旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
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そんな旅行を書いていきます。

2024年7月 香川高知旅行

2024-07-23 | 国内旅行


ANAのセールがあったので、2024年7月に高松IN高知OUTで二泊三日の旅をしてきました。
往復で約1,7000円です。Lccでないので、安いです。高知はLcc飛んでるのかな?高松は飛んでないと思う。
どっちも国内線の小さな空港です。高知はJetStartのカウンターあったけど、しまってました。

今回は建築を見る旅です。
セールがあって、どこに行こうか考えて、そうだ!「イサムノグチ庭園美術館」に行ってみたかったのだと。
あと隈研吾が監修した(?)梼原町にも行ってみたかった。梼原町には過去にも行きたいと思って考えたことがあるけど、公共交通だと結構行くのが難しくて断念したところです。

【予定】
●2024/7/20(土)
6:55-8:10 羽田空港-高松空港
8:25-9:00 空港バス-瓦町
9:06-9:31 瓦町-祈り岩・与一公園前
 イサムノグチ庭園美術館
 徒歩12分  おうどん瀬戸晴れ
12:39-13:01 ことでん志度線 八栗駅-瓦町駅
13:12-13:28 由佐線 瓦町-室北口
 徒歩7分 栗林公園掬月亭
15:31-15:37 高徳線 栗林公園北口駅-高松駅 
15:40-16:08 子讃線 高松駅-丸亀駅
 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
18:49-20:50 丸亀駅ー高知駅
  ホテルタウンセンター 泊

●2024/7/21(日)
6:31-8:05 土佐線 高知駅-須崎駅
8:33-9:44 須崎駅前-四ツ角
  ゆずはらマルシェ 泊

●2024/07/22(月)
8:16-10:29 四ツ角ー須崎駅前
8:33-9:44   須崎駅ー高知駅
 高知県立美術館
  高知城
  ひろめ市場
18:05-19:30 高知空港ー羽田空港

イサムノグチ庭園美術館には高松空港から直行です。
ここは見学時間が決まっていて、予約がいります。1時間のツアーでまわります。
到着日の10時からの回を予約しました。
到着と空港バスの時間か15分しかありません。このバスで移動して、ぎりぎり間に合うぐらいの時間です。
はたして到着から15分でバスに乗れるのだろうかと思いましたが、私が乗ったANAのお客のためのバスに違いないと思い、10時の予約をしました。
飛行機の到着が10分ぐらい遅れて、だめかもしれないと思いながら、飛行機降りて直行。バスの出発時間も7分ぐらいおくれて、10時からの予約に間に合った😂。
国内線の場合は、到着時間から15分でバスに乗れるのですね。
空港バスからローカル線に乗り換えて、到着。
結構多くの人が受付に集まっていました。思ったより多い。40人以上かな?海外の方もいました。
入場料は一般の観光施設よりお高い、2200円です。

前にイサムノグチの企画展があって、パワーがあってすばらしい彫刻の数々が展示されていました。そこでこの美術館のことを知って行きたくなった。
ツアーは、野外のノグチの作業場のだいたい3カ所をまわるといった感じでした。納屋を改装した展示場や、ノグチの住んでいた家(のぞくだけ)もありました。
たくさんの石がゴロゴロしてました。インド等の世界や、日本の岡山とどこだったかな。。。集めた石だそうです。世界各国、日本各地からの石がある。
つるつるの大きな石の彫刻や、ゴツゴツして真ん中が点々に彫り込まれているもの、背が高くてねじられたもの、大きな石が敷地と納屋を改装した中に展示されています。
でもただの石ではありません。ノグチらしい力を放っています。
残念ながら撮影はNGでした。触るのも座るのもダメ。外国人カップルがベンチのような石に座っていたら注意されていました。子ども連れの方には、触らないようにと厳重に注意。たしかに触って崩れると危ないですが、そこまですることはないかと。
外だし、石だし、今時撮影は別に良いのではと思いました。ということでゆるされた一ヶ所でしか写真とれませんでした。
学芸員さん連れられて行きましたが、学芸員さんは心底イサムノグチを尊敬しているのだな、ということが伝わってきます。

見学の後は、近くの「瀬戸晴れ」といううどん屋さんに行く。歩いて10分ぐらいかな?ここは評判がよく、行列店だそうです。
11時半ぐらいだったので、待ってる人は2,3組しかいませんでした。よかった。食べて外にでたら、倍以上の人が待っていました。
冷たいすだちうどんと地エビのかき揚げをたのむ。
むっちゃ美味しかった。本当に美味しいかった!うどんは冷たくてつるつる、すだちでさっぱり爽やかな味でも、つゆ本来の味でおいしい。かき揚げはさくさく。エビのばりぱりところものさくさく。エビは殻つきでさくさくで、塩味がついたエビ本来の味がおいしいし、ころももおいしい!
さすがうどん県香川!!どんぶりにはすだちの種しか残りませんでした。
イサムノグチ庭園美術館と瀬戸晴れ、セットで回る事をおすすめします。
瀬戸晴れはまた行きたいお店です。


