超空洞からの贈り物

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アウディが新型5ドア・クーペを初公開

2009年01月15日 19時41分40秒 | Weblog
アウディAGは、1月11日に開幕した北米国際自動車ショー(デトロイトショー)において、プレミアム5ドア・クーペのコンセプトカーであるアウディ・スポーツバック・コンセプトを世界初公開した。

 このコンセプトカーは、A4/A5のプラットフォームをベースに開発された流麗なルーフラインを持つ5ドア・クーペで、アウディの今後のデザインの方向性を表現したモデル。VWパサートCCやメルセデス・ベンツCLSクラスなどとは異なり、リアにハッチゲートを備えた、実用性の高い“5ドア”である点が特徴だ。

 ボディサイズは全長4.95m、全幅1.93m、全高1.40mで、メルセデス・ベンツCLSクラスと比較して、全長と全幅は若干大きいが全高は30mm程低い。

 エクステリアは、新形状のシングルフレームグリルや直線的にリアエンドまで伸びるショルダーライン、Aピラー根元からリアにかけて大きなアーチを描くルーフライン、4本出しエグゾーストエンド、サッシュレスドア、ジェット機の翼をモチーフにしたスタイリッシュなドアミラーなど。10本スポークのアルミホイールは21インチとなっている。

 インテリアは、エクステリアと同様に水平基調にデザインされた。ダッシュボードやルーフライニング、シートなどには上質なホワイトレザーを使用。シートはダイヤモンドステッチ仕上げとしている。また、ストライプ模様のオーク調合板パネルやブラシ仕上げのアルミパネルピアノラッカー仕上げのパネルを各部に配し、クリーンかつエレガントな空間を演出している。

 さらに、全高は1400mmと低いが、室内はプレミアムサルーンと呼ぶに相応しい広々とした空間を確保。大開口のガラスルーフも採用し、高い開放感も実現した。ちなみにトランク容量は500リッターとなっている。

 パワーユニットは、2009年に米国と欧州で発売予定のQ7・3.0TDIと同じ最高出力225hp、最大トルク56.1kg-mの3.0リッターV6直噴ディーゼル・ターボ・エンジン、3.0TDIを搭載。このエンジンは、噴射圧2000バールのピエゾ式コモンレール燃料噴射システムを備えるほか、燃焼プロセスを精密に管理する世界初の燃焼室センサーを搭載。さらに、アドブルー(尿素水)をDeNOx(窒素酸化物除去)触媒コンバーターの上流に微量噴射することで、NOx(窒素酸化物)の最大90%低減を実現した排出ガス浄化システムを装備している。

 これにより、スポーツバック・コンセプトは、カリフォルニア州をはじめとした全米50州の排出ガス規制と、欧州で2014年施行予定の排出ガス規制EU6をクリアする優れた環境性能を達成した。

 トランスミッションは、デュアルクラッチ式7段2ペダルM/TのSトロニックを採用。駆動方式はフルタイム4WDのクワトロとなる。この結果、スポーツバック・コンセプトは、車輌重量が1800kgもありながら、0~100km/h加速7.0秒以下、最高速度245km/hという優れた動力性能を実現している。

 燃費向上策としては、アイドリングストップ機構や暖機時間を短縮する冷却水ウォーミング機能、電動パワーステアリング、慣性走行時にオルタネーターを積極的に回すエネルギー回生機構、低転がり抵抗タイヤなどを採用。これにより、欧州複合モードで16.9km/リッターという優れた燃費性能と、わずか156g/kmという低CO2排出量を達成した。

 シャシーには、CDC(減衰力連続可変)ショックアブソーバーやスポーツスプリング、走行モードの切り替えが可能なアウディドライブセレクトを採用。ブレーキはセラミックブレーキとなっている。

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