畑の道具を取るために物置に入ると、いつのまにかザルのなかに野良ネコの子猫が何匹も生まれていた! いや、生まれてから親ネコが連れてきたのか? 一緒に親はいない。かわいいことはかわいいのだが、そんなのすぐにでかくなってオッサン化(オバサン化)するであろう。それに正直、ワシはべつにネコ好きではないのである。迷惑である。いままでだってノラ猫が何匹も庭などで死んでいたことがあるのだ。ワシはとにかく、いったん入口を閉めた。
市役所に電話すると、生きているネコは取り扱えないという。動物愛護センターを紹介され、連絡すると、外に置いておけば親ネコが取りに来るはずだという。引き取り手はまずないので、ノラ猫化させるしかないということらしい。ワシはふたたび、物置へ向った。ひとりではなんかイヤなので、嫁(温ペン)を伴って…。
(つづく)
市役所に電話すると、生きているネコは取り扱えないという。動物愛護センターを紹介され、連絡すると、外に置いておけば親ネコが取りに来るはずだという。引き取り手はまずないので、ノラ猫化させるしかないということらしい。ワシはふたたび、物置へ向った。ひとりではなんかイヤなので、嫁(温ペン)を伴って…。
(つづく)