超空洞からの贈り物

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承認なしのタイヤ変更があったとスペイン紙

2013年07月02日 19時11分55秒 | car
前の記事に引き続きF1タイヤ関連でメモ

ピレリがあからさまなルール違反を行ったとスペイン紙が報じ、タイヤスキャンダルに新たな一石を投じた。

『Marca(マルカ)』紙の特派員であるマルコ・カンセコは、イギリスGPでタイヤトラブルが発生する前にピレリがFIAもしくは各チームへの周知および承認のないまま2013年のタイヤコンストラクションを変更したと伝えている。

カンセコはイギリスGPで大量発生したタイヤ問題に触れ、「最悪なことに、それはドライバーたちの生命を危険にさらしていた」とつづっている。

マルカ紙によればシルバーストーンで使用されたのはまったく新しいストラクチャーであり、内部のスチールベルトにケブラーの層が含まれていたという。以前には、ロータス、フォース・インディア、フェラーリの核チームがケブラーベルトを採用したタイヤの導入に反対している。

ザウバーとマクラーレンがスタッフをタイヤの破裂現場に派遣したときにルール違反に気づいたとカンセコは述べており、デブリの中にケブラーの破片を発見したと言う。

しかし、ピレリのモータースーポーツディレクターでありポール・ヘンベリーはこれを否定し、「(シルバーストーンで使われた)タイヤはバルセロナと同じコンストラクションだと保証できる」と語った。

そんな中、FIAはピレリに対してニュルブルクリンクでタイヤ問題が再発しないことを保証するよう求めており、そうできなければドライバーがボイコットする可能性も。バーニー・エクレストンは『BBC』に「それが起こるとは思わない」と話したものの、マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュは『Auto Hebdo(オート・エブド)』に次のように主張した。

「安全かどうかが定かでなければ(ボイコットの)危険性はある。しかし、それはわれわれがF1に望んでいることではない。こういった問題が(2005年に)インディアナポリスで起こったが、このスポーツにとってはひどくみじめなことだった」

「今は誰かを責めるときではなく、われわれは共に働いてソリューションを見つけなければならない」

『Telegraph(テレグラフ)』紙が予想するピレリのソリューションは、より安全なケブラータイヤを今週末に使用することだ。スポーツ面の視点から以前はケブラータイヤの導入を阻んでいたロータス代表のエリック・ブーリエだが、今は『AFP通信』に「われわれはこれをサポートする。安全性が最優先事項だ」とコメント。

F1最高権威のエクレストンも「彼らは(タイヤを)変更できる。ジャン・トッドFIA会長がそれに合意し、私がピレリに話した」と認めている。

フランスの日刊紙『L'Equipe(レキップ)』はF1がシルバーストーンの一件で"ズタズタになった"と伝えたものの、最もダメージを受けたのはピレリのイメージかもしれない。

ドイツのテニス選手であるボリス・ベッカーは『Welt(ヴェルト)』紙に「彼らがコンドームを作っていなくて良かったね」とジョークを飛ばした。

フェラーリのステファノ・ドメニカリ代表は、ニュルブルクリンクが高速のシルバーストーンよりタイヤへの"ストレスが少ない"サーキットだと見ている。


どーなってるのやら
こんなことしてるからF1の人気は低迷するんじゃ?


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