超空洞からの贈り物

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「Ares I-X」向けへの改装作業が進むケープケネディー第39B発射台

2009年02月05日 20時29分44秒 | Weblog
画像はスペースシャトルに代わる次世代有人ロケットとしてNASAが現在開発中の「Ares I」の第一次検証用実験ロケット「Ares I-X」の打上げ実験をあと5ヶ月後に控えて、「Ares I-X」用への改装作業が進められているケープケネディー宇宙センター内にあるスペースシャトル用の第39B発射台。

 第39B発射台はスペースシャトルの退役が予定されている2010年まではスペースシャトルの打上げのバックアップ用に用いられるため、今回の改装作業では、落雷防止のための避雷針タワーの設置などに主眼が置いて進められている。

 本格的な改装作業はスペースシャトルが退役となる2010年以降から進められる予定。

 それでは、ケープケネディー宇宙センターにあるもう一基のスペースシャトル用の第39A発射台は、どうなるのだろうか?

 NASAによると、第39A発射台に関しては「Ares I」と同時並行的に開発が進められている物資打上げ専用の「Ares V」ロケット用に改装して使うと説明している。

 つまり、第39Aが「Ares V」専用、第39Bが「Ares I」専用となることとなる。

 「Ares」シリーズの打上げには、現在、スペースシャトルの打上げ準備に用いているアッセンブリービルを含めた複合施設を利用する必要性があり、元々はApolloロケットの組み立て用に建設されたアッセンブリービルとの位置関係から、第39A/39B発射台以外に用地確保を行うことは困難なことが、アポロ、スペースシャトル、アレスの3世代に渡って第39A/39B発射台が使われ続ける要因となっている。

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