超空洞からの贈り物

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シャトル輸送機に「おんぶにだっこ」、スペースシャトル「エンデバー」

2008年12月12日 23時31分34秒 | Weblog
画像は米太平洋標準時で10日午前6時、専用のシャトル輸送機に搭載されてカリフォルニア州エドワーズ空軍基地を離陸するスペースシャトル「エンデバー」。

 スペースシャトルは通常、フロリダ州にあるケープケネディー宇宙センターに着陸するが、ケープケネディーの気象不良に備えて、カリフォルニア州とニューメキシコ州にも専用の着陸用滑走路の準備がされている。

 ケープケネディー以外の滑走路に着陸した場合、スペースシャトルはまず、後部メインエンジン部分にテイルコーン(aerodynamic tailcone)が取り付けられた上で更に専用のガントリー(Mate-DeMate Deviceと呼ばれている)で持ち上げられて、シャトル輸送機の上に取り付けられて、シャトル輸送機に「おんぶにだっこ」状態で空輸されることとなる。

 どこに着陸しても同じようにも思えるかもしれないが、スペースシャトルの発射台はケープケネディーしかないため、ケープケネディー以外に着陸した場合、ケープケネディーまでスペースシャトルを輸送しなければならないと手間がかかるため、NASAでは着陸予定日を1日か2日程度、伸ばしてでも極力、ケープケネディーに着陸させることを選んできた。

 今回、「エンデバー」がカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に着陸したのは、シャトルに搭載している空気の余裕分、3日分を全て待ち時間に使ってもケープケネディーの気象不良が改善される見通しが立たなかったことが理由。

 シャトル輸送機でケープケネディーまで空輸しても大した問題ではないとも思うかもしれないが、NASAの発表によると今回の空輸に要する費用は180万ドル(約1億8000万円)。さすがのNASAでも単に空輸のためだけにこれだけの費用を投じることは避けたいようだ。


よく見かける光景ですね~。
お金かかってます。
でも人命かかってるから仕方ないよね。

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