NASAの火星探査衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」のメインコンピューター「Side A」が6日、突然ダウンし、バックアップの「Side B」の元で自動復帰がおこなわれていたことが衛星の運用管理を行っているジェット推進研究所(JPL)の発表により明らかとなった。
JPLでは8日に一旦、システムの運用をセーフモードに移行する作業を実施。10日にはセーフモードから「Side A」のリブートを実施し、衛星の機能は改めて正常な状態に復帰したと述べている。
MROは2006年3月の火星軌道到達後、これまでに6回ダウンしている(内3回は今年)。
今年に入ってからMROが頻繁にダウンを起こすようになった理由は今のところ不明だが、JPLでは宇宙線か太陽風による想定値を上回る放射線照射を受けたため、衛星の回路が一時的に機能不全に陥ったのではないかと推測している。
JPLでは8日に一旦、システムの運用をセーフモードに移行する作業を実施。10日にはセーフモードから「Side A」のリブートを実施し、衛星の機能は改めて正常な状態に復帰したと述べている。
MROは2006年3月の火星軌道到達後、これまでに6回ダウンしている(内3回は今年)。
今年に入ってからMROが頻繁にダウンを起こすようになった理由は今のところ不明だが、JPLでは宇宙線か太陽風による想定値を上回る放射線照射を受けたため、衛星の回路が一時的に機能不全に陥ったのではないかと推測している。