超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

泥火山でメデューサワームを発見

2008年12月10日 20時18分17秒 | Weblog
海底で新種のチューブワームが発見された。その姿形を発見者のアナ・ヒラリオ氏は、頭髪をヘビに変えられた伝説のメデューサに例えるが、もちろん見たものを石に変えてしまう目は持ち合わせていない。控えめなヒラリオ氏は、少なくとも1種にはギリシャ神話のその怪物にちなんだ名前を付けようと考えている。

 ポルトガルのアヴェイロ大学に在籍するヒラリオ氏とその調査チームは最近、カディス湾の泥火山で20種の小さなワームを発見した。カディス湾は、スペインの南西にある大西洋の入り江である。

 泥火山とはメタンに満ちた流動体が海底から染み出てくる場所のことであり、ヒラリオ氏によれば、そこは非常に豊かな生態系のエネルギー源になっているという。

 しかし、体内の特殊な器官内にすみつくバクテリアに頼って生き延びているチューブワームはとらえどころが無く、いまだ科学的にほとんど解明されていない。

 チューブワームはメタンなどの化学物質を沈殿物から吸収し、その物質を血液を介してバクテリアに送り届ける。受け取り側のバクテリアは有機炭素を生成し、その炭素はワームとバクテリアの両方の栄養分となる。

 ヒラリオ氏は、同じ遠征調査で発見した別種のワームには既に「Bobmarleya」という名前を付けている。そのワームのドレッドヘアのような姿形を見て、ジャマイカのレゲエシンガー、ボブ・マーリーを思い出したからだという。


未知。
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