超空洞からの贈り物

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ギリシャがTビル入札実施、16日デフォルトは回避へ

2012年11月14日 09時32分57秒 | 経済・経営・社会


 ギリシャ政府は13日、1カ月物と3カ月物の短期国債(Tビル)入札を実施し、総額40億6200万ユーロ(51億4000万ドル)を調達した。16日に償還期限を迎えるTビル50億ユーロの借り換えが目的。

 調達額はこの水準に届かなかったものの、今後2日間に非競争入札を通じて補充される。内訳は1カ月物が27億6200万ユーロ、3カ月物が13億ユーロ。ギリシャのプライマリー・ディーラーは、債務の借り換えは問題なくできるとの見方を示す。アテネに本拠を構える銀行の財務担当者は「Tビル入札で需要が充たされることに何ら不安は無い。15日までに50億ユーロ全額が追加入札で調達されるだろう」と見通した。

 利回りは1カ月物が3.95%。3カ月物は4.2%で前回10月の4.24%から4ベーシスポイント(bp)低下した。3カ月物の応札倍率は1.66倍。前回は1.9倍だった。

 モニュメント・セキュリティーズ(ロンドン)の金利ストラテジスト、マーク・オズワルド氏は「重要なのは応札倍率というより、3カ月物の利回りが10月と比べて大きく上昇しなかった点だ」と指摘。「ただ、ギリシャをめぐっては解決されなければならない重要な問題が依然山積している。危機終局には程遠い」と話した。

 ギリシャ政府は、次回支援の315億ユーロが支払われた時点で1カ月物Tビルを償還する考えだ。財務省当局者はロイターに対し、この日1カ月物を発行した理由について「1カ月物Tビルの償還期限が到来する前に、次回支援が受けられると予想している」と説明した。

 フランスのモスコビシ経済・財務相は、月末までの資金提供を目指すと明らかにしている。

ソース:ウォールストリートジャーナル&ロイター


 ただ…債務削減目標をめぐって、国際債権者である欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)との意見の食い違いが鮮明となっており、市場では債務危機悪化への懸念が再燃している。

 債務の対国内総生産(GDP)比を120%に低下させる時期について、ユーロ圏財務相らは2020年から2022年に目標を延長すべきと主張。これに対し、IMFは2020年の目標を堅持すべきとしている。

 ラガルドIMF専務理事は12日夜、「われわれは明らかに異なった意見を持っている。ここにきて大切なことはギリシャの債務持続性であり、国として再起できるかどうかということだ」と述べ、EUとの意見対立を認めた。

 両者が対立する背景として、債務を管理可能とするためにはヘアカット(債務元本の減免)もやむなしとするIMFの考えに対し、ドイツなどが強く反発していることが根底にある。


財政赤字削減目標の未達成について
トロイカはギリシャの構造改革の失敗との考え
ギリシャとしてはリセッションもあるとの考え

こんな状況なのに国内で暴動
短期的には絶対解決しない財務問題
他国のこといえないんだけどね…


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