超空洞からの贈り物

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軌道上で崩壊した旧ソ連の原子力衛星、NASAが当面の安全宣言

2009年01月28日 19時15分40秒 | Weblog
昨年7月に軌道上で崩壊かもしくは爆発を起こした旧ソビエト連邦が打上げた原子力電池を搭載する衛星の動向に関して調査を進めてきたNASAは26日までに、軌道要素解析の結果、核物質などが地上にまで落下してくる危険性は当面の間はないとする調査結果(Orbital Debris Quarterly News, Volume 13, Issue 1, January 2009)を発表した。

 この衛星は旧ソ連が1987年に打上げた「Cosmos 1818」という軍事衛星。昨年7月4日に突然、崩壊事象(fragmentation event)を起し、地上から観測可能な30個の破片で構成されるデブリ雲になったことが確認されていた。

 この衛星デブリの解析を担当したNASAでは、「Cosmos 1818」のデブリ雲は高度800キロの中軌道上にあり、これらのデブリが地球の大気圏に再突入を起こすのは今世紀中頃になるだろうと述べている。

 地上からの光学観測によると「コスモス1818」のデブリ雲は球形の金属のような独自の形を形成しているとしており、NASAでは原子力電池の冷却剤となる酒石酸ナトリウムカリウムが無重力の宇宙空間で凝固を起こしているのではないかと見ている。

 今のところ「コスモス1818」は軌道上で20年間に渡って、日照による温度上昇、陰に入ることによる温度低下を繰り返す内に衛星の構造部分にストレスが生じ、臨界点に達した段階で崩壊を起こしたものとみられている。

 昨年3月にはロシアが2006年6月に打上げた軍事衛星「Cosmos 2421」がやはり軌道上で崩壊を起し、地上から観測可能な500個の破片で構成された宇宙開発史上最大規模のデブリ雲を形成。デブリ雲が国際宇宙ステーション(ISS)の軌道コースに接近するという緊急事態が発生したころから衝突回避のためにISSが軌道高度の緊急変更作業を実施するということも起っていた。


そもそも人工物からデブリを発生させるなんて愚策過ぎる。
メリットが全くなく、デメリットの塊だしね。
ましてや今回においては放射性物質とのこと。
またしても次の世代に迷惑のかかることをやってる…

崩壊事象が仕方ないとはいえ、それを防ぐシステムないのか?
宇宙開発って、打ち上げて展開してデータ受信して終わり。。。
じゃないだろう。尻拭いまですべき。

もう、アホかと。
もし被害受けても補償しないのに。

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