超空洞からの贈り物

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TOYOTA、オーリスをフルモデルチェンジ。

2012年08月20日 23時26分29秒 | car
トヨタは20日、日欧戦略車である5ドア・ハッチバック「オーリス」をフルモデルチェンジ。先代モデルの開発テーマ「直感性能」を強化しつつ、"スポーツ・ハッチ" という方向性がより明確になっている。



「直感性能」とは、トヨタによれば、「見た瞬間、乗った瞬間、そして走り出した瞬間に」魅力の全てが実感できる、ということらしい。具体的には、内外装をデザインと機能面の両方において磨き上げ、走行性能に関しても、今回は特に「欧州各国で走行テストを繰り返して鍛え上げた」という。

そもそもオーリスとは、ざっくりと言ってしまえば「カローラ」のハッチバック・モデルという位置づけ。初代は「カローラランクス」および「アレックス」の後継車として2006年に登場。今回のモデルチェンジで2代目となる。カローラの名前が外されたように、販売チャンネルもカローラ店では取り扱わず、ネッツ店のみの販売となっている。

ただし、今年5月にモデルチェンジした4ドア・セダンの「カローラアクシオ」とそのワゴン「カローラフィールダー」が、それまでより小型の「ヴィッツ」系プラットフォームに移行したことに対し、オーリスでは先代と同じMC(ミディアム・コンパクト)プラットフォームを引き続き採用する。これで名実ともにカローラ系とは決別したわけだ。エンジンは1.5リッター「1NZ-FE」型と1.8リッター「2ZR-FAE」型という2種類の直列4気筒が用意されるが、これらも先代から引き継がれている。



つまり、プラットフォームとエンジンのどちらも先代と変わらないわけで、だから今回のモデルチェンジは、内外装と走り方面の進化がポイントとなる。その方向性は「"スポーツハッチバックの新基準" を確立する」と明確に定められ、全高を55mm、着座位置も40mm下げることで低重心化を実現。ボディ剛性も従来比で約10%向上しているという。走行性能の開発に関しては「レスポンスの追求」をテーマに、「ステアリングやアクセルワークに対して敏感に応答するスポーティな走り」を目指したそうだ。

そのための改良点の1つとして、先代の上級モデルとも言うべき「ブレイド」がそうであったように、1.8リッター・モデルのリア・サスペンションがトーションビームから、4WD車と同じダブルウィッシュボーンに変更されたことなどが挙げられる。さらに操舵に対する優れた応答性を実現するため、ステアリングのギア比もよりクイックになっているそうだ。

6速MTのみの設定というスポーツ・グレードの「RS」では、サスペンションに専用チューニングが施され、フロントに大径ディスク・ブレーキを搭載。「180G」のSuper CVT-i(自動無段変速機)にはスポーツモードを追加し、さらにセンサーによって横Gを検知し変速比を維持する(コーナリング中に不要なギア比変速をしない)「S AI-SHIFT」というシステムが新採用された。



細かいことを言えば、1.8リッターの「RS」(6MT)では、最高出力がこれまでの147ps/6,400rpmから、144ps/6,200rpmへ僅かにダウン。その代わり、最大トルクは18.4kgmと変わらずに発生回転数を4,000rpmから3,800rpmに引き下げた(と同時に、MTのギア比も下げられている)。同様に「180G」(CVT)では、最高出力が144ps/6,400rpmから143ps/6,200rpmへ、最大トルクが17.9kgm/4,400rpmから17.6kgm/4,000rpmへと、やや低くなっている。1.5リッター・モデルの「150X」(CVT)は、最高出力110ps/6,000rpm・最大トルク14.3kgm/4,400rpmから、それぞれ108ps/6,000rpmと13.9kgm/4,800rpmに、こちらも少しばかりドロップしている(4WD車はまた微妙に異なり、105ps/6,000rpmと13.8kgm/4,400rpm)。

もちろん単にパワーが落ちたというわけではなく、どちらのユニットも圧縮比の向上や低フリクション化などの改良が施され、高効率化を図った結果の数値ということだ。燃費は先代が10・15モードで計測されているのに対し、今ではJC08モードが採用されているため直接比較は出来ないが、1.5リッターの前輪駆動モデルにオプションのアイドリングストップ機能を付ければ、「同排気量クラスでトップレベル」の19.2km/リッターを達成するそうだ。とは言うものの、カローラアクシオなら車両重量が130kgも軽いこともあり、同条件で21.4km/リッターを記録している。この辺りからも、オーリスとカローラでは進化の方向が違っていることが分かるだろう。

ボディ・サイズは、全高が先述の通り55mm下がって1,460mmとなり、全長は30mm伸びて4,275mmとなった。全幅1,760mmとホイールベース2,600mmは先代と変わらず。価格は「150X "C Package"」2WDの171万円から、「RS "S Package"」の225万円まで(いずれも消費税込み)。グレードによる装備の違いや内外装のカラー・バリエーションなど、詳しい情報については以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

toyota.jp オーリス

うん、普通に良い感じだと思います。
燃費があまり良くない気もしますが…
近くのネッツ店に試乗車来たら乗ってみよう。


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