ハンドヘルドコンピューターメーカーのPsion Texlogix社が昨年末「Netbook(ネットブック)」という名称は同社の登録商標であり、使用を停止するように求めた書簡を送っていた問題に関連して、DELLコンピュータがPsionの登録商標の無効を求めた上申書を米特許商標庁(USPTO)に提出していたことが明らかなった。
DELLは「Inspiron Mini」という破格版ノートブックPCを「Netbook」として広告媒体や自社販売サイト上に記載しており、既に一般名詞化した「Netbook」という名称の使用を停止するよりは、当局に対して登録商標の無効の上申書を提出することにより「Netbook」使用の正当な権利を得る方を選択したようだ。
上申書のなかでDELLは、「Psionは現在は『Netbook』という商品名の製品を長らく販売してはおらず、既に一般名詞化した『Netbook』という名称は登録商標として保護するのは不自然」とした上で更に「『Netbook』が登録商標だとするPsionの主張には一部嘘がある」とまで言及。対してPsion側は「2006年11月にNetbookシリーズの新製品を出しており、Netbookという名称の製品を販売していないということはなく、DELLの主張こそ嘘」と反論している。
Psion Texlogix社はイギリスのハンドヘルドコンピューターメーカーのPSION社とカナダのTexlogix社が2000年に合併してできた企業。
画像はPsion Texlogix社の元祖ネットブック「Psion NETBOOK PRO」のもの。「Psion NETBOOK PRO」は現在も販売を続けており、モバイルユーザーの間では一定の人気を博している。
DELLは「Inspiron Mini」という破格版ノートブックPCを「Netbook」として広告媒体や自社販売サイト上に記載しており、既に一般名詞化した「Netbook」という名称の使用を停止するよりは、当局に対して登録商標の無効の上申書を提出することにより「Netbook」使用の正当な権利を得る方を選択したようだ。
上申書のなかでDELLは、「Psionは現在は『Netbook』という商品名の製品を長らく販売してはおらず、既に一般名詞化した『Netbook』という名称は登録商標として保護するのは不自然」とした上で更に「『Netbook』が登録商標だとするPsionの主張には一部嘘がある」とまで言及。対してPsion側は「2006年11月にNetbookシリーズの新製品を出しており、Netbookという名称の製品を販売していないということはなく、DELLの主張こそ嘘」と反論している。
Psion Texlogix社はイギリスのハンドヘルドコンピューターメーカーのPSION社とカナダのTexlogix社が2000年に合併してできた企業。
画像はPsion Texlogix社の元祖ネットブック「Psion NETBOOK PRO」のもの。「Psion NETBOOK PRO」は現在も販売を続けており、モバイルユーザーの間では一定の人気を博している。