その後は栗林公園へ。掬月亭が目的です。
栗林公園は広く、美しい公園で、掬月亭以外にもいくつもの日本家屋と甘味処などがあります。明治三二に建設された日本のお城のような建物の商工奨励館には、カフェや伝統工芸品の展示と実演・販売があります。そのほかに、茶室や池など、見所はたくさん。
甘味処もいくつかあるので、この季節は庭に開けた甘味処で冷たいものをいただいてのんびりするのもおつです。
この屋敷は池の畔に建っており、襖を開け放つと270度オープンできて池が見渡せます。それも長方形の部屋で長径・短径・長径の270度です。(オープンできる部分が広いということ)。
細い木の柱数本で屋根を支えています。凄いですね。ヨーロッパの昔の建築は石を積み上げて作って、屋根も重いので、こんな風に数本の柱だけで270度オープンすることはできません。
軽い木を使う日本建築の工法と、なおかつ屋根を軽くする事で実現しているそうです。
お抹茶とお菓子付きで700円。湖畔の場所ではないけど、お庭をみないただいて、ゆったりできます。


次は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。
Brutusかなにかで見て、行きたかった所。計画立てたあとで近くにあることに気づきました。
丸亀駅前にどどーんとありましす。丸亀というと、丸亀製麺というチェーンのうどん屋から、うどんの街で、至る所にうどん屋さんがあるのを想定していましたが、ちがったようです。
美術館の後で、まあまあ評判のよいうどん屋さんに入ったのですが、東京で食べるのと変わらない味でした。というか、香川のうどん屋さんは午後早くには閉まってしまうので、開いているのはそこしかなかった。
有名人らしき人たちのサインもたくさん飾ってありましたが、がっかり。。。

美術館のエントランス正面には、白いキャンパスのような大きな壁に黒の一筆書きのようなかわいい絵と、黒と赤と黄色の彫刻があり、それが絶妙なバランスでした。どこにもない構えで、特徴があります。建物そのものがアートです。これを写真で見て行きたくなったのです。
谷口吉生氏の設計とのこと。晩年の作品かと思いますが、その発想は衰えないというか、今風といいか、POPというか、素晴らしい!
猪熊弦一郎氏は知らなかったけど、好みのアートでした。抽象画の作家さんなようです。
3階建てですが、3階までの吹き抜けがあって、ゆったりとフリーな感じを与える空間になっています。
3階からは吹き抜けごしの窓からは、丸亀の市内が見えます。
素晴らしい建物です。建物好きは、ぜひ訪れてください。


ことあと、丸亀から高知に電車で移動しました。
高知には夜到着ですが、高知の有名どころのひろめ市場に歩いて行かれる距離なので、市場にいって鰹のたたき丼を買って、ホテルで食べました。
ホテルはほとんど寝るだけでした。
格安だったホテルタウンセンターに泊りました。かなり年季が入っていますが、ビジネスホテルの割には部屋が広く、コストパフォーマンスがよかったです。簡単な朝食も無料でついているそうですが、私は朝早かったので食べれなかった。
値段は時期にもよると思いますが、安く泊りたい人のにはおすすめ。

朝6時過ぎにチェックアウト。梼原町に向かいます。
高知駅からローカル電車とバスを乗り継いでえっちらおっちら、のんびり約3時間、マルシェゆずはらに到着。バスはちょうど今日のお宿、マルシェゆすはらの前に止まります。
梼原町は周囲がうっそうと生えた木で詰まっているのがわかる山に囲まれている中にある村でした。
都会の人間からしたら、木の精霊がいるような感じのすごい森の山です。
梼原町には前から見かった隈研吾の建物があります。隈研吾の建物があるので観光客も訪れるような街ではないでしょうか。
そのもくろみ(?)は見事に成功しているように見え、公共交通ではバスが少ないし高知からは時間がかかるので、そういうことからも観光客が押し寄せるのを防いでいる、ほどよい観光の地になっているように感じました。
観光観光してるのはマルシェぐらい。
マルシェゆすはらはこじんまりした(村からしたら大規模ですが)観光客向けの施設。1Fがお土産屋で2階と3階がホテル。ここも隈研吾の設計。
ホテルの部屋はビジネスホテルと違い、広々していて、バスルームもとってもきれいでした。朝食付きで8千円ぐらいで泊れました。
マルシェの周囲には、昭和初期に建てられたゆすはら座や彫刻が立派な神社があります。だいたい徒歩10分程度の中にあります。

