUFOの飛行音、高所から飛んでくる砲弾や矢の音、雷や嵐の音など、ジャンルでいえばアクションやSF、冒険ファンタジー系の作品で効果音がよりリアルになることが期待できそう。音楽では、パイプオルガンの音やコンサートホールの残響音などの臨場感を高めてくれそうです。
ただまあ、ユーザーの立場からすると、追加のスピーカーは当然壁掛けか天吊りで設置しなければならないので、少々ハードルが高いのも事実。ウチもそうですが、賃貸の場合は壁や天井に穴を開けるわけにもいかないし。今後のAVアンプの新製品に搭載されるにせよ、ハイトch用スピーカーを設置するのは当面マニアのみで、ほかはしばらく様子見になるのかも。ただし、ヤマハは2007年から独自技術で高さ方向の音場データを活用する「シネマDSP<3Dモード>」を搭載したアンプを市販しているので、すでに同社製アンプを使って9.1chシステムを構築している人なら、ほとんど手を加えずにDolby社やDTS社の技術も利用できそうです(アンプは買い替えなくちゃいけないけど)。
そんなに音響効果って必要ないかも。
スピーカーが多いだけでは話にならないから。
部屋の全てのものの配置や構成されている材質で、全然違うんだし。
音へのこだわりは、凝っている方なら終わりはないんでしょうねぇ~。
このホームシアター向けの新技術は、従来の5.1~7.1チャンネル(ch)のサラウンド音源に、AVアンプでのデコード処理を加えて「高い所で鳴っている音」用のチャンネルを生成し、室内の高い位置に設置した追加スピーカーに送って立体的な音場を生み出すというもの。
Dolby社が1月8日に発表した『Dolby Pro Logic IIz』では、フロントハイト(前方上)の2chを追加し、7.1~9.1chに拡張可能。CESではオンキヨーのAVアンプの試作品に同技術を組み込んでデモを行なったようです。
一方のDTS社の技術は、フロントハイト2chとリアハイト(後方上)2chを加えることで7.1chを11.1chに拡張でき、今のところ『Neo:X』と呼ばれている模様。
高さを表現できるようになることで、映画ではまず、航空機やUFOの飛行音、高所から飛んでくる砲弾や矢の音、雷や嵐の音など、ジャンルでいえばアクションやSF、冒険ファンタジー系の作品で効果音がよりリアルになることが期待できそう。音楽では、パイプオルガンの音やコンサートホールの残響音などの臨場感を高めてくれそうです。
ただまあ、ユーザーの立場からすると、追加のスピーカーは当然壁掛けか天吊りで設置しなければならないので、少々ハードルが高いのも事実。ウチもそうですが、賃貸の場合は壁や天井に穴を開けるわけにもいかないし。今後のAVアンプの新製品に搭載されるにせよ、ハイトch用スピーカーを設置するのは当面マニアのみで、ほかはしばらく様子見になるのかも。ただし、ヤマハは2007年から独自技術で高さ方向の音場データを活用する「シネマDSP<3Dモード>」を搭載したアンプを市販しているので、すでに同社製アンプを使って9.1chシステムを構築している人なら、ほとんど手を加えずにDolby社やDTS社の技術も利用できそうです(アンプは買い替えなくちゃいけないけど)。
そんなに音響効果って必要ないかも。
スピーカーが多いだけでは話にならないから。
部屋の全てのものの配置や構成されている材質で、全然違うんだし。
音へのこだわりは、凝っている方なら終わりはないんでしょうねぇ~。