ゆすはら座は入り口があいており、ご自由にどうぞ状態。私が入ったときは、観光客もだれもいませんでした。
その後は、隣の歴史博物館のような施設にはいります。入場料は200円。ここも私一人。
ゆすはらの歴史には、「坂本龍馬脱藩の道」のよような展示もありました。道にもそういう看板があった。
高知といえば、どこでもある坂本龍馬。最近、九州あたりをよく訪れますが、高知市はもとより、広島県の鞆の浦にも坂本龍馬関係の施設があった。高知市には坂本龍馬の記念館がいくつかありますが、高知市だけでなく、周辺のいろんなんなところに坂本龍馬の展示があります。それだけ人気なのでしょうね。


なんといってもメインは隈研吾設計の雲の上図書館でしょう。
ここは公共施設では珍しくどこでも写真OKです。当たり前ですが、人を映りこまないように、のただしつき。
図書館は思ったほど大きな施設ではなかった。人口的にこれぐらいなんでしょうね。
中では地元の人と私のような観光客と共存してて、観光客が沢山写真とっていました。それは不思議な光景のようにも見えました。
図書館には靴を脱いで上がります。雑談OKで食糧持ち込んでよいスペースもあり、お手製のチーズケーキが美味しい素朴なカフェもあり、本よみながら大きなクッションや床でゴロゴロできるスペースもあり、自由な雰囲気でよい図書館でした。
のびのびと過ごせる素晴らしい設計で、天井全体から落ちる木組みが特徴です。鉄の柱に木組みの柱か張り付いていますが、これは装飾なのか構造的な物は謎でした。

マルシェから車で5分のところに、隈研吾の設計のホテルがあって、温泉と温泉プールがあります。マルシェから送迎がでていて、マルシェ宿泊者は温泉無料で入ることができます。
温泉は露天もあって、晴天であったこともあり、青い空と新緑に囲まれ、蝉の音と掛け流しのお湯の音がとても耳に気持ちよい、爽やかな温泉でした。
しかし、ゆすはらでは困ったことがあります。温泉からもどって7時ちょっと過ぎですが、食事をするところがないんです。
普通の街なので元々食事するところが少なく、潰れたお店やクローズしているところもあって、20時までオープンしている情報で目をつけていたカレー屋さんはSold Outでクローズ、もう一つのラーメンやも開いてなく、やっていそうなお店に入ったのですがお店の人は誰もおらずしばらく待っても無人。。。
結構、デイリーヤマザキの22時までやってるコンビニがあって、そこでお弁当を買いました。(しくしく(;_;))
朝食付きはあったけど夕飯付きはなかったはず。調理場なさそうですが、お弁当ぐらいは希望者に用意してくれてもいいかと思いました。
でっかいベットでぐっすり休み、翌日は朝散歩して、7時から朝食をいただく。
ここにも外国人のグループがいて、こんな小さな街の情報をどこから仕入れるのだろう、といった感じです。


朝食後、マルシェの前からでている8時のバスで高知市に戻ります。
高知は3回目かな?
高知市では、高知県立美術館に行くことは決めてたけど、それ以外は時間との調整で考えようと思ってました。美術館だけでは時間があまりそうだったので、まだ行ったことがない高知城に行くことにしました。
高知県立美術館は、TVの旅番組で建築好きと行っていた市川紗椰さんが訪れていていて、行きたい!と思ったところ。
外見が日本家屋風で、切り妻の屋根です。
高知駅から路面電車で向かいます。
入ると少女をテーマにした展示と、常設展でシャガールの「ダフニスとクロエ」の連作と高知写真家なの?石元弘泰博さんという建築写真家の伊勢神宮の展示が見られるチケットを購入。
ここもいい美術館でした。
とくに常設展のシャガールのコーナーが秀逸。高知県立美術館のコレクションだそうです。シャガールの収集に力を入れているのでしょうか。
でも月曜からか、がらがらでした。前に書いた隈研吾の設計の長崎県立美術館と同じように、もったいないと思いました。
次も路面電車で高知城へ。

その前にひろめ市場が近いことを知って、またまたひろめ市場へ。またかつおたたき定食1200円とかき氷600円を食べて、高知城へ。
ほとんどのお城は高台の上にあるのでそうだと思うけど、階段でひーひーしながら公園を上に上がる。
入場料を払って、これもほとんどのお城がそうだと思うけど、急なはしごのような人一人しか通れない階段を上がって天守閣へ。
上ると高知市が一望できます。高台に立っていて(大抵のお城は高台にあるが。。)なおかつ天守閣なので、素晴らしい景色です。
高知城の歴史館もあるのですが、時間も興味もなかったのでパス。

この後は駅でついついたくさんお土産買ってしまって(食料ばっかり)、飛行機で羽田へ。
帰りは窓側席で天気もいい上に夕焼け時間で、空の青、雲の白、夕日の赤のきれいな窓を見ながら到着です。